
昨年のケアンズの宿も朝食付き(問い合わせたらディスカウントレートは出てこなかったが、朝食を付けて空きがあればエクゼクティブフロアへアップグレード付きにしてくれた)で、今回はBed&Breakfastなので当然朝食付きである。朝食付きであることのメリットは、今朝はどこでたべようか...という心配をしなくてすむことだが、その一方で変化がない場合は飽きてしまう。
実際問題、これで四回目の朝食だけれどボチボチ飽きが来た。でも仕方無いので、昨日と同様のメニューを頂く。すなわちフルーツ、紅茶、オレンジジュース、ソーセージ2本、落とし卵(pouched eggs)にトーストだ。落とし卵にしたのは、脂と塩分の点から大正解だ。いつもなら8時過ぎにダイニングに降りると、大抵誰か居るのに今日はだれもいない。土曜日だからお寝坊さんなのかしら。
明日は早めに宿を出るので、ホストに「後で宿代の支払をしたいから...」と告げて、恐らくクロイドンハウス最後の朝食を頂く。ここのダイニングの鳩時計は何故か30分ほど遅れていて、実時間の8時半になると、この時計は8時になって鳩が8回鳴く。
食事を終えて、クレジットカードにて支払を済ませる。5泊で合計NZD450.00、つまりおよそ31,500円で1泊あたり朝食込みで6,300円だから、市内の便利なところであることを考え、なおかつ部屋にシャワー・トイレ付きであることを考えれば安いほうだろう。
クライストチャーチの人はよくオークランドへ行くのかと尋ねると、ビジネスではよく行くらしい。ホストによればクライストチャーチのバスシステムは2年前に再編されて今の路線になったのだそうでたいへん便利である。この街は手ごろな広さにまとまっていて便利だが、オークランドは広いところに散らばっているから不便だという。たしかに、ショッピングセンターにしても、ここはThe Orbiterを使えば短時間でハシゴができてしまうし、運転間隔も10分と大抵の日本の地方都市のバスより便利だ。
後日談にはなるが、筆者はこのあとオークランドへ移動して、そこでもバスを使ったわけであるが、あらためて、ここのホストの言葉が事実であると体感した。バスシステムは絶対にクライストチャーチのほうが、よく整備されていて便利だし、確かにオークランドは広い範囲に散らばっていて、少々不便である。そのため、どうしても車が必要になり、市内はいつも車が渋滞している状態になりつつある。そういう意味では住むなら、オークランドのほうが気候は穏やかだが、クライストチャーチのほうがいいかもしれない。
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| 宿泊先候補の一つだったGrange Guest House (B&B) | 土曜の朝のアーマー通りは閑散としている |
宿代の支払の時に、シャトルサービスのことを尋ねたら、Super Shuttleが一番信頼できるという。一昨年のニュージーランドでも、クィーンズタウンとオークランドの宿と空港の往復に合計4回使ったが、どれも時間通りできちんとしていた。
食事を終えてリビングで新聞を読んでいたら、いつも一人で食事をしているリンダという女性が降りてきた。彼女は旅行かビジネスか....? それはともかくとして、今日はどうするか。土曜日という休日だから、観光客も休日であるべし、だろう。
まだアートセンター(Art Centre)へは行ったことがないので、朝のすがすがしい空気を吸いながら、Cathedralとは反対方向にのんびり歩いて行く。Art Centreはまだ開いたばかりだが、案内版をみると週末は出店がでたりしてなかなか面白いようだ。申し訳ないが、現代美術にはあまり興味がないのであるが出店には興味がある。
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| 朝日に輝くカンタベリー博物館 | いかにもクライストチャーチらしい風景 |
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| 謎の芸術、天国への階段? | アートセンター中庭 |
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| アートセンターの前からCathedralを望む | 新旧自然に隣り合っているのもこの街の特徴 |
中へ入ってわかったのは、ここは一つの大きな建物ではなくいくつかの建物があつまっていて出きていて、中央には中庭がある。その中庭の上には宙に浮いた家と階段状の作品があって、はて、これは何だろうと首をかしげる。ひょっとしたら、天国への階段か?
