第6日目 4 August 2004

お粥でサッパリと朝食

今日も7時の目覚ましがなって一日が始まった。朝食の中ではお粥に醤油と葱の薬味がバフェメニューの中ではマシであることが判明し、今日はパンを取らずにお粥にした。パンケーキを一枚とったけれど表面がぱりぱりに乾いていた(苦笑)。このレストラン(fortunes)の朝食は決して美味いとは言いがたい。これで支払うとAU$27なので高い!

まずはCircular Quayへ

9時頃部屋を出る。今日は最初の半日はTaronga Zooへ行く予定である。時間をまじめに計ってみると、ホテルからCentralのCityRailの駅まではMetro Light Railの待ち時間込みで30分ほどかかるようで、そこから例えばTownhallまでだと30〜40分くらいかかる。一方歩くとせいぜい15分ちょっとだから圧倒的に歩いたほうが早いといえる。天気が良くて歩く元気があれば、特に朝の気持ちの良いときは歩くことをすすめる。

Circular Queyのフェリー乗り場 フェリーの自動改札はCity Railと同じ
フェリーの登場口 Sydneyは海の街だ

Centralの駅でMetro Light RailからCityRailに乗り換える際に、Intercityの乗り場のところにNEWSLINKの安売り本屋が出ていてどれでも一冊AU$3.95、三冊$10という。ちょっと足を止めて一冊購入。なんせAU$3.95だから…。ちなみに、購入したのはWalter Jon-Willamsの "The Praxis" というやつ。このあとCityRailに乗って、Cirtular Quayについたのが10時頃だ。やはりTownhallまで歩いたほうが早いこと疑いない。

Sydney Ferry

Taronga Zooへのフェリーは2番乗り場から出て、10時15分発だ。対岸のTaronga Zooまで所要時間は10分ちょっと。このフェリーに乗るときには二階席の最後尾(船室の外の席)の右、つまり右舷最後尾に陣取ると、海上からのSydney Opera HouseやHarbour Bridgeが非常に良く見えるし、晴れていると絶好のシャッターチャンスである。

Sydney Ferryから見たHarbour Bridge Bridge Climbしている人々
湾からCircular Quayを望む 湾側から見たSydney Opera House
Sydney Opera HouseとHarbour Bridge CityとSydney Opera House
Sydney Opera Houseは見る角度で美しさが違う

筆者も地図と船の進行方向からこれを推測して家族を船室に残し(外に出るのは寒いから嫌だというので)右舷最後尾に陣取った。これは大正解!かなり多くの枚数をデジカメに納めた。ちなみに戻るときは左舷側の船室外の木の椅子あたりに座ると良い、というか左舷に出ていれば嫌でもSydney Opera Houseを見ることができる。わざわざシドニー湾クルーズに出なくても昼間ならこれでもOK!

Taronga Zooのフェリーターミナルで下りると運良くZooへのバスが待っていて、筆者はTravelPassを読み取り機に通したが、家族は通さずともそのまま通れといわれて乗ってきた。このバスは無料なのか有料なのか不明(苦笑)。

Taronga Zoo

Taronga Zooの二箇所あるゲートのうち上のゲートまでは坂を上ってすぐだが歩くとかなりありそうだ。ゲートについたのが10時35分。ここで大人二人(AU$27/人)と子供(AU$14)のチケットを買おうとAU$20札を出したら、AU$20がかえってきた。よく見るとファミリーチケットだ。ふむ、そういうのがあるのね。それにしても三人でAU$60とは高い。日本円で5,000円以上だぜ、お〜い!

Taronga ZooのMain Entranceの建屋

ここでは、中に入るとすぐにインフォメーションがあるので、そこで係員から無料の園内マップをもらうことを忘れはいけない。園内の通路は入り組んでいるので、地図がないと見たい動物を見ずにおえてしまうことだってある。

この動物園はかなり広くて動物もやはり日本のそれと同じようなライオンやらキリンも居るし、オーストラリア特有の有袋類もかなり多く居る。筆者が見たかったのはTASMANIA DEVILである。正確は大人しいがえさになると性格が変わって悪魔のようになるというやつだ。

いつもように寝そべるカンガルー こちらはワラビー
ワラビーの横顔 「タワシの木」じゃなくて「バンクシア」
野生のkookaburra (ワライカワセミ)
こちらもワラビー君 蛇じゃなくてトカゲのドアップ
こういう平凡な動物ももちろん居ます アルプスの少女ハイジを思い出すなぁ
見張り役のミーアキャット(左)とお昼ね中のミーアキャット(右)
レッサーパンダ君 園からみえるcityは美しい
おなじみゴリラさん おなじみのキリンさん
湾を挟んでcityが見える おお、ラクダじゃないか!
ヤギも何故か沢山居る
子供を抱っこするゴリラ ここにもコアラがいる
これが一番観たかったタズマニアンデビルだが、のんびりお昼寝中

