「お替わりはいかが? 〜1618〜」

1999.12.08 (Wed) ==========================

□ 旅の計画 〜1〜

 旅行というのは、いつから始まるのか? 言うまでも無く旅立ちの為に自宅
の玄関を一歩を出た瞬間から自宅に戻ってきて玄関に入る瞬間までだ、という
のではまるで旅行障害保険の保険対象である。旅行といえばこれで間違いは無
いが、実際には玄関を出るずっと前から旅行は始まっている。

 現実には旅行がいつから始まるかといえば、計画を立て始めるときからだ。
つまり「どこかへ行こう」と思った瞬間から旅は始まる。もっとも思っただけ
でそのあと何もしなければそれは旅の始まりではないが、それが具体的計画立
案につながれば立派な旅の始まりである。

 旅の楽しみのピークは出発から現地を去るまでであるのは確かだが、もう一
つ楽しみがあるとすればそれは計画を立てることだ。海外旅行だとこの計画が
より重要になり、それがツアーではなく個人手配だともっと重要になり事前に
調べたり計画すべきことが飛躍的に多くなる。

 きっかけはどうあれ旅に出ることを決心したら、そこから計画が始まる。き
っかけによっては目的地が最初から決まっていることもあるし、私のようにマ
ウイ島やビッグアイランドが大好きだからそこへ何度も行くということもあろ
う。とにかく「行こう!」と決意を固めたらもう旅は始まったのだ。

 計画を立てるために必要なものは何かというと、それは一も二も無く情報で
あろう。一切何も調べないで行き当たりばったりの旅というのはありえない。
完全に誰かに依存するなら話しは別だが、先月の私の「おじさんマウイ一人
旅」ように個人手配の完全一人旅となると、情報集めは非常に重要になる。現
地の種々の情報がないと計画を立てるのは不可能なのである。

 旅の情報といえば情報源の筆頭は市販のガイドブックである。特にハワイ方
面に関しては巷の旅行関係雑誌類やガイドブックは非常に多いのは書店の旅行
関係のコーナーをみればすぐにわかる。特にA4サイズ程度の女性向けのガイド
ブックなどは一見みなことなるガイドブックだが書いてあることは、みな似た
ような内容で似たような構成を取っている。ターゲットとなる場所が変わって
も書いてあることは似たり寄ったりだ。もちろんガイドブックなのだからそん
なに奇抜なことは書いていないのは当たり前としても、あまりにも傾向が似す
ぎている。

(続く)