「お替わりはいかが? 〜1496〜」

1999.08.08 (Sun) ==========================

□ 海外旅行にハマる 〜2〜

 かかる費用に大差ないなら、国内は先々年老いてからでも行くことができる
からと考えて海外に目が向く。私自身の好みはビーチリゾートが大好きで、な
おかつ英語が使えて、レストランやカフェで煙草に悩まされなくてもすむ米国
圏を選ぶことになる。特に気候の快適さからハワイ州は大好きで、とりわけ日
本人観光客がオアフ島に比べて少なめで、なおかつ日本人移民が多く現地の人
が日本人にはあまり抵抗がなく、時間的距離的には手軽なのハワイ島やマウイ
島は素晴らしい。

 海外旅行でのもうひとつの楽しみは、地元の人や他国(あるいは米国)から
の旅行者とのコミュニケーションであろう。私自身はまだまだ「照れ」が抜け
ないからあまり自分から積極的にどんどん話し掛けるという境地にまで達して
いないが、それでも現地の人や米国人観光客はフレンドリーな人が多く、あま
りこちらの国籍などは意識しないようで気軽に話し掛けてくる。ハワイ島のス
ーパーでPCソフトのコーナーを眺めていたら、地元民らしい白人男性が、二種
類のウィルス対策ソフトのどちらがよいかを相談してきた。彼は私からいろい
ろ聞きだして「それじゃこちらを買うことにしよう、だが、妻に相談しなくて
は」と言って去っていった。どうも奥様の許可が必要なのはいずこも同じらし
い。あるいは、ハワイ島のボルケーノのある場所で、米国人観光客が「どこか
ら来た?」と聞くので「日本だ」というと、「日光へ行ったことがあるがあそ
こはすばらしいね」という。残念ながら私は日光へ行ったことがない旨を告げ
ると逆に驚かれたりした。その彼とは車の近くでまた会ったので「Have a nic
e trip!」と今度はこちらからにこやかに声をかけた。当然彼からもスマイル
いっぱいの同じ言葉が返ってきたのはいうまでもない。

 とても小さなことだが、実はこうした小さな触れ合いというのは、照れが多
く人前で警戒心を解かない日本人同士ではなかなか無いのが実態だ。また、私
自身が英会話を継続的に勉強していることもあって、自分がどこまでコミュニ
ケートできるのかを実地で試す良いチャンスでもあるのだ。普段外国人から習
っていると、外国人から話し掛けられても固まらないようになったのがまず最
初の大きな進歩だと感じたのも海外であった。こちらから尋ねたり話し掛けた
りするにも一大決心をする必要がなくなったのも感じた。ともあれ英語による
コミュニケーションを楽しめるというのも個人的にはメリットなのである。

 とにかく、スタイルや目的はどうあれ、海外旅行は国内旅行よりハマる要素
が多いようだ。次の家族海外旅行は来年夏になるが、どうもそれまで我慢でき
そうもなく、知人のいる西海岸への一人旅行も考えたりしている今日このごろ
だ。

(完)