日本の動物園は動物と客の距離が非常に遠いのが普通だ。だが、ここは例えば、一部にガラス張りのコーナーを作ってガラス一枚を挟んで動物と人間が向かい合うこともあり、非常に身近に感じることができる。実際、子供のチンパンジーを抱えた母親チンパンジーをガラス一枚を隔ててほんの数十センチのところに見たのはちょっと感激だ。あるいは虎がガラス越し数十センチのところを堂々と歩いたりとか…。コアラ舎もらせん状の通路をコアラを見ながらうえに上ってゆく仕組みになっていて、最初は樹上のコアラを下から見上げている感じなのが、いつのまにか同じ高さにまでなり、地上十メートルくらいのところのコアラを真横から見ることができる。他にも多くの工夫があって非常に楽しい。途中小腹がすいたので園内でChicken Wrap(AU$5.95)とFries(チップス AU$3.20)でおやつタイム。

[おやつ]

楽しいところだけれど、冬場はcityと違って海風がもろに吹いて寒い。今日も穏やかなはずなの風が冷たくて風の無い穏やかなBlue Mountainsより寒かったので、冬場に行くなら暖かな上着をお忘れなく!

ここはそれなりに入園料が高いが、一人旅だと朝から夕方まで過ごしてしまいそうな気もするところだ。やはり動物との距離が近いというのと、日本の普通の動物園とはちょっと動物の種類が違うのも魅力的である。高いけれど、どうせ観光客であると割り切るなら行ってみる価値はあると思う。

フェリーで来てバスに乗って上のゲートから入ったとしても、このZooを出るときには、下側のフェリーターミナルから歩いてすぐのところのゲートから出たほうが絶対に良いというのがあとからわかった。というのも、上からだとバス代がかかる(筆者はTravelPassのGreenを持っていたのでそれでカバーできる)のに加えて、バスを待つ時間が馬鹿に鳴らないからだ。実際問題、ちょっとした自分へのお土産(フリッジマグネットなど)を買って出たのが13時35分で、バスを結構待った。

来るバスに全部乗ってよいわけでもないので、238系統の中の一部でありバス待合場入口上部の看板にフェリーでCityで行く人はこれに乗れと書かれている系統にのる必要がある。分からないときは、止まったバスドライバーに尋ねて確認するべし。でないと、とんでもないところに行ってしまう。バス停から離れてボーットしているとそのまま行ってしまうので注意。そういうこともあるので、下の出口から出るべし。

さきほども書いたが無料の園内地図は中に入って直ぐ目の前にあるinformationで言えば出してくれる。AU$3と書いてあるのは動物園ガイドだ。地図だけ必要ならお金はかからないので間違えないように。

再びCircular Quay

さて、Circular Quayへ戻るフェリーが出発したのは14時で、Circular Quayでトイレを済ませたのが14時15分。乾燥しているから喉が渇いて飲むのだけれど、気温が低いから汗は大して出ないのでやたらトイレの回数が多い。トイレを見つけたらまだ大丈夫かなと思っても済ませたほうが利口かもしれぬ。

とりあえずおやつタイムは済ませたが、時刻は14時をまわっており、妻子は腹減ったの大合唱。そこでツアコンおとうさんとしては、シドニー発祥の地であるRocksへ向かいそこで軽い食事かティーをとることにした。

The Rocks

QuayからThe Rocksまでは徒歩でも目と鼻の先。The Rocksのハーバー沿いを歩けば、Sydney Opera Houseの美しい姿を横から見ることができるのである。Sydney Opera Houseが美しいのはやはりあの横顔であり、ハーバー側から見た、つまり海側の真正面から見たSydney Opera Houseというのはさほど大したことが無いのである。

The Rocksはdowntownとは違った欧州的な美しさがある
これぞThe Rocksのシンボル 冬場の平日なので人通りも少ない
建物の間から見えるHarbour Bridge 筆者はこういう風景が大好きだ
いや、いいですなぁ、こういう建物って どこにでもseagullが居る

The Rocksで手ごろな店を探すが、Argyle Stores内には適当なのがない。ストリート沿いを見ようかと思うが、腹減ったの妻子の大合唱に負けて、Clocktower Square内のGaetano's Barという店で、筆者と子供はTea(English Breakfast)、妻はTea(Earl Gray)、そしてSmall(8cm)のSeafood Pizzaをシェアするがさすがに8cmはちと小さかったかな。紅茶は各AU$3.10、PizzaはAU$14.80でやや高めかしらん。家族のお腹の虫も少々治まったようなので、このカフェの向かいに有ったお土産物屋さんを見る。そこでシドニーの3Dフリッジマグネット(AU$2.95)を購入。

