「お替わりはいかが? 〜1279〜」 1999.01.03 (Sun) ========================== □ ハワイ島紀行 〜1〜 1.はじめに (1) ハワイ島旅行決定 一昨年の夏はハネムーンの思い出が詰まったなつかしのマウイ島へ行った。 昨年の夏は急に思い立ってサイパンへ行った。そして1999年は夏にまたどこか へ行くつもりであった。ある時、娘の友達で母親同士も仲良しである家族が、 正月開けにハワイ島に行くという。当方も今年はどこにしようかと考えていた ところであり、それなら一緒にハワイ島へ行けば、向こうはレンタカー代が安 くなるし、こちらは足ができるし、子供も喜ぶというので一緒に行くことにな った。母親同士、子供同士が仲良しであり行動を共にすることのディメリット よりメリットのほうがはるかに大きいのである。 決まったのはいいが、いつ行くか。正月の海外旅行なんてどこも目玉が飛び 出る価格だと思われているが、実は日程を選べばそんなことはない。激安チケ ットも、ゾーンペックスと呼ばれる航空会社の正規割引運賃も、一般のツアー 代金も年が開けた三日あたりの出発になるとがくんと値段が下がるのだ。年内 出発で新年を海外で迎えようとするから馬鹿高な金額になるのである。そんな わけで私たちは、新年の一月三日出発、十日帰国の六泊八日の旅程を組んだ。 日本からハワイ方面への子連れ旅行は、個人手配よりツアーのほうが何かと便 利であるから、今回も自宅の近所のJTBのツアーにした。 2.出発〜現地第一日目 (2) JAL070便 一月三日、午後三時三十二分発のJR成田エクスプレスに乗り一路成田へ向か う。昨年夏は京成スカイライナーを使ったが、やはり池袋から出るほうが楽で ある。この成田エクスプレスに乗ると成田空港第2ターミナルには夕方五時前 に到着するのだ。ツアーの欠点の一つが待ち時間の多さである。今回もかなり 時間があるので書店などを覗き込むが、まああたりまえのものしかない。これ から米国にゆくというのに、割高な洋販経由で価格がU.S.$価格の倍以上にな っているペーパーバックを買うのはばかばかしい。妻は例によって免税店を覗 くが、どこの店にもクリニークのハッピーというフレグランスが無かったとい ってむくれていた。 利用する便は成田二十一時丁度出発の日本航空70便で、ホノルルにはよらず にハワイ島のコナへ行く直行便である。JALのハワイ線はいわゆるリゾッチャ 路線であるが、JAL70便は純粋のJALではなく、JAZ(ジャパン・エア・チャー ターという日航系列の会社)のチャーター便の機材と乗員である。JAZの方は フライト・アテンダントの方もほとんどがアジア系非日本人の方である。だか らJALに乗ったはずなのにうまく日本語が通じないこともあったりして、JALな のに機内で英語を使わねばスムーズに話が通じない時もある。 (続く)