なお、うろうろしていると大荷物を抱えたおばさんが「まだ、早いわよ、10時からだから」と笑みともに言い捨ててどこかへ行ってしまった。何が早いのか良くわからなかったが、ウーセスター通りのほうへ出てみてわかった。なるほど、中庭の出店が10時からということなのだ。
では、あと1時間ほどして戻れば良かろうと、いかにもクライストチャーチという風景をデジカメに納めながらAVON川の付近を散策していると、パンティングが始まるのをまっている老夫婦がいた。カップルや女性ならパンティングも絵になるが、おじさん一人では絵にもならないのでここは眺めるだけにする。
そうだ、シャトルを予約しなくては。近くの公衆電話からSuper Shuttleに電話をする。慣れないうちは英語の電話にどぎまぎしたものだが、今は別段どうということはない。聞き取れなければ、適切な言い方で聞き返せばよいのだ。明日の朝、クロイドンハウスから空港まで一人で、8時頃空港につきたいというと、7時半にピックアップにゆくという。予約内容を確認し(これはとても大切)相手の名前を聞いて電話を切る。当然のことながら、名前を聞くときは、"What your name?" なんて乱暴な聞き方をしないようにする。せめて、"May I have your name, please?" くらいは心がけるべしだ。
そうこうするうちに、コーヒーが飲みたくなり、さらに歩いているうちにCathedral Squareにきてしまったので、スターバックスでNZD3.60のカプチーノで休憩。ぼちぼちArt Centreに戻っても良さそうな時間になってきたので戻ってみるとしよう。
さて、Art Centreへ戻ると、いろいろな出店が開いている。特に何かを買うわけではないが、こういうところはなかなか楽しいものである。ここには、建物内にも多くのショップがあって大体は午前10時からやっている。いろいろ見て回っているとさすがに日本人観光客を何組か見かけた。ハワイあたりを一人で旅をしている人はほとんど見かけないわけだが、ここクライストチャーチには人種・国籍を問わなければ大勢見かける。
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| 手作り?バザーでにぎわう土曜日のアートセンター | 迫力満点のケバブ | ||
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| アートセンターにはこのように美しいステンドグラスもある | 美味しそうなフルーツも売っている | ||
Art Centreをうろうろする内に昼を過ぎて腹が減ってきたので、何件か出ている屋台の中から、ケバブの店を選んだ。ケバブは二件ほど出ていたが、沢山人だかりのあるほうにした。ラムのケバブでNZD6.00だ。ケバブというのはピタ・パンというパンの一種(というか、インドのナンに近い)に、肉とサラダを巻き込んで酸味の効いたソースで食べるものだ。ピタ・パンなので、すきっ腹はピタと静まるとか、またしても下らない洒落が頭をよぎるわけで、どうにも困ったものだ。
味としては、依然オークランドのビクトリア・マーケットで食べたもののほうがおいしかったかもしれない。ベンチに座って食べていると、雨がぱらついてきた。天気予報では晴れのはずだったのに....。といっても、ほとんど霧雨のようなものであまり濡れる心配はない。
妻に子供達のためのTシャツを頼まれていたことを思いだし、今の内に買っておくことにした。この地はこれから冬に向かうわけで、デパートなどでは秋冬ものがメインなのは当然で、となると、不本意ではあるが土産物屋に行くしかない。コロンボ通り(COLOMBO ST.,)のCathedral Squareの北側が土産物街なので、たまたま目に入った「Colombo Souvenire」という店に入った。
しばらく見ていると、店員が英語で話しかけてきた。子供のTシャツを探していて、身長はこれくらいだと英語で答えると、それならサイズは多分12くらいだろうと予想通りの答えだ。筆者はしばらく迷ってから二種類の柄を選び出しカードで精算をした。
この店員はアジア人で、雰囲気からするとかなり日本人っぽいので、「失礼ですが、日本の方ですか?」 と英語で尋ねたら、やはり日本の女性で、彼女のほうは私の出したカードのサインをみて初めて日本人だとわかったという。まあ、筆者の顔の見た目からすると海外ではよくある話なので別段驚くにはあたらない。それにお世辞でも「英語がお上手なのでわからなかった」といわれると悪い気はしないではないか。このあと、AOTEAという土産物屋でCathedralの立体マグネットを、Cathedralの売店で別の立体マグネットを購入した。
先ほどの日本人の店員さんによれば、この時期は寒くなってくるので、クライストチャーチの観光客のピークはもう終わったのだという。さらにSARSの影響で日本からのツアー客が軒並みキャンセルで激減しているのだそうで、ツアーと組んでいる土産物屋(たとえばOKギフト)などはかなり影響が出ているらしいとの話だった。
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| City Mall西側にある追憶の橋 | エイボン川沿いにある建物だが何だろう? |
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| ここまで美しい秋の風景はほとんど絵の世界だ | 日本でもよくある消防署の一般公開に偶然遭遇 |
