「お替わりはいかが? 〜1280〜」

1999.01.04 (Mon) ==========================

□ ハワイ島紀行 〜2〜

 機内での私たちの席は49のH,J,Kである。この席は実はギャレーの真横なの
である。日本を夜に出るJALのハワイ線は離陸後一時間ほどで食事が出るのだ
が、この食事が出しきるまでのギャレーはまさに戦場そのものである。狭い中
にフライトアテンダント達が恐ろしくすばやく動いている。ギャレーを見てい
てこれまで知らなかったことを発見した。まずは、キューブアイス。製氷機で
もあるのかと思ったが、実はコンビニで売っている氷の袋の倍から三倍くらい
のでかい袋に入ったのがドライアイスとともに積まれている。次の謎がコーヒ
ーだ。ドリップ式であるのは明白だが、実は喫茶店のようにパイレックスのサ
ーバーでいれているわけではない。市販のコーヒー豆の入った200g缶の三倍は
あろうかというでかい缶を機械にセットして、レバーを力いっぱい引き下げる
と、密封状態の缶の上下に穴があいて、上からお湯が注がれ下からコーヒーが
出てくる。新しく豆をセットするときは、そのでかい缶ごと取り外して新しい
のに変えれば良いのだ。と、まあこんな具合に新発見もあるし、ギャレーの隣
だから何かにつけ真っさきにサービスを受けることができて都合がよいのは事
実だ。しかし、その分しょっちゅうがちゃがちゃと音がするのでうるさくて眠
りにくいのが欠点だ。

(3) コナ空港

 成田を日本時間の午後九時(ハワイ時間で同日の午前二時)に出発して、コ
ナ空港(ケアホレ空港)についたのはハワイ時間の午前八時丁度、つまり所要
時間六時間でついたわけだ。随分速いようだが、この季節は西からの貿易風が
強く吹くので、その程度でこれてしまうのだ。夏だと成田からホノルルまで早
くてそのくらいかかり、そこからハワイ州内のインターアイランド路線で四十
分ほどかかる(当然トランジットにもそれなりに時間がかかる)ので、一昨年
はマウイに着いたの十一時近くであったように記憶している。

 私たちはツアーを使ったので、ここからがツアーの一番の難点の待ちが入る。
なんだかんだで、説明や現地での書類などを渡されて、一時開放されたのが午
前九時半だ。初日の昼食だけはついているのと、十二時近くにならないとチェ
ックインできないことから、ホテル内や近所を散策して時間を潰し、その後昼
食をとって部屋で着替えを始めたのが十二時近くだ。この昼食は宿である「キ
ング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル」内のレストラン「コナ・ビーチ」
で決まったメニューが出てくるが、これが例によって量が多いだけで、はっき
いって不味い。ここで旨い物を出せば、ディナーにも客を呼べるのに、これで
はