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2005年09月の日記

おじさん広島一人旅(3日目)
休みの三日間なんてあっという間だ。今日は帰る日だが、目覚ましはちょっとゆっくり目の8時にする。昨夜ベッドに入ったのは22時30分頃でしばらくテレビを見ていたが眠くなったので23時前には眠りに入ったと思う。途中午前4時頃に一旦目がさめた。

筆者は、昔から目の下にパンダさながらの隈がある。疲れていても元気一杯120%のときも同じように隈がある。さすがに10代のころはなかったように思うが、とにかく昔から隈がある。このおかげでどうも写真写りが悪くて、お化けのようにも見えるのであまり自分が写真にとられるのは好きではない。いまさらどうにもならないが、血のめぐりが悪いという話もあって、一昨日と昨日バスにつかりながら、ウォッシュタオルを湯で暖めて目の周りにしばらくの間乗せて見た。なんせ気づいたら二十数年以上という目の隈故、そんな簡単に消えるわけも無いが、気持ち薄くなったような気がする。

それはさておき、昨夜ダイエーで夜食用におにぎりをかって冷蔵庫にいれておいたのだが、食べなかったので、野菜ジュースとおにぎり一つ、それにペットの緑茶を飲んでから外に出る。最終日なので忘れ物点検をして荷物を持ってフロントへ向かう。

今回はリーガロイヤルホテル広島に泊まったけれど、一泊8,500円というビジネスホテル顔まけの安さ。それに24時間のインターネットを使ったので1,050円が加わるがそれでも安い。チェックアウトをすませ、クロークで荷物を預かってもらう。

帰りのフライトは16時だから14時前には市内を出るリムジンバスに乗らないと。だが、それまでたっぷりと時間はある。いくらなんでも、おにぎり一個の朝飯というのは寂しすぎる。ホテルのとなりのサンマルクカフェという、おそらくローカルのコーヒーチェーン店へ足を運ぶ。全国ネットのスターバックスは確かにコーヒーは美味しいが現在の水準としてはやや高めであると思われる。その点、ローカルのチェーンのほうが安いことが多い。トロントだってスターバックスよりティム・ハートンズのほうが格段に安かった。

さて、ここでびっくりモーニングのAセットというのを頼んだ。飲物はほっとコーヒーを選んだが、それにクロワッサン生地に卵サンドの中身をトッピングしたようなパンがついているのだけれど、これが結構うまかった。大いに気に入ったもんね。できれば、これが東京で食べたいぞ〜。

コーヒーをのんでようやく頭もはっきりしてきた。さて、まずはバスの時刻のチェックである。このリーガロイヤルホテル広島は非常に便利な場所にあり、紙屋町のそごうのすぐ隣で、空港リムジンバスが発着する広島バスセンターともほぼ隣り合わせ、言ってみればCBDの中でも絶好のロケーションだ。バスセンターで時刻を見ると、13時13分、13時43分というのがあるのでそのどちらかだ。

さて、それまでどうしようか。そういえば広島城がこの近くにあったっけ、ってことで歩いても十数分かからないはずなので、北の方向に向かって歩き出す。すぐに広島城の堀ののところへ出てくるが、そこは多少小さくても城は城で、天守閣までがそれなりに歩かねばならない。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

入り口で360円の入場料を払ってはいると、中は広島城を中心とした歴史博物館になっている。最初はつまんなそうだったが、これが意外に興味深い。ほぼすべての展示には英語による説明もあり(日本語の説明をそのまま訳したのではない、もっとわかりやすくかかれている)、ビデオなどにはヘッドホンで英語のナレーションも聞けるようになっている。ヘッドホンをつけて、一つのビデオ数分を見てみたけれど、いたって簡単な英語なので、機会があればおためしを。広島の中心部は昔は海だったのが、川の流れで土砂が堆積し現在の市街地ができたってのも実はビデオの解説で初めて知った。やはり旅行先では、その土地の歴史を知るのは、訪問地が国内でも海外でも同じである。そういう意味で広島城を訪れたのは正解だ。最上階は広島市内が一望できる。ただ、内部には階段しかなくて、バリアフリーではないのはその狭さからしてもやむをえないというところか。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
広島上の天守閣最上層から、南(リーガロイヤル広島の方向)を見る。
中央に見える高い建物がホテル。


