「お替わりはいかが? 〜1568〜」

1999.10.19 (Tue) ==========================

□ いきなり冬日?

 ようやく秋が訪れたか、などと思っていると今朝の天気予報では、これから
さらに気温は下がり冬日(最高気温が十度を下回る日を冬日というのだそう
だ)の可能性すらあるという。

 先週半ばの二〜三日は九月半ばの残暑陽気かと思えば、今度は秋を通り越し
ていきなり冬に突入だというのだろうか。半袖ポロシャツの後は、いきなり長
袖シャツにジャケットを羽織らないといけないという、素晴らしく変化の大き
な気候には参ってしまう。

 そんな気候の変化に敏感なのが都会の若者達のファッションだろう。昨日あ
たりはいきなりコートを着ている女性がいたし、今日に至ってはダウンジャケ
ット着ている若者まで出没しているし、今日の六時半ごろに外へ出たら都内は
随分涼しくて、スーツを着ていてもちょっと寒く感じたぐらいだから、ダウン
ジャケット姿を一笑に付すこともできない。

 しかし、私が毎度書いているように、季節を先取りして反映するのはなんと
いっても若い女性であり、毎朝毎晩都会を通って通勤しているとよくわかる。
足元は随分前からブーツ、それもかなり厚底のブーツで中には20cmくらいかか
との高さがあるやつを履いてヨチヨチあるいている女性もいる。スカートは超
ミニではないにせよそれなりにミニ丈のスカートで秋冬らしいダークな色調が
ほとんどだ。トップのほうはどういうわけかニットのタートルネックがはやっ
ている。夏が終わり頃からニットのノースリーブタートルという妙なものが流
行っているようで、今はそれに袖がついた状態だ。あるいは今年の冬はフェイ
クファーのベストが流行するようで、それを早くも取りいれて着用している人
もたまにみかける。

 このあたりまではまだよいのだが、足もとのアンバランスなのが結構多い。
どういうものかというと、上はさきに書いたような比較的暖かそうな格好をし
ており、足元もハイソックスやタイツを履いていて比較的お洒落っぽく決めて
いるのに、足元はミュールなのである。どうもミュールというと会社の休憩時
間のオヤツ調達とか郵便局に郵便を出しにゆくなんて姿を想像してしまうのだ
が、そうではなくお出かけや通勤に履いているのだ。ミュールそのものも会社
の中のデスクで履いているようなシンプルなものではなく、ラメが入っていた
り凝った飾りがついていたりするが、所詮ミュールはミュールで、洋服とのバ
ランスの悪さがおびただしく目立っている。

 いつになっても見ていて飽きないのが、若い女性の通勤・通学姿だ。