民主主義的思考の基本は、自分の好まない意見にも耳を傾けること

先月、ネットやラジオメディアで取り上げられてプチ炎上的になったのが朝日新聞の記事です。

同新聞のリンクポリシーによれば、リンクにあたっては新聞社に通告する必要があり、そのリンク先の内容によってはリンクを断ることもあるということ(すなわち自社に都合のよいブログや記事にしかリンクを張らせない)なので、直リンクはできません(通告する気はさらさらない)のでGoogle検索へのリンクとします。

日本には、大別すると保守系思考と革新系思考があり、大手全国紙はそのカラーを打ち出しています。別に一面トップに「保守系新聞」「革新系新聞」と書いてある訳ではないですが、その新聞社の基本的な論調姿勢が記事や論評に現れます。

保守系〜革新系への色でいうなら、バリバリの保守本流なのが産経新聞。ただし、自民党べったりではなく、保守本流の立場から自民に異論を唱えることもあります。本当に我が路を行く新聞。一方でバリバリの革新系で、中国・北朝鮮御用紙とも言わるほどなのが朝日新聞。その中間で保守寄りが読売新聞。こちらは日本一の発行部数を誇る「ザ・大衆紙」。少し革新寄りなのが「毎日新聞」。

これらの立場から、同じ出来事が全く違う論調で論じられます。当然、自社の論調に都合の悪いところは無視して触れない、都合のよいところだけを取り上げるのは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌皆同じ。

自分が目を通して、心地よく感じる・頷けることが多い新聞、その論調が自分の思考の論調と同じベクトルです。そのベクトルの反対側に立つ新聞の記事や論評を読むと、腹が立つ・居心地が悪い・破り捨てたくなる、そういうところも出てきます。

私はあえていうなら保守思考なので、平均的には朝日新聞の論評には、こいつ何言っちゃってるの?と頻繁に思うわけです。しかし、産経の記事にも、そりゃ言いすぎだろ、いくらなんでも、と思うこともあります。そういう意味では、冒頭の記事に対しては「ナンジャ、コイツ?」と思うわけです。

しかし、民主主義思考はこうした、自分の思考と反対側に立つ思考にも耳を傾ける努力が欠かせません。自分に心地よい論評だけに浸っていると、気づいたらナチス・ドイツ下のドイツのような状況になってるのに気づかないかもしれません。

思考が左右どちらかに寄るのは自然なこと。大切なのは、自分の思考がどちらよりかを理解していて、反対方向のベクトルを持つ意見にはどのようなものがあるのかを冷静に捉えることです。耳に心地が悪い・反吐が出そうなこともありますが、それを認めることが民主主義の基本だと思います。

精神的にはあまり快適ではないことも多々ありますが、重要なことです。


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