広島城をあとにして市内中心部に向かう。喉が乾いたので紙屋町の地下街というか、シャレオへ入ってジューススタンドを見つけた。TAMARUというジューススタンドでMIX JUICEを200円で購入。これ、うまいなぁ、安くていいですわ。

今日は気温はさほどではないが、じめじめしているので外を歩くと結構汗が流れ出てくるので、こうしたフレッシュジュースは不可欠である。さて、時計は11時半。歩いていないようだが、二時間ほど広島城内の展示見学も含めて歩きっぱなしなので疲れてきた。海外一人旅を初めた1999年に比べるとスタミナが無くなってきたなぁと実感。

本通りあたりをうろうろしながら、さてお昼は何にしようか…。本通りはアーケードがあって両側の店の冷気が流れていて結構涼しいが、飲食店が非常に少ない。飲食店は本通りから外れた両側にあるのだが、そこを歩くと汗が流れ出てくる。うわ…。

結局、歩き回って暑さでクラクラ、腹へってヘロヘロになっていたので、そのままリーガロイヤル隣にあるパセーラというショッピングビルのレストラン街に行くことにした。たしか、そこにはザ・どんという丼ものの店があったなぁと。そこで「月見かにツナ丼」というものに味噌汁を加えたものを頼んで588円也。ようやく落ち着いたが、まだ暑さでクラクラしている(笑)。しばらくは広島そごうの店内の冷気で頭を冷やすついでにトイレで用を足す。広島そごうのトイレは本館より新館のほうが綺麗なのは余談。

時計は13時になったので、そごうの三階を経由してバスターミナルのエアポートリムジン乗り場に向かうが、そごうから経由するとむしろ歩く距離が長かったかも…。リムジンの待合室でしばし休憩。13時10分ごろリムジンが入ってきた。乗客は少なくて数名程度。リクライニングを倒してお昼寝タイム。飛行機に乗っているのが1時間20分なのに、バスに55分も乗るというのは解せないが、考えてみたら自宅から羽田までも1時間じゃいけない。だが、都心からなら羽田は30分程度だ。やはり広島空港は遠い。

空港ではチェックイン機でチェックイン。同時にクラスJが空いていたので当然アップグレード。たとえ1時間少々でも席は広いほうが楽チンに決まっている。1,000円の差なら当然クラスJでしょう。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
新しい空港内は広々清潔で気持ちよい

チェックインも済ませたのでお土産購入。まず家族で食べるために、にしき堂でもみじ饅頭をバラで買う。箱で買っても小人数では多すぎるからだ。そして16個入りを会社の義理土産に購入。ほかに自宅用および義父母用として焼きままかりの酢漬けと牡蛎の煮たようなものを買う。どちらも12月までもつという代物。これで一気にバッグが重くなったので、有料ラウンジへ直行。

ラウンジ入り口でボーディングパスとゴールドカード(会社のコーポレートカードである)を出してジュースを一杯無料でいただきながら、ソファに埋もれてJornada 720を出してこれを書き始める。こういうものを書いているとすぐに時間が立つのがいいところ。いつもの一人旅なら紙のメモ帳にメモっているのだが、今回はVodafone 702NKのノート(こいつはOutlookのメモと同期する)、そしてシェアウェアの支出メモを使って行動概略と支出を書き留めていたので、それを見ながら旅行記に書き下ろす。

ふと時計を見ると15時30分になったので、ぼちぼちと思ってラウンジを出る。こういうラウンジが使えるのがゴールドカードの数少ないメリットであるが、残念ながらカード会社のラウンジはセキュリティチェックの外側にあるので、ぎりぎりまでいるわけには行かない。その点航空会社のラウンジはセキュリティチェックの内側にあるので便利だが、こちらの資格をゲットするのはかなりの難関である。

