出発当日

出発までの準備

今年の「おじさん一人旅」は昨年10月のニュージーランドに続く南半球シリーズ第二段となり、行き先はケアンズである。ニュージーランドへ行ったのだから、タスマン海を挟んでお隣の国というか大陸のオーストラリアへも行かない手は無い、というわけなのだが、シドニーというオーストラリアで最大の都会はそれなりに魅力なのだが、この時期シドニーあたりまで南に下がってしまうと最低気温が8度くらいとやや寒いし、規模的にはもっと小ぶりなところでオーストラリア北東部の観光都市、ケアンズを訪れてみることにした。

ケアンズは夏場(日本は冬の時)は気温は高く雨季になり雨も多くて観光には雨具が欠かせないと聞いた。一方、日本が夏であるこの時期はケアンズは冬なのだが、気温は最低気温が14〜16度程度、最高気温が24〜28度程度で、乾季であり湿度も低くとてもすごしやすいというので期待が持てる。

とにかく、ケアンズ行きを決めたのは結構急であり、ニュージーランドのように相当前から計画していたわけではないから、いろいろアタフタしてあまり大した事前調査も出来ないままに出発日が迫り、いつものようにチェックリストを作ったり、ミニノートに種々の控えなどをプリントアウトして貼り付けたりといったことは、週末一回で終えてしまわざるをえなかった。

海外一人旅も四度目になると、さすがに準備も心得たものであるが、私は必ず持ち物リストを作る。それも手書きではなく、EXCELで表にして、「手持ちバッグに入れる」、「スーツケースに入れる」、「出発時に身に着ける」いう収納先を表の列にして、行には品目を取り、それぞれ数量などを埋めてゆく。準備する間に変わってくることは当たり前にあるので、その都度まず手書きで直し、適宜原本のEXCELファイルを修正する。そして最終出発時点では持ち物とぴったりあった表ができていて、万一紛失や盗難の際などには保険手続きのために内容物を思い出すのに四苦八苦することもない。まあ、そんなことはあってはこまるのだが...。最終版を残しておくのは、次回の旅行のときにこれが大いに参考になるからである。

出発の日

そして、いよいよ出発当日がやってきた。フライトは日本航空767便、カンタス航空168便との共同運航便で機材と乗員はカンタス航空、つまり事実上フライトはカンタス航空そのものである。悪いという評判は少ないけれど、飛びぬけて良いという話もないので、まあ、期待はしていない。

シャワーを浴びてすっきりした体で自宅を出たのは15時頃。しかし、直前にリュックの中を少々いじったので、駅の券売機のところで気になって見て見ると、レンズ付きフィルムが見当たらないようなだ。いそいで駅直結のスーパーでFUJIのAPS40枚撮りを購入したのだが、これは完璧な早合点で、違うポケットに入れ替えたのをすっかり忘れていたのである。まあ、無駄になるわけじゃないからいいけどね。ここで、教訓、出発直前には持ち物の収納場所は変えてはいけない。また、余談だが、パソコンなど持参するときは必ず現地で使う状態で動作を確かめることが必要で、初めてつなぐ周辺機器(デジカメなど)を十分テストせずにもっていってはいけない。つないで見たらドライバーファイルが見当たらないといった悲劇も起こりかねない。デジカメのメモリカードに至るまで完璧に使用して確認しておくべし。

話がずれてしまったが、成田までは事前にスカイライナーを予約していたけど、私の乗った車両も他の車両もがらがらで、見る限りでは一車両十数名程度の乗客しか乗っていないようだ。まだ、この時期だと学生も夏休み前だから家族連れはほとんど居ないから空いているのだろう。

新東京国際空港(成田)

17時過ぎ、成田へ着いてもJALのチェックインカウンターはどこもがらがらで、すぐにチェックインが終わってしまった。JALからチケット購入時に予めオーストラリアの入国カードを一緒にもらっていたけれど、チェックイン時には、私の名前とパスポート番号がプリントアウトされた磁気ストライプ付きの新しいカードを作ってくれて、これには "EXPRESS" と書いてある。係員によれば、これで現地でEXPRESS表示のあるレーンにならぶことができる(まるでスーパーマーケットみたい)のだそうだ。ちょっと得した気分?

