最後のEXLIM EX-ZR4100とEX-ZR3200

最後のEXLIM EX-ZR4100とEX-ZR3200

CASIOがついにデジタルカメラからの撤退を表明しました。

というわけでもないですが、いい機会なのでEXLIMのHIGH SPEEDシリーズ二機種を手に入れました。

こうしてみるとボディカラーの違いだけ。同じデザインなので色を変えて買わないと間違えてしまいます。

電源を入れるとレンズが繰り出されますが、倍率の高い右側のZR3200のほうが段数が多いです。

上からみても全く同じ。

並べて診ても色の違い以外はほとんどわからない。ただし、突起部を含めると厚みはZR4100(白い方)のほうが1mm大きいそうであります。

いや、さすがに兄弟(姉妹かな)機。

右側のスイッチ部も全く同じ。

正面から見ても同じじゃないんですよね、わかりますか?

最初の写真を見ればわかりますが、ZR3200(ピンクのほう)がグリップ部分がわずかに盛り上がっています。これはテレ側で構えるときに、しっかりホールドできてブレにくいようにするためでしょう。もってみるとわかりますが、確かにZR3200のグリップ付きのほうが持ちやすいです。

写真を見ると沈胴レンズの段数が違うのと、グリップの有無くらいの差しか見た目にはわかりません。実際問題これらは基本的にはほぼ同じ性能ですが、先に書いたようにレンズが違います。

EX-ZR4100は、19mm(F2.7)〜95mm(F6.4)、最近接撮影距離は3cm(AF)
EX-ZR3200は、25mm(F2.8)〜300mm(F6.3)、最近接撮影距離は6cm(AF)

となっています。コンデジで24mmというのはありますが、19mmというのはなかなかのレア存在。なので存在価値があります。しかしテレ側が95mmと少々心もとないので、ZR3200の300mmです。

もっとも、今は製造終了しているOLYMPUS STYLUS-1を持っていますので、28mm~300mm/F2.8通しなので、こちらのほうがいいといえばいい。

マクロはZR4100のほうがよれますが3cmまで寄れるのは19mmのとき。ZR3200は25mmで6cmまでよれます。実際やってみるとほとんど撮れる絵に差はなく、微妙にZR3200のほうが大きく撮れます。

どちらも手ぶれ補正が5軸補正、画像処理エンジンはEXILIMエンジンHS Ver.3、など同じです。

ぶっちゃけ、ワイド側重視かテレ側重視で買う方を決めればいいし、28mmというのは今時だと24mmがあたりまえの広角端では心もとないかもしれませんが、28mmは人間の視野角に比較的近い写真が撮れるということで非常に使いやすいです。単焦点レンズ一本で旅行に行くなら絶対28mmです。昔一斉を風靡したRICHO GRも28mm単焦点。

電源を入れて19mmから始まるのは確かにちょっとつかいずらいので、普通の人が買うならZR3200のほうがいいかもしれません。テレ側にしてもぎりぎり端っこの95mmよりは余裕の中央部付近の95mmになるZR3200のほうが有利です。しかし、私は広角フェチでもあるので(笑)あえてZR4100も買いました。

さて、どちらの出番が増えるか?



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