なかへ入って売店をちらほら見るうちに搭乗開始。JAL1612便広島発羽田行きは定刻通り飛び立った。さきほど書いたとおり、往路は無理だったが、復路のほうはチェックイン時に空きがあったので1,000円プラスしてアップグレードした。たった、1,000円であるがやはり楽チンである。従来のスーパーシートは+3,000円でお昼時に軽食、そうでないときは御菓子が出るくらいなので、クラスJはかなりお得である。最初はスーパーシートよりクラスJのほうが良い。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
途中、機内から見えた富士山。
Caplio GXのテレ(85mm)ではこれが限界。

機内でこの文章を打っているうちに、やがて着陸体制に入るというアナウンスがあり、実質フライト時間は約1時間で到着した。

やはり国内は近いわ…。

(写真はすべてRICOH Caplio GX + ワイコン(DW-4))
2005年09月10日(土)   No.13 (国内旅行)

おじさん広島一人旅(2日目)
昨夜は、枕が慣れない固めもので、ベッドもどちらかといえば苦手な固めのものなので疲れてはいたけれど、なかなか寝付けなかった。寝付いたらあっというまに朝というわけでもなく、途中幾度か眠りが浅くなったのを記憶している。

旅行のときは、最初の夜とか二日目あたりまではいつもこうなのである。二日目あるいは三日目あたりからベッドと枕に慣れてくるので、海外旅行で一箇所に二泊程度だときつい。日本のホテルのベッドはどこも枕は小さくて固めでベッドマットレスも固めが多い。一方、今までとまった外国の宿は平均的にはマットレスは柔らかめが多く、枕は少なくとも日本のホテルより大きくて柔らかい。筆者の好みとしては当然後者である。

ホテルの電話機を使った自動ウェイクアップコールとベッドの時計の目覚まし時計は7時15分にセットした。中途半端だけれどなんとなく…である。目覚めは超快適とはいわないが疲れはかなりとれた。

今回は朝食無しのプランなので何か食べにでないといけない。身支度をして部屋を出たのが朝8時。広島は川の街でもあるから、筆者的な感覚では川沿いにはカフェがありそこで朝食を…としゃれこみたいところだ。いや、クライストチャーチやブリスベンの感覚だとそうなる。というか、欧米の人は平均的に川沿いのテラスというのが大好きらしい。だが、日本の場合はそういう風習は無いので、川があるからカフェがあるとは限らないというか、むしろそういう場所のほうが珍しい。台風が多い国でもあるので、川沿いは危険であるというのもあるかもしれない。

とにかく、リバーサイドカフェなんてのはどうにもありそうもないし、手ごろな店もないので、とにかく広電にのって広島駅まで向かうことにした。今日は、広島の宮島連絡船も含んだ広電1日切符840円也をホテルのフロントで購入しておいたのである。こうしたチンチン電車というかトラムというか路面電車に乗るのは、都電荒川線を別にすれば函館が以来かもしれない。

プリペイドカードや1日パスといったカードで乗車するときは入り口のカードリーダーに通してから乗車する。そして下車するときにも車掌か運転手のいる出口でカードリーダーに通す。現金の人は出口で均一150円を支払えばよい。

電車は広島駅についた。さすがに朝飯を食いたい。駅の近くならなにかあるだろうと思うが、どうもぴんとくるものがない。仕方なく、駅の地下改札の前にある喫茶店WIENという店のスペシャルモーニング525円を頼む。ミニサラダ、ミニオムレツ、ミニスープ、トースト、紅茶といった普通のモーニング。食べていると、バックパックを背負ったおそらく50代の白人男性が入ってきた。彼が何を頼んだのか興味をもって見ているとなんと和風モーニングだった。うむ、そういうのがあったのね!それにすりゃよかった。彼はバッグからJAPANと書いたガイドブックを撮りだして読みながら食事をはじめた。機用に箸を扱っているが、最近では箸を扱う外国人というのは別段珍しくないことがわかってきたので、とくに驚くにあたらない。

さて、駅の改札(この駅は懐かしい有人改札だ)を入ると9時29分発の快速があるのでそれに乗ることにした。呉まではおよそ三十分程度のはず。電車は四両編成で、東京の山手線に慣れた筆者にとってはちょっとノスタルジックな感じすら覚える。ガタゴトと電車は山陽本線から途中で分かれ単線の呉線に入る。

