「お替わりはいかが? 〜1567〜」

1999.10.18 (Mon) ==========================

□ 重いバッグ

 1997年1月に "Libretto30" を購入して以来、毎日の通勤にはいつもノートP
Cを持ち歩いている。正確にはこれより以前には社有の "Libretto30" を一時
持ち歩いていたから実際に私がPCを持ち歩くようになってから、ほぼ3年がた
ったことになる。このあと 1997年12月に "Let's note mini/AL-N4"、1998年8
月には "Let's note mini/M32" と機種は変わっているが一貫して毎日の通勤
で持ち歩いていることに変わりない。

 だがPCだと道端でちょいと取りだしてスケジュールやアドレスを確認したり、
電車の中で立ったままニュースを読んだりするのは難しい。こういうシチュエ
ーションで私が求めるのは電源を入れて一秒以内に使えるようになり、用事が
終わったら電源スイッチを押した瞬間に電源が切れるという、キレのよいパワ
ーオン・オフ動作だ。この点において現状のWindowsPCは大きさだけではなく、
動作からして完璧に失格であり、やはり専門のPDAならでわのコンパクトさキ
レの良さを求めて使っているWindowsCEの "Jornada680" も不可欠だ。

 こうなると問題なのがその重量である。あわせて約1600gほどと他のB5サイ
ズノートと同じくらいでしかないのだが、これが結構重い。当然バッグの中は
他に財布があったり読みかけのペーパーバックが入っていたりするからなおさ
らである。通勤時間が思いっきり短ければ余計なものはすくなくなるのだが、
長旅ゆえそういう時間(一日約3時間、ひと月で約60時間)をむざむざ惰眠を
むさぼって無駄にはしたくない。

 とはいうものの、なんとかもう少し軽くならないものか。理想をいえばこの
手のものは日常の財布やペーパーバックに加えて500g程度で収まるのが望まし
いのだ。そうなると "Let's note mini" にお留守番をさせるしかないが、こ
れがそう簡単ではない。

 つまり、現在インターネットメールやニフティのアクセスメインマシンは、
この "Let's note mini" であるし、辞書や辞典・地図なども頻繁に利用して
いるから会社でもこれらが無くてはかなり困ってしまう。会社のPCに自分で買
ったソフトを入れる義理はないし、よしんばそこに目をつぶったにせよ、HDD
にもたいして余裕がないからなかなか思う通りのソフトをインストールはでき
ない。それに会社のPCに入れると自宅で使えなくなるから、それもまた困って
しまう。かといって両方にいれるのに、自分で二セット買うほど財布に余裕は
ない。通信環境に至っても同様だ。

 割り切ってしまえばそれまでだとは思うのだが、なかなか割り切れないのが
軟弱な性格のなせるところだろうか。かくして、今日も重いバッグをさげてゆ
く。