街の繁華街はかなりうろついたわけだが、宿のあるアーマーストリート(ARMAGH ST.)から北のほうとか、エイボン川(AVOON RIVER)沿いは歩いていなかったことを思い出して、腹ごなしに雑踏をはなれてみることにした。出発点はエイボン川のウーセスター通り(WORCESTER ST.)の橋のところから下流に歩いて行くことにした。
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| 形はいびつで大きいが、美味しかったマフィン |
この時期のクライストチャーチはまさに秋真っ盛りで、エイボン川のコロンボ通りの橋の上からみた光景は絵そのもの美しさだ。カメラを手に歩いていた他の観光客も気付くことは同じで、この光景を端の上から写真に撮っていた。思うに光の当たる方向からすると、おそらく14〜15時くらいがベストな光景になるのではないか。黄色く色づいた葉にいい具合に太陽光線があたるのだ。
この後、コロンボ通りを南に下ると、TYの看板を発見。「Bearing Gifts」という店だ。ビーニーベービーに目新しい物はなかったが、Tシャツで可愛いのがあったので妻のために購入した。
さすがに、歩き疲れたので、The Crossingにあるマフィン・ブレークでチョコレートチップ・マフィン(NZD2.50)とアールグレイのブラックティー(NZD2.50)で休憩し、先日もらったカードに2つめのスタンプをもらった。4つ集めるとほっとドリンク無料なのだが、果たしてこの店はオークランドにもあるのだろうか...。そこで紅茶とマフィンを頂きながらHP200LXを取り出してこの文章を書く。かなり時間もたったのだが、夕食時にはまだはやい。
先ほど自宅に電話したときに、子供がお父さんからメールがないといっていたもので(実は妻にしか出していない)、これで三度目になるSquareのインターネットカフェに行って子供へのメールを書いた。すると、大学時代の友人から引っ越しましたメールが来ていて、それにニュージーランドにいるよ、と、返信したら、たまたま彼がメールを出した直後に私がアクセスして結果的に筆者が速攻で返信したらしく、ゴールデンウィークなのにすぐに返事がきたので、自分と同じく自宅でアクセスしているのかと思ったら、ニュージーランドだというので大いに驚いていた(それはそうだろう)。彼は、それにしてもおじさん一人旅でインターネットカフェとは、他に行くところがないのかい?と、のたもうたが、断じてそういうところに入り浸っているわけではないのは、この旅行記を読んでいただければわかると思う。
今回は、PC持参ではないので家族にメールを書くために、滞在中合計3回で3時間使っただだけである。
さて、インターネットカフェを出たら丁度6時で夕飯に頃合の時刻だ。土日のニュージーランドの街は非常に早いのを知っているから、同じ時刻でも昨日の金曜日は街は活気に溢れていたのに、今日はまるで深夜の東京の街のように人も少ないのを見ても驚きはしない。今日は二日目の夜にビビンパを食べたMOM'S 24にしようと決めていた。
一人で気軽に入れる安い夕食としては、開いているのは中華、韓国系ばかりで、あとはマクドナルドとかKFC(日本では略称を関東はケンターキー、関西はケンタとかいうようだが、英語圏では看板も呼び名もKFC)とか、バーガーキングくらいで、他にはTAKE AWAYの店ばかりだ。もちろんオックスフォード・テラス沿いにあるオープンのカフェは別だが、外で食事をするにはちと寒いのだ。
MOM'S 24の近くへ来て驚いたことに満席だ。さきほど歩いた範囲では中華系はガラガラだったのに、韓国料理と日本食だけを看板にあげているこの店は、SARS面でも安心感があるのかもしれない。だが、実際の所はコロンボ通りのSquareの北側の土産物屋街で、近くに安くて遅くまで気軽に安心して入れる店は見た限りではここしかない。階段を上ったりすれば店はあるが、この店は角地でガラス張り、メニューも店頭掲示してあって味は不明でも安心度が高いのだ。旅先の一人旅の夕食は味より安心度が優先する。
筆者にとって二度目のこの店で、石焼きビビンパを頼んだ。こちらのほうはNZD15.00ということで、これまで食べた一回の食事の単品の価格としては恐らく最高の贅沢だ。この店は、こういうチープな店としては味は悪くない。何をたのんでも味噌汁がついてくるのは笑えて、先日などは二人で四品ほど頼んでいた欧米系の客に、味噌汁が律儀にも4杯も出てきて、二人なのにテーブルにおわんが4つ並んでいるのは、おかしいやら、あきれるやらだ。
ちなみにこの店には弁当(いわゆる幕の内弁当)もあるが、さすがその大きさはでかい。入れ物からして、日本のお上品な店の幕の内弁当の倍はあろうかという、横長の器にぎっしりと、、おかずやら御飯やらがつまってくるのだ。このメニューは結構人気があるようで、これを食べている人を何人も見かけたのはびっくりだ。
食事を終えたら宿に戻って移動の支度をしなくては...。といっても、出かける前には移動日に切るシャツやズボン以外の衣類や身の回りの物は、全てトランクにきちんとつめて出かけているから、移動の準備と言ってもたいしてすることがない。せいぜいクライストチャーチで買ったお土産を整理するくらいだろう。ちなみに、筆者が今回ここで購入した物は次の通りだ。(現地で消費した食べ物や雑誌を除く)
(第5日目終了)