丁度10時に電車は呉についた。目的地は今回の旅のハイライトである「大和ミュージアム」だ。改札を出て500mほどデッキを歩くと大和ミュージアム。すぐそこは呉のドックの大きなクレーンがいくつも見えている。

入場料は500円である。1日有効で何度でも出入りできる。といっても、何度も出入りすることもない。入るとすぐに、筆者がどうしても見たかった1/10の戦艦大和がある。うぉー、でけぇ、じゃ、じゃ、ジャイガンティック!いや、すごい、言葉にならない。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

この大和を囲むように戦艦大和の歴史、呉の造船の歴史があるが、主には旧大日本帝国海軍の軍用艦の博物館である。ほかに零戦の復元実機もあるし、人間魚雷といわれる回天もあった。すべては悲惨な戦争の歴史である。大和もおよそ三千人の命とともに九州の沖に消えた戦艦だが、1/10のサイズの戦艦大和は美しい。本当に美しい。まさに機能美というのだろうか、戦闘艦は世界に数多くあるが、やはり大和というのはその名を冠した当時の日本の世界最高水準の造船技術をもって作られた美しい船である。悲しい運命を持った戦の道具であるが、これは悲惨な美しさとでもいうのだろうか。いろいろな船を博物館なので見ているが、いまだかつて大和以上に美しい船を見たことがない。

この博物館の最上階には未来ゾーンってのがあって、何があるかと思えば、いきなり宇宙戦艦大和のロボット、アナライザーが出迎えるエリアがある。ストーリーでは宇宙戦艦ヤマトとは、沈没した戦艦ヤマトを偽装につかって作られたことになっている。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

実際に沈没した戦艦ヤマトはかなり悲惨な姿になっている。米軍の攻撃を受けて左舷から傾いて横転し転覆し、三つの主砲塔は海底向かって抜け落ちていったその後船体中央付近の第二火薬庫が誘爆を起こして船体は前後にまっ二つになって深さ三百数十メートルの海底に沈んだ。だから、アニメのように沈んだ大和の外隔を使って宇宙戦艦を作るなんてのは不可能なのである。

大和ミュージアムでかれこれ二時間半ほどすごしたあと、お昼はどうしようかと思ったがそのまま宮島まで向かうことにした。12時51分の快速広島行きに乗ることにするが、その前に駅の自動販売機でオレンジジュース120円を一杯ぐび。ぶはー、うまい。

博物館歩きで疲れたのか、電車で座るとすぐに眠ってしまった。目がさめたらまもなく広島駅。ここで山陽本線の岩国方面行きに乗り換えだ。腹減ったなぁ。電車まで少々時間があるので立ち食い蕎麦でも…と思ったが、おやおや、小銭が品切れで千円札もない。両替をしてもらえばすむが、それも面倒なのでそのまま電車を待つ。13時35分の岩国行きにのり、またもやうとうとして、宮島口に着いたら13時59分。このあたりにくると外国人観光客が目立つようになる。なかには外国人の団体さんもいたりして、おお、いずこも同じだわと妙に感心。

さすがにこれ以上何も食わないわけには行かないので、フェリー乗り場のそばのみやげ物屋併設のレストラン「磯もみじ」でかき揚げうどん580円を食べる。こちらのほうで気づいたのは意外と味が濃いということ。このうどんも関西風というよりは関東風に近いかもしれない。少なくとも関西風の味ではない。ちなみに、サラダバーがサービスでついていたが、バーというのは大げさで昼も過ぎているので、残りはキャベツ&紫キャベツの千切りとポテトサラダだけ。それでも小皿にキャベツ山盛り、ポテトサラダを1スクープ乗せていただく。意外にポテトサラダがうまかったりして!

さて、食べ終わって船の乗り場のほうへ行くと丁度時間となりましたってことで乗船。改札では広電と同じくカードリーダーにカードを通す。所要時間は十数分と近い。それにしても、今日はずいぶん暑くなってきた。瀬戸内だから波は穏やかで緑多い島があちらこちらにある。瀬戸内は日本の中でも美しい風景の一つだと思う。

宮島口のフェリーターミナルを出ると、いきなり鹿がたくさんいる。ありゃ、宮島って鹿がいたんだっけ?人慣れしているから人を見ても驚きも逃げもしない。なかには母子の鹿がいて、母鹿が子鹿の耳を舐めている。その光景を写真にとって、そのまま海沿いの道を厳島神社まで歩く。境内にくると汗が噴出してきた。老人の団体さんがかなりたくさんいる。拝観料は500円で境内は一方通行。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

先の台風14号被害をさけるため回廊の踏み板ははずしてあったというが、今は復活していて、あちらこちらで復旧工事は始まっているが、致命的なダメージはなく、真紅の回廊がと美しいし、大鳥居も悠然と構えている。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

回廊を終えると自動的に境内から出てしまうのでそのまま厳島神社の裏をとおってフェリーターミナルのほうへ向かう。途中、五重塔のほうへ行く道があったので、そちらのほうへ向かってみると、若い女性の一人旅だろうか、同じようにぷらぷら歩く人がいた。外国人なら声をかけるところだが、若い女性の日本人相手というのはちょっと抵抗があるので、そのまま前になったりあとになったりしながら歩く。

さて、かなり歩いて汗も吹き出て疲れてきた。せめて水分と糖分を補給したい。ともって参道で見つけたのがかき氷。いつもなら食べないようなレモンミルクのかき氷を頼む。200円と安いが、冷たさとスキムミルクの甘さが染みる。くわ〜。

フリッジマグネットがどこかにあれば買いたいと思うのだが、どうもどこにもフリッジマグネットはない。あるのは置物やキーリング、あるいはストラップばかりでつまらない。フリッジマグネットの良さはいつも目に入って、ああ、あそこへ行ったな、と思い出せることなのに。

宮島口行きのフェリーではおとなしく船室に入って一番前に座って景色を楽しみながら涼しい部屋ですごす。宮島口で売店のトイレに入って用を足したあとうろうろしてみるが、とくにめぼしいものもなくてそのまま広電宮島口の駅から広島駅行きに乗る。ここから西広島までは郊外の区間で専用軌道を走るので速度も結構速い。だが、広島まではおよそ60分の長旅。途中こっくりこっくりしながらも、ぼちぼち夕方のラッシュで車内は混雑してくる。だが、混雑してもこの程度という安心感。これはブリスベンやシドニーのそれと通じるものがある。

広電を降りたのは八丁堀で時刻は18時に10分ほど前。ちょっと早いけれど晩ご版にしよう。しばしあちらこちらをうろうろすると、ガイドブックで見たお好み焼きの店を数件発見。だが、昨日食べたしなぁ、とか思っていると「天下一品」の文字。昨日のラーメンがまずかったので、今日はリベンジ。ねぎラーメンの大を頼む。800円也。出てきたのは京都の天下一品のそれとは微妙に違う。麺はほぼ同じだが、スープのこってり加減が違う。むこうは自然のこってりだが、こちらのは何かあんかけっぽいこってり感で、舌に残る特有のざらつきがない。地方によってある程度好みに合うように変えているらしい。だが、昨日のよりはかなり良い。ゆでたまごがついていたこともあって結構おなか一杯。

八丁堀の停留所に戻り二駅だけ広電にのる。1日パスだから使わないと損だ。紙屋街東でおりて、ダイエーへ向かう。ご当地ものを探すのと、飲物などを買うためだ。だが、このダイエーはかなり小さくて、ほぼ全国ものしか置いていない。うわ、つまらん。ってことで緑茶のペットと昨日と同じ野菜ジュース2パックを買ってホテルに戻る。

バスタブに湯をはって足を伸ばすと、疲れが湯に解けだしてゆく。タオルを暖めて目に当てると気持ち良い。天気予報では明日が午後から崩れてくるらしいので、早めに空港へ行くとするか。そしてゴールドカードラウンジで本でも読んでいるとするかな。