[昼食というかおやつメニュー]

Rocksというところは趣のあるところで、英国の香りを強く残した一角だ。イギリス以外で一番イギリスらしい街というのは、ニュージーランドのクライストチャーチだという話もあるけれど、クライストチャーチにせよシドニーにせよ、はたまたカナダのトロントにせよ近代的な建物と古い建築が入り混じっており、その雰囲気はどれも共通したものを感じる。筆者はこういう雰囲気が大好きだ。東京は残念ながら太平洋戦争でその痕跡はほとんどなくなってしまったが、一部にはまだ残っている。新しいビルで埋めるだけが能ではないと感じるひと時だ。

お買い物タイム

CityRailのCircular Quayに戻り、最初はTownhallへ戻るつもりだったが気が変わってWynyardで下りる。Wynyardの公園側に出るほうのエスカレーターを上がると途中に小さなColesがある。ここで夕食類を買おうかと思ったが、サラダなどは鮮度も悪いし全体的に種類も少ないので、お土産リストの残りのものを買って早々に退散。ダウンタウンのスーパーの中では、やはり客の多さと商品の回転のよさではTownhallのWOOLWORTHSがトップクラスであること間違いない。

地上に出てGeorge St.を南へ下る。途中、Strand Arcadeに立ち寄って、The Nut Shopでナッツとドライフルーツを追加購入し、さらに南下してMYER(デパート)に入り書籍売り場に行く。目的は先日見つけたHarry Potter and the Order of the Phoenixのペーパーバック版。AU$19.95がAU$12.95になっているのである。これはハードカーバー版を持っているが重くて読むのに手がくたびれるからペーパーバック版を安くで欲しかったところだ。

さて夕食はどこかでDELIをtake awayするか…とMYERのデパ地下ならぬフードコートを見るが、どうもイマイチだ。結局ここでは例のJuice Stationでオレンジ・パイナップルをAU$2で飲むが、美味い!実に美味い!もう無条件に美味い!ホントに美味い!チョーオススメである。

夕食は部屋のダイニングで食べることにして、パンはあるので、あとはスープ(インスタント)とサラダ(ドレッシングは昨日買った)、それにメインディッシュがあればよい。サラダはCOLESは糞だったので、WOOLWORTHSだ。あと、WOOLWORTHSのChicken Choppeeが美味しいので、それを買ってあと何かだ。

Chiken Souvlaki

MYERからQVBの地下を通ってそのままTownhall駅までの間で結局何も調達しなかった。Townhall駅からビクトリアギャラリーの地下へも行けるのでここを見てみるが、take away用には大したものはなくて、スーパーがその奥に有ったけれど閉店セールですでに物はほとんどなくて、Diet Pepsiだけ買って退散(笑)。

Chicken Souvlaki、結構美味だった

Townhall駅(地下)のWOOLWORTHS入口の近くにちょっとしたDELIなどを売っているところがあり、そこで焼き鳥様のものを二串(@AU$2.95)を購入。串の先のとんがりが袋を突き破ってしまうため持ち帰るのに一苦労(笑)。

名前はChicken Souvlakiで、Souvlaki(日本語ではスブラキだが、だからギリシャ料理か?あるいはギリシャ風シシカバブ?ちなみに英語の発音はスーヴラーキでラーにアクセントがある)。あとはWOOLWORTHSに入り、Chicken ChoppeeとFish Cocktailを購入。

ちなみに、Fish Cocktailは筆者は食べていないが今ひとつだったらしい。やはり、ここのDELIはチキン物が安くて美味い。特にChicken Choppeeは美味で、ここで買って(支払もこの場で行う)すぐに一つ袋から出してぱくついている人は大勢見かけるほどに美味しい。だまされたと思って一度試してみるべし。

シドニーのダウンタウンの帰宅ラッシュは早くて4時半ごろから始まる。そして5時半〜6時ごろはピークに達するようで、ホームも人でごった返す。だが、東京のラッシュに慣れている見にとってはラッシュのうちにすら入らない。けれども、駆け込み乗車をする人などがいるのはいずこも同じ。オーストラリア人は皆急がないかというと決してそんなことはない。

夕食タイム

ホテルの部屋に戻ったのは18時半ごろ。夕食は、サラダ、パン、Chicken Souvlaki、Chicken Choppee、Fish Cocktail、スープ。やはり旅先でこうやって部屋のちゃんとしたダイニングで落ち着いて食べるのはいいものだ。

[夕食メニュー]

明日はHay MarketのMarket Cityの営業日で行ってみたいし、Manlyももう一度ゆっくり明るいときに歩いてみたい。

(第6日目終了)

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