まだ時間がたっぷりあるので、久々に見学デッキに出てみる。ANAのチェックインカウンターのある側(JALのカウンターとは逆の方向)から上ってゆくと、途中にデジカメプリントなる機械があったので、その場でデジカメで自分自身を写してプリントしてみる。うーむ、なかなか男前(どこがだ?)。

ちょっと小腹がすいたので、空港内の「讃兵衛」で「山菜うどん」を食べる。うどんが750円、税金37円で締めて787円也。昨年のマウイ家族旅行では、その近くの「そじ坊」で食べたけれど、大ざるが「のびて麺がかたまった」状態のとんでもないものが出てきた。それもすぐではなく、相当時間待たされた挙句である。もう成田の「そじ坊」は金輪際何があっても絶対に行くものか!である。ちなみに「山菜うどん」は薄味でうどんはしこしこしていて、成田空港という場所を考えると上出来である。

18時半、出国手続き終了。パスポートコントロールの内側も大変すいていてガラガラである。ここで、まず、J.D.SHOPPERSで妻から頼まれた化粧品を買う。免税でJALカード支払いで10%引きなのでかなり得した気分。

私の乗る、JL767/QF168は今日のゲートはC-83である。そういえば、今年の香港行きでは、Eゲートで本館から下に下りてからしばらくうろうろしたっけ...。まさか、バスで行くのがEゲートだとは知らなかったからなぁ。

水を買おうと免税店の中を見たが無かった!うーん、ここが一番安いのに。仕方なく、カフェテリアで200円の黒部の水を買うが、後からみたらゲートのそばの売店のほうは150円で安かった!くそぉ、損したな。

搭乗、そして出発

19時45分、搭乗開始。やはり767-300は小さい。2-3-2の配列は小さいけど、窓際にすわっていてトイレに行くときには、障壁は1人だけなのが利点かもしれない。行きは少しでも邪魔されずに寝たいから窓際を、帰りは昼間で起きていて飲み食いも頻度が高いので、すぐにトイレに立てるように通路側を指定しておいた。

妻に機内販売のカタログ紙を持ち帰れとの指令を受けていたが、どうもおもちかえり出来るような物ではなくて、それにかなりぼろぼろなのでやめた。

20時20分、離陸。あれ?サテライトを離れてからやけに離陸まで早いじゃん。サテライトだと滑走路は反対側だから延々タキシングしているのに、今回はやたら早い。それにどうも見える夜景が違う。とおもったら謎がとけた。滑走路への誘導表示をみたらB滑走路なのね。つまり暫定オープンした短いほうの滑走路だ。767-300だとこの滑走路でもオーストラリア便は飛べるんだ.....。

JL767/QF168

搭乗してから離陸に入る前に乗務員がイヤホンを配り始めた。そう、座席ポケットには入っていなかったのである。そのあと、カンタスのマーク入りの10cm四方くらいの小物入れを配っている。なんじゃらほい?あけてみると、ソックス(何で?ソックス?臭うから履き替えろって?)、アイマスク、歯ブラシが入っていた。ソックスはともかく、このアイマスクはちょっと普通の旅行用品店にあるのと違って、鼻と頬の間に隙間があかない工夫がされている。普通のアイマスクをするとわかるけど、下部から光が結構入ってくるのである。このアイマスクは、実際利用させていただき少しでも睡眠時間を稼ぐのに役に立った。これは今後の旅行でも使わせていただこう。

しかし、よろこんでばかりも居られない。今日の便はエコノミークラスの前方から39列迄のスクリーンが壊れていて映らないという。まあ、私は寝るからいいんだけどさぁ....。シートはJALのハワイ線の747-400より座り心地がよく、腰がかなり楽で、ヘッドレストも上下し、左右を手前にして頭を支えることができるようになっているのが嬉しい。これがあるとないとで疲労が随分違うのである。JALのハワイ線の機材のシートはなんでああも座りにくくて腰がいたくなるのかねぇ。ニュージーランド航空も、カンタス航空もJALのシートよりずっと良いぞ!凝っただけでうまくもない機内食につまらない金を使うよりエコノミーシートに金を使ってくれ!

21時すぎ、ディーナータイム。メインは「チキンの味噌焼きとごま入り御飯」「鮭の照り焼き」からチョイス。私は前者を選択し赤ワインも貰う。メインのほかになにがついていたかというと、テーブルロール、いなり寿司一個、オシンコ巻き、山菜のつけあわせ、チョコレートシュークリームである。ナイフやフォークなどは金属製、ゴブレットもガラス製だが、ワインはプラスチックのコップに入れてくれた(笑)。味は飛びぬけて美味しいとはいえないが、毎度おなじみ見掛け倒しのJALハワイ線よりずっとまともである。ごま入り御飯って何かとおもったけれど、要するに幕の内弁当のあの型押し御飯にごまを振りかけた、あれである。なーんだ....。

食事が終わっても、なかなか下げにこない。早く手洗いを済ませて少しでも眠りたいのになぁ。お隣さんは後ろのほうの席の家族連れの片割れらしく、お父さんが私の隣。どうも顔立ちが違うなぁ、と思っていたら、入国カードをちらりとみたら日本名ではなかった。でも、読んでいた資料やツアー(AVA)の旅程表は全部日本語だった。

そんなこんなで、あまり眠れそうも無いけれど、でも、とりあえずお休みなさい。

(出発当日終了)

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