(写真はすべてRICOH Caplio GX + ワイコン(DW-4))
2005年09月09日(金)   No.12 (国内旅行)

おじさん広島一人旅(1日目)
7日の水曜日の東京は、台風14号の影響が残っていて全般的に速い流れの雲が多くて、時々雨が降ったりした。フィリピンの東方海上では数日前に発生していた熱帯低気圧が台風15号に昇格し、今のところ台湾方面へ進路を向けているようだ。

1日経った8日の今日は朝から抜けるような青空だ。8月中旬に来る台風と違って、同じ台風一過の青空でも暑さはかなりマイルドなもので、秋も遠くないことを感じさせる青空だ。真っ青で雲一つない青空にシドニーを思い出してしまう。東京ではこうした抜けるような青空をこの季節に見ることは稀であり、台風の直後くらいしかない。

9月3日(土)〜11日(日)の一週間は筆者のちょっと遅めの夏休みである。今年は子供が高校三年生とあって夏休みといえどもスケジュールには長い隙間がなく、恒例の家族旅行も不可能であり、さらに当初8月上旬に予定していた筆者の夏休みも仕事が忙しくてずらさざるを得なくて、結果的にこの週に休みをとることにした。

こういう半端な時期、世間様では夏休みも大方終わっているような時期に、自分だけ休みをとると、「おじさん海外一人旅」の虫が騒ぎだす。だが、この5月にブリスベンへ9日間の一人旅に行ったこともあって、さすがに1年に二度仕事でもないのに家族をおいて一人旅はまずいし、何より先立つものが無い。そうはいっても、ぼーっと家にいるのもなんとなく納得できない。

最近、外国人とのお付き合いが増えて気づいたことは、自分が結構日本のことを知らないということ。生まれ育った都市やその近郊、そして今住んでいる東京都区内とその近郊以外では遊びに行ったところなんて限られている。北から行くと、北海道(小樽・札幌・函館)、東北(蔵王・追良瀬・十和田(これらは高校時代の修学旅行の話だ))、福島(白河/
二本松)、伊豆箱根(こちらは近いこともあって結構行っている)、山口(萩・秋芳台・秋芳洞)&広島(これらはなんと中学の修学旅行だ)、徳島(友人の結婚式だ)、高知(小学生のころ従妹が住んでいた)、沖縄といったところ。そのうち大半はまだ成人前の話で、家族をもってから行ったのは、北海道、福島、伊豆箱根、徳島、沖縄くらいではないかしら。

さらに、よく考えてみると海外一人旅はマウイ(2)、カナダ(1)、ニュージーランド(2)、オーストラリア(2)と何度か行っているが、国内のほうは仕事での出張と帰省以外では一人旅をしたことがないことに気づいた。

実は、この春に広島県呉市に大和ミュージアムなるものがオープンしたのを、以前テレビで見てぜひいって見たいと思っていたので、これは良いチャンスであると、この休みを利用して二泊ほど「おじさん広島一人旅」をすることにした。

最初は9/4〜6に行く予定だったが、台風14号の様子を見て延期することとして、急遽ホテルの予約を変更(一旦キャンセルして再度予約)、エアーも予約変更した。この期間、実は風邪気味で喉がいたかったので、延期したのは一石二鳥ともいえる。

さて、自宅近くの地下鉄駅から電車に乗ったのが朝9時。フライトは羽田空港11時20分出発のJAL1607便広島空港行きだ。自宅から羽田までは地下鉄&京急を使って1時間半はかからないが近くは無い。この日は京急の羽田空港改札を出たのは10時20分とフライトの丁度1時間前だった。広島到着予定は12時40分だから、所要時間は1時間20分ということになるが、実際に飛んでいる時間はおそらく1時間ほど。

成田から外国に向けて出発するときのようなわくわく感、緊張感は無いのがちょっと残念だが、一方で安心感もあるのも事実。何かあってもここは日本で自分は日本国籍を持った日本人であり、日本語が通じる社会であり、何より生まれ育った国だという安心感は強い。他国に住んだ経験はないが、やはり生まれ育った国という安心感を持てるというのは、日本はすばらしい国だと思うわけだ。

