音楽と香りは記憶の倉庫の鍵を開ける

ふと耳にした音楽で、すっかり忘れていたはずの中高生時代の事が蘇るとか、街で鼻をくすぐった匂いが昔の記憶を呼び覚ます。

そんな経験は誰でも一度や二度はあるはずです。

特に音楽は経験・体験と密接に結びついています。薬も悪くも衝撃的な体験をした時に流れていた曲は意識の底に記憶を引き出す鍵としてしまい込まれます。

しばらく前に、Apple Musicで、小柳ルミ子の「私の十二曲 -日本叙情歌集-」というのがあります。1971年に発売されたアルバムですが、透き通った伸びやかな声に魅了されて、当時はとにかくよく聞きました。そして、Appleこれを聞いたときに一気に心はタイムトラベルし、青春の思い出が走馬灯の様に蘇りました。

経験的に、音楽と匂いは記憶の金庫の扉の鍵だと思います。普段は全く思い出せない、思い出さないのに、ふと鼻をくすぐる香りに青春の思い出が蘇るなんてのはありますね。憧れの人がつけていかフレグランスと同じ様な香りを感じたとき、年甲斐もなくドキドキや胸の高まりがわずかに蘇り、その時の気持ちすら蘇る気がします。

こうした経験は、若いときには少ないですが、年齢を重ねると増えてきます。楽しい思い出や、苦い思い出も蘇ります。

今となっては良い思い出ばかりですけどね。