現地第二日目 (2006/9/3[日])
天候:曇り/シャワー

Cairns Aquariusの朝は最高

昨夜は夜間フライトの疲れもあってぐっすりと眠って、目が覚めたのはアラームクロック(旅行用のもの)が鳴った7時だった。自宅は布団なのでベッドメイキングは不要だが、ここは滞在中は週に一度だけのサービス(シーツ交換)なので、自分のベッドは自分できちんと直す。

ベッドって、手間がかからないようできちんと使うには結構手間がかかるもので、私もベッドを使っていたときには、毎朝きちんときれいにベッドメイクをしていたものだ。さすがにホテルのようなフラットシーツは手間がかかりすぎるのでフィットシーツにベッド用の裾を巻き込むタイプのカバーをつけた布団だったけれど、それでもきちんとしわを伸ばしてきれいにしていたものだ。

妻と娘のベッドを見るとそれなりに整えてはあるのだが、筆者的にはちょっと気に入らないので、きちんとシーツのしわを伸ばしてマットレスの下におりこみなおし、アッパーシーツもかけ直す。こうやってきちんとしておくと夜には気持ちよく眠れるというものだ。終わったところで、ベッドサイドのテーブルを見たが、置いていないじゃないか!筆者へのピローチップが!(爆笑)。

このCairns Aquariusの良いところは全室オーシャンフロントで、それもケアンズという場所柄東向きのオーシャンフロントである。ちなみにハワイのワイキキだとオーシャンフロントは西向きになって午後からとんでもなく暑くなってくるし、シティ側のほうが夜景が非常にきれいなので、実はオーシャンビューやオーシャンフロントよりマウンテンビューというかシティビューのほうが遙かに滞在が快適になるし料金も安いのだが、何故か日本人観光客はオーシャンフロントが人気らしいのは理解不能である。

で、このCairns Aquariusだが、東向きということで快適でさわやかな朝日を浴びながらベランダで朝食をとることもできる。朝日を全身に浴びることで自然に目も覚めてしゃきっとしるという一石二鳥どころか一石三鳥くらいのメリットがある。ベランダに出なくても、リビングダイニングからは朝日にきらきらと輝くケアンズの海をみることができるのだ。

朝食メニューは昨日買った物で、クロワッサン、サラダ、ターキーハム(一人二枚)、インスタントスープ(妻はポテトクリーミーチキン、娘はクリーミーチキン、筆者はイタリアンミネストローネ)だ。ターキーハムは我が家全員好物だが、やはりこのままよりはサンドイッチにするほうがいいかもしれない。非常にあっさりしているのでちょっと物足りない感があるからだ。食べ終わった食器は手洗いしてリンスと乾燥だけ食洗機を使う。

ここに限らないのだけれど、どうもキッチンは大きくてもシンクがやたら小さいのは困る。皿の類は食洗機を使うからいいとしても、フライパンや大きな鍋はとても洗いにくい。ここに住んでいる人はどうやっているのだろうかと疑問がわいてくる。

Rusty's Market

食事が終わって出かける準備にかかる。大学生にもなって化粧初心者マークの娘は妻に化粧を手伝ってもらっているが、くすぐったがってヘロヘロ笑って妻に怒られている。天気のほうは、食事中からシャワーになっていて今日は天気には恵まれそうもない。最初はCairns Tropical Zooに行こうかと思っていたがこの天気ではZooは別の日のほうが良さそうだ。

今日は滞在中最後の日曜日なので週末だけ開かれているRusty's Marketへ行くことにした。場所はWoolworthの近くで、ケアンズの街中である。シェリダンSt.とグラフトンSt.に挟まれて、Woolworthのちょうど二ブロックほどCairns Central側にある。ちょっとわかりにくいのだけれど無事たどり着いた。どうやらシェリダンSt.のほうからのほうがわかりやすいようだ。

ここはフレッシュなフルーツや野菜が結構安くで買えるのでお勧めなのだが、週末のみの開催で、金曜日は朝の5時から夕方6時まで、土曜日は朝6時から午後3時、日曜日は朝6時から午後2時までの開催となっている。また、周囲に駐車場は少ないし週末は駐車違反の取り締まりも厳しいようなので、車で来る場合はくれぐれも駐車場所にはご注意を。

我が家のようにケアンズの街中のアパートメントに滞在するなら、木曜日か金曜日に日本を出発して、金曜日の朝か土曜日の朝にアパートメントにチェックインして、Rusty's Marketにでかけて野菜やフルーツを買い込むのが吉であろうと思われる。我が家は、ここでスイカ(AU$2.00)、トマト(AU$2.00)、リンゴ(AU$2.00)、ブロッコリー(AU$1.50)を買い込んで、マーケット内のベーカリー(Bumby's)でアップルデニッシュとオレンジジュースでプチ休憩。

Cairns Central

Rusty's Marketを出て、Cairns Centralへ行き中をぶらぶら。前回は8月で夜は結構冷え込んだのでパジャマ代わりにはトレーナーを持参したが、9月に入ったケアンズは結構暑くて、とてもじゃないけどトレーナーでは眠れないので安いTシャツを買うことにした。また筆者は短パンももってきていなかったのでCairns Central内のBest&Lessで家族それぞれのTシャツを筆者の短パンを購入、合わせてAU$53.96也。ちなみに、短パンは大人サイズだとブカブカなので、ジュニアサイズでぴったりでありました。