JAL1607便は定刻を少々遅れて出発した。クラスJは取れなかったので席は予約時の24K。これは自分で選んだ席だが、めずらしく右側にした。海外旅行ではほぼ例外なくA側のシートなのだが、今回はぎりぎりで予約変更したこともあって、A側のいいところが空いていなかったのである。

フライト時間が短いので機内誌を読んだり、飲物(紅茶を頼んだ)を飲んだりしているうちに、機体が降下を初めてまもなく着陸である。ニュージーランドの11時間半とはえらい違いである(って比べるなよ、おい)。

空から見る日本列島は美しい。ニュージーランドは日本と気候が似た国であるが、空からみた風景はかなり異なる。ニュージーランドも山は多いが、日本の山のように緑に覆われた山は少なくて、ごつごつした茶色っぽい山が多いから上空からの風景は意外に綺麗ではない。一方日本の山々は緑が多く大変美しい。そんなことを考えながら緑の山々を上空からみていると、いきなり14時方向に滑走路が見えてきた。なんというか、山の中を切り開いて平らなまな板を置いた感じである。こりゃまた、どえらい山の中に空港を作ったもんだなぁ、と関心。実は、広島へ空から訪れるのはこれが初めてであり、この比較的新しい空港も初めての経験である。これで近くに大きな湖でもあればちょっとニュージーランドのクィーンズタウン空港の雰囲気である。

今回は二泊の一人旅で荷物も少ないため全部機内持込にしたので、荷物が出てくるのを待たずにロビーに出られる。まずは市内へのリムジンバスの往復チケットを買わないといけない。案内にしたがって左手に行くと自動販売機があった。片道だと1,300円だが、往復だと2,360円と微妙にお得。ここから市内のバスセンターまで12時55分発のバスで約1時間のドライブだ。羽田も遠いけれど、ここも遠いわ…かなり。広島バスセンターについたのは13時46分だった。

さて、宿はといえば、リーガロイヤルホテル広島である。インターネットの特別レートで食事無しの連泊プランで一泊8,500円。バスセンターのすぐ隣にあり、広島市内ではおそらくもっとも高い建造物の一つであろう。聞くところでは市内では最高級のホテルらしい。フロントへ向かうと、ベルボーイがすかさず近寄ってきて、宿泊かどうかを尋ねて案内してくれる。フロントはちょっと混んでいたが、まもなく案内されてレジストレーションをする。予約時の条件では16Fまでの部屋だったが、可能な範囲で高層階、禁煙ルームをリクエストしておいたら、22Fの部屋に案内された。海に面した側で遠くに瀬戸内海が見える。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

それにしても腹減った。時計を見るとすでに14時をちょっと過ぎている。荷物は部屋において、昼食に出かける。心当たりは無いがとりあえず腹減った。相生通りを超えて本通りのアーケードに入る。東京的な基準では閑散としているが、実際には東京とか大阪、名古屋以外はこんなもんである。というか、海外の都市をみてもこの程度が普通なのであり、東京の混雑が異常なのであることを改めて感じる。やはりある程度人口密度が低いほうが、人間は心理的に安心感を覚えるのである。

本通りのアーケードをあちらこちら眺めながら、東のパルコのほうへ歩いて行き、パルコの南へ回ってさらに東へ行くと新天地のほうになり、「お好み村」の看板を見つけたので、一も二も無く入る。2〜4階があるが、まったくわからないので2階の適当な店へ。

入ったのは桃太郎というお店。時間が半端なのでどの店もすいている。頼んだのは桃太郎スペシャルのそば(うどんというのもある)。広島のお好み焼きは生地はほとんどクレープといっても良いくらい。それにたっぷりのもやしや野菜類、豚肉、ゆでた中華麺、卵。ボリュームたっぷりで、あつあつのものをいただく。うむ、ソースがかなり塩辛いというか味が濃いがうまいですな。好みとしてはもう少し薄味のソースでもいいかと。どちらかといえば、やはり大阪のモダン焼きのほうが好みかしらん。いや、別にけなしているのではなく、素直な感想。実際問題、広島で本場のお好み焼きを食べるのは実は生まれて初めてなのさ。正直な感想は一もに二も無く『旨い!!!!』、広島のお好み焼き大好き!!

さて、腹が膨れたので平和記念公園のほうへ徒歩で向かう。ここは昔々中学生時代に修学旅行できたことがある。アーチ型の記念碑の前でしばし黙祷。そしてしばらく見ていると、意外に外国人観光客が多いことに気づいた。白人のおじさんが近寄ってくると、普通に英語で話し掛けてきた。この記念碑を背景に写真をとってくれということだ。修学旅行か遠足の子供たちが空いてからということでしばらく待って二枚ほどとってあげる。撮ったあと、どこから来たのかと聞くと、イギリスからだという。まあ、遠くから広島までご苦労様。ちゃんとした英語をしゃべれるんだねとお誉めに預かる。悪い気はしないけれど、まあ、こちらも昔と違ってネイティブと仕事で通訳無しでミーティングや電話をするくらいにはどうにかなってきたので、あたりまえといえばあたりまえとも言える。



※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

この平和記念公園のアーチ型記念碑は正面に立つと、アーチの内側に原爆ドームが綺麗に入って見えるようになっている。気づく人がどれくらいいるか知らないけれど…。このあたりは観光客が多いが、なかでも外国人客が多いのは意外。平和記念資料館に50円を支払ってはいると、ここでも少なからぬ外国人がいる。この手の資料館は世界広しといえども、世界中に広島と長崎にしかない。筆者は中学のときのおぼろげな記憶しかないが、その後改装・拡張されたのだろうか、かなり広くて綺麗になっている。

広島に投下された原爆は50kg搭載していた核物質のうち反応したのは5kgだけだったという。たった10%が反応しただけでこの悲劇なのだから、今の核兵器が実際に使われたら…そう思うと、いや正直なところ想像がつかないのであるが、やはり悪魔の兵器である。




※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

平和記念資料館で広島市中心部の模型があったが、そこで気づいたのは広島市中心部というのは意外に川の多い街ということ。高い建物が少ないから街を歩いていても周囲の山々を見ることができる。緑が多く川も多く自然豊かな街なのだなぁ、とあたりまえかもしれないことを実感。

歩き疲れたので、17時20分ごろ広島パルコの前のスターバックスでアイスラテを頼んで休憩。HIROSHIMA文字入りのタンブラーを探したが売っていなかった。歩き回ったので喉が乾いた。

さて、晩ご版はどうするか。ディナーというのは国内外を問わず一人旅の悩みの種である。宿(リーガロイヤル)の近くのショッピングセンターのなかに回転寿司があって、一瞬心ひかれたが、入っている客が少ないし思ったほどお得価格ではないので回転寿司はやめて、となりのラーメン屋へ。名前は「しなとら」という名前で、頼んだのはしょうゆ味の「しなとらラーメン」と餃子。あっさりした中華そば風であるが、特別うまいわけでもなく、特別まずいというわけでもないありふれた味。餃子のほうははっきり言ってうまくない。昼を食べてからさほど時間も経っていないから余計にそう感じるのかもしれない。

とにかく腹は膨れたので、ホテル隣のそごう地下で飲物など(ペットボトルの緑茶、カゴメの「野菜1日これ1本」の200mlパック、ちょっと腹減り時のために小魚&ナッツミックス)を買ってホテルへ引き上げる。ああ、歩きつかれたなぁ。

部屋に戻って、バスに温めの湯を張りゆったりとねそべる。バストイレ一体型だがバスタブは広くて貝的。いやぁ、気持ちがいいわ、足と体の疲れが湯に解けだしてゆく感じ。いいねぇ。

さて、明日は朝のうちに出て大和ミュージアムへ行き、それから宮島に回ってみるとしよう。

(写真はすべてRICOH Caplio GX + ワイコン(DW-4))
2005年09月08日(木)   No.11 (国内旅行)

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2005年09月10日(土)
おじさん広島一人旅(3日目)..
2005年09月09日(金)
おじさん広島一人旅(2日目)
2005年09月08日(木)
おじさん広島一人旅(1日目)

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