「お替わりはいかが? 〜1467〜」

1999.07.10 (Sat) ==========================

□ メールソフト 〜2〜

 何かと槍玉にあげられそうなHTMLメールも、多数の相手への同報やMLへの投
稿などに使うのではなく、相手もHTMLメールの読み書きができそれに抵抗がな
い人なら、場合によって積極的に使ったほうが表現力は倍増する。単なる文字
だけで表現できることには限りがあるが、HTMLメールで写真や絵を合わせレイ
アウトを工夫したりすることで、手間はかかるがそれだけ表現力は増すのであ
る。食わず嫌いはよろしくない、相手を選んで積極的にHTMLメールも使うべき
だ。ただ写真や絵をつけるときはくれぐれもファイルサイズには注意して欲し
いが...。

 さて、メールソフトのほうだが、私は最初はシェアウェアのAL-MAILを使っ
ていた。他のメールソフトを知らないうちはこれでもよかったのだが、当時の
AL-MAILはインタフェースもWindows3.1時代のものを引きずっているようであ
り、機能的にもメール数が増えるとかなり不便な思いをするようになってきた。
AL-MAILが私のWindowsでもメールソフトの始まりだったのは記憶しているが、
ここから先は順序がよくわからない。NetscapeのMailや当時の(今でもある
が)Microsoft Internet Mail、Eudora Pro、Outlook97/98、OutlookExpress
など多岐にわたる。当時のNetscapeとMicrosoft Internet Mailは趣味に合わ
ないし機能的にも不満なのですぐに使わなくなった。

 Eudora ProはVer3とVer4を使った。Ver3はほどほどに良かったのだがVer 4
になって非常に重くなってしまったのと、メールの検索があまりにも機能が低
すぎて不便なのですぐにつかわなくなってしまった。最近では最後まで競り合
っているのが、シェアウェアのBecky!(Ver1.25.06)と、Outlook98、Outlook
Express 5である。Becky!は良いのだが、他のソフトウェアとの関係、特に市
販ソフトとのいろいろな連携に弱点がある。市販ソフトは市販ソフトしか対象
にしていないのである。Outlook98はメジャーでもありHTMLメールの送受信に
も問題はないのだが、メール作成ウィンドウでどうやっても英数字のフォント
がFixed Sysの10ポイントにならないでプロポーショナルフォントが使われて
しまう。2バイト文字はFixed Sysにすることができるのに...。それも一旦セ
ーブするとFixed Sysになるという妙なことから使うのがいやになってきた。

 そして今はOutlook Express 5である。これはさきのようなOutlook98の欠点
もないし、アドレス帳は私がPIMとして使っているOutlook98のそれがそのまま
共用できる。ただし、送信済みメールの再利用ができない。つまり送信済みフ
ォルダに入った送信済みメールの一部を改変して再度送信することが簡単には
できないのである。

 どれをとっても一長一短であり、まだまだメールソフトの模索は続きそうだ。

(完)