「お替わりはいかが? 〜1394〜」

1999.04.28 (Wed) ==========================

□ 海外での同胞達のマナー 〜2〜

 もっとも良く見かけるのはタバコの投げ捨てである。ホノルル国際空港でも
何度か見かけたことがある。建物の外に出ると待ってましたとばかりにタバコ
を取り出して火をつける人は珍しくない。当然その吸殻は日本でやるのと同様
に足元にポイ捨てである。そこが禁煙であろうがなかろうが気にする風さえ見
受けられない。中には空港ロビーをくわえ煙草で歩きその吸殻をロビーにポイ
捨てする奴さえいる。こういう連中は強制国外退去か現地法に即した罰則を即
座に果たすべきであろう。

 別に旅先だから小さく堅くなっていろなどとは言わない。大切なのは現地の
習慣を知り、旅行者も現地の人も快適に過ごせるような心配りであろう。それ
があればタバコのポイ捨てなどできないはずだし、レストランで大声で騒ぐな
どしないだろう。すべては自己中心主義のなせる結果だ。こういう連中は海外
でのみマナーが悪いわけではなく、国内においてもポイ捨てや大騒ぎの常習犯
であること間違い無い。あるいは団体行動のときは大騒ぎするが、一人になる
と現地の人に英語で話し掛けられるとそそくさと首をふって逃げてしまうよう
な臆病者だろう。

 一人では「ここでは絶対文句を言うべきだ」というときに文句も言えず泣き
寝入りをするくせに、大勢になるとマナーはおろか周囲への配慮も完全に失っ
て大騒ぎし、自分たちが悪いのに店に文句をつけたりする馬鹿どもは国内外を
問わず非常に多い。私の知る限りにおいて、米国文化圏リゾートでは、サービ
スや商品に不満があるなら、その場で嫌味ではなくはっきりと堂々というべき
である。それは悪いことでもなんでもないのだが、なぜか日本人は遠慮しがち
で文句を言うのが悪いことのように思っている。国内ではそれでいいかもしれ
ないが、海外ではその場でクレームを言わなければ後の祭、それで納得したと
いうことになる。

 よくあるのがレストランで注文と違う品がレストランで出てきた場合だ。
SPAMとHAMなどは発音が良く似ているので、こちらの発音や聞き取りがわるい
と間違えたオーダーにとられてしまう場合がありこれはどちらが悪いとは言い
がたいのだが、一般には違うものが出てきたら即刻その場でクレームを出すべ
きである。また、勘定一つにしてもチェックするのは決まり悪いように思って
いる人がいるが、伝票に穴があくほど見つめてチェックし、疑問があればすぐ
にその場でたずねて解決するのが原則だ。そのまま支払いをすませたら、それ
を客側がすべてみとめたということになり、あとから何を言っても無駄である。

 何にせよすべては人と人との繋がりから始まっているのだが、相手を思いや
る心を忘れてはいけないと同時に、金銭授受を伴う場合は妙な思いやりは発揮
しないで、YES/NOをはっきりしたほうがよい。

(完)