昨日、RICOH Caplio R3をお供に娘と二人で等々力渓谷に出かけまして、我がCaplio R3にとっては、初めてのまっとうな?撮影となりました。
■最強のスペック■
スペック的には35mm換算で、28〜200mmの光学7.1倍ズームを搭載し、さらにRICOHお家芸ともいえる1cmまでのマクロは健在、さらに手ぶれ補正もついているとあって、このクラスでは最強とも言えるものに仕上がっています。発売当初はレンズカバー(レンズガード)の問題があったようですが、今は解消されているらしいですし、何よりブラックモデルは最初から対策されている(対策モデルは外箱のタグのところに青丸シールがあるようで、筆者のブラックモデルにも貼り付けてありました)ので問題は無いと思われます。ファームウェアのアップデートはこのところ結構頻繁ですが、それはまだファームが仕上がり途上であるとも見ることができますが、RICOHとしてもそれだけCaplio R3に熱を入れているとも思えます。いずれにせよ、ファームウェアのアップデートでAF性能が改良されたり安定度が上がるのは大歓迎です。
(MINOLTA DiMAGE A1にて撮影)
※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。 ■R1→R2に比べて格段に良くなっているCaplio R3■
さて、昨日一日使ってみて思ったこと。Caplio R3は、これまでのCaplio R2やCaplio R1に比べて、格段に良くなっているということです。
Caplio R2やCaplio R1では、前回も書いたようにテレ側がもう少しあれば…というのが、外出や旅行の際にはとても多かった。ですが、単純に200mmまで伸ばしたのでは、コンパクトデジカメでは手ぶれが多くて使い物にならないのが普通です。そこで手ぶれ補正も入ったということでして、この手ぶれ補正がかなりイイ!テレ端で撮るとその効果がよくわかります。液晶モニターでは明らかにブレブレなんですが、撮影された画像はピシッとぶれなく決まっているのはとても快適であると同時に驚きです。
もっと、手ぶれ補正の威力を感じるのはマクロです。マクロでもきちんとカメラをホールドできればいいですが、たとえば昨日の等々力渓谷のギャラリーの中に椿の写真があります。これは実は頭上さらに数十センチのところにあったもので、きちんと構えてぶれなく撮るなんてのは不可能な場所です。両手を伸ばして下から液晶モニターを見て花の中心部がフォーカスゾーンに入るのを確認するので精一杯でした。こりゃ、無理だろうなぁ…と思いました。撮影データはEXIFを見るとわかりますが、絞りF4.2でシャッター速度は1/104という低速でした。それにもかかわらずオリジナルサイズで見ても手ぶれは見られません。
(RICOH Caplio R3, F4.2, 1/104sec、マクロオン) オリジナルファイルからトリミングしただけの等倍)
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また、お昼を食べた蕎麦屋さんの店内では当然ノーフラッシュで撮影するわけですが、Caplio R2やCaplio R1だと、手ぶれ警告が避けられずブレブレになってしまうようなところですが、Caplio R3では涼しい顔で手ぶれ警告なしで撮影ができました。娘の顔写真とかなので公開できません(等々力渓谷のギャラリーの蕎麦の写真でご勘弁)が、ヤルじゃん!って感じです。 ■Caplioシリーズってノイジーだというが…■
RICOHのCaplioシリーズデジカメの特色としては、無理にカメラ側でノイズリダクションしないということがあります。ノイズだけを見るならばCANONのIXY DIGITALなんかは、処理が旨くて素人受けするように綺麗なものに仕上がりまして、なんというか美肌仕上げになります(笑)。ですが、もともとデジカメのノイズって同じサイズのCCDで同じ価格帯・機能のカメラであれば、メーカー間で極端に差がつくようなこともないはずでして、差があるとしたらカメラ内の画像処理エンジンでのノイズリダクションの効果の大小の差なんだと思います。
考え方としては、ノイズリダクションはあとからPC側で処理である程度なんとかなります。つまりはIXY DIGITAL程度にはPC側で普通にできちゃうわけでして、それよりもカメラ側で最初からノイズリダクションをかけてしまうことで、ディテールがつぶれちゃうことのほうが怖いと思います。ですが、カメラの詳細になんぞ興味のない消費者層(シェア的にはおそらく圧倒的にこの層が多いでしょう)には、あとからPCでごにょごにょやるのは面倒だし、難しくてよくわかんない!ってことで、最初からある程度綺麗に見えるようになっているほうが好まれるのでしょう。一方、RICOHのようにカメラ側ではあまり手をかけないで、のっぺりしてノイズの少ない画像よりは、ノイジーであってもきちんと撮れて立体感をよりそこないにくい画像で吐き出し、あとはPC側で好みに処理してチョって方策もあります。このクラス(サイズ・価格)では一眼のようなわけには行きませんから、どちらかの方向をとらざるを得ないわけです。
そういう点において、私はRICOHの割り切り方が好きです。いくら低ノイズであっても撮影できなければ意味がない、たとえノイジーになってもまずはちゃんと写せないとカメラとして役割が果たせない!というそのスタイルが好きです(別にノイジーなのが好きじゃない)。 ■Caplio R3は買い!のカメラ■
Caplio R3は制約の多い中でいろいろ撮りたい外出時やら旅行時に猛烈に威力を発揮するカメラです。これで不満な点が残るとしたら画質でしょう。ですが、この機能を維持したままでさらに画質の良さを望むとしたら、コンパクトさをかなぐり捨ててデジタル一眼…とまでは言わないにせよ、ハイエンドに進むしかないじゃんと思いました。極端な話ではありますが、価格とサイズを考慮するとかなり使えるカメラだと思います。
(RICOH Caplio R3, F4.8, 1/97sec, 露出補正-0.3, テレ端、トリミング済み)
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もう一つシリーズが進むにつれて進化している点は相対的にはやや白とびしにくくなったといこと。Caplio R1はかなり敏感でありまして、こまめな露出補正必須でしたが、Caplio R3ではややマイルドになりちょっと使いやすくなりましたが、露出補正は必要なシチュエーションは多くあります。上の写真のようにコントラストが濃い被写体ですと、やはりコンパクト機のダイナミックレンジの狭さがあって-0.3程度の補正ですと首のあたり、水面に出た岩の上面が完全にとんじゃっています(苦笑)。露出補正はCaplio R1ほどではありませんが、コントラストの強い被写体では要注意で測光方式もマルチにセットしっぱなしではなく、ADJを生かして中央やスポットにこまめに切り替えるのがコツでしょう。上の写真はそれをしないで安直に撮るとこうなるって反面教師(笑)。
ともあれ、全体的にはCaplio R2やCaplio R1からかなりよくなっていますので、これらを持っている人は、買い換えて後悔しない一台だと言えます。
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