時は11時半過ぎ、ぼちぼち軽いお昼にしようということで、飽きもせず昨日に続いて今日もMuffin Breakだ。今日はバナナマフィン(AU$3.20)、バナナケーキ(AU$3.80)、スコーン(AU$1.70)、カプチーノ(AU$3.20×2)、Tea(AU$2.80)と家族三人で合計AU$17.90とそれなりに高くて東京と物価水準は変わらないかこちらのほうが高いように思う。ちなみに、今日はマフィンだけでは食い足りなくて、同じくフードコートにあるSushi shopのFujiでシーフードロール(AU$2.00)、チキン照り焼きロール(AU$2.60)、それに娘がめざとく見つけたペットボトルの烏龍茶(AU$2.80と日本の倍の値段)でAU$7.40の追加。

スシロールは筆者は初めてではないが、酢が非常に弱くて普通のご飯に近いが、ローカロリー、ローファットでヘルシーというので結構地元の人が食べている。妻の感想を書くと、「カニカマとキュウリにしてマヨネーズにしたほうがずっとおいしいのでは?」ということでやはりもう少し酢がきいていてほしいそうだ。娘は酢が苦手なのでむしろこれくらいでいいらしい。

お昼を食べて、Cairns Centralの中をうろうろしていると通路に店をだしている携帯屋さんで、筆者愛用の海外用GSMハンドセットであるNOKIA 3120用のベルトクリップ付きケース(AU$14.95)がうっていたので速効で購入。ベルトクリップといってもベルトを通すベルトループではなく、ベルトをしっかりとくわえ込むタイプでアメリカやオーストラリアではよく見かけるタイプだ。フリップタイプの携帯には適していないが、ストレートタイプ(Candy Bar Type)ではこのケースに入れたままベルトに挟み、使うときはクリップを摘んでベルトから外してケースに入れたままダイヤルしたり通話したりするのだ。BrisbaneやSydneyでも思い出す度に探していたがNOKIA 3120用は見つからなかったので嬉しい。

Cairns Central内のベーカリーで夕食用のパンを買い、COLESで夕食の材料などを買う。今日の夕食はラムチョップのステーキとビーフステーキだ。ラムチョップのステーキは筆者の大好物なのである。日本だとラムといえばジンギスカンくらいしか有名なものはなくて、それもへたすればラムじゃなくてマトンだったりするのでとんでもないのだが、薄っぺらいヘナヘナのラムスライスではなくて、ここは羊の国、やはりラムステーキを食べたいのである。また、スーパーではラムチョップはもとより普通にビーフと同じようにカットしたステーキ用のラム肉を売っているのが大変好ましい。帰り道にWoolworthもはしごして買い忘れたものなどを買い足して部屋に戻る。

旅行に出ると、その地で買い求めたものを基本的には可能な限り全部写真にとる。現地消費してしまうものもまず写真にとる。これが後から記録としても役立つし何より思い出にもなる。部屋に戻ってから洗濯機をまわしていたのだが、それも終わったのでドライヤーに放り込んで散歩に出た。何度も書くが、こうして気軽に洗濯できてしまうインルームランドリーは大変ありがたい存在で、「暮らしている」という感じにも近くなるのだ。

オーキッドブラザ

オーキッドプラザのほうへ行ってみる。オーキッドプラザで2003年に妻がセーターを買った店を探したがすでに姿を消してしまっていた。別に今回も買い求めるつもりなどは無かったが、そういえば買ったなぁ、あの店はどこだっけ?って探してみたが無くなっていたというだけの話。

ケアンズで日本円を両替するならばおそらく一番レートが良いのがDFSの二階にある両替所。市内の銀行などよりここのほうがレートが良いってのはちょっぴり不思議でもある。DFSの斜め向かいにはOK GIFTSがあるのでのぞいてみたが、残念ながら足つきのカンガルーパペットは売っていなかった。

OK GIFTSを出てしばらくすると雨が降ってきて、だんだん強くなってきたので、再びオーキッドプラザに戻りしばし雨宿り。向かいのベンチにも現地の女性が座って雨宿りしていたが、そのうち酔っぱらいのオッサンが女性のほうによってきて話始めたというか、軽くカラみ始めた。外を見るとほとんど雨も止んできたので、これを潮時に雨宿りを打ち切りその場を離れた。帰りにナイトマーケットの中を通り、足と尻尾がないタイプとして三匹目のカンガルーパペット(AU$12,95)をゲット、他にもカンガルーの写真のメモ(AU$3.95)を買い、New Zealand Naturalでアイスを食べる。いや、おいしいのである、ここのアイスは。

ディナー

部屋に戻って夕食の支度を家族でする。こうやってワイワイやりながら夕食の支度なんてのもアパートメント滞在ならでわである。肉を焼くのは筆者の仕事。メニューはラムチョップのステーキとビーフステーキ、ゆでブロッコリー、トマト、パン、クラッカー&チーズ(ワインのおつまみ)、ささみフライ、ワイン。


東向きなので夕日を眺めながらの食事ではないが、部屋の外側いっぱいに広がる暮れてゆくケアンズの空と海を眺めながらの広いアパートメントの部屋で家族での食事なんて、最高ですな、ほんと。夕食の後片付けをしてしばし妻と語らい会うなんてのもいいものだ。自宅だとどうしてもお互い雑用があったりしてなかなか落ち着けないからね。



(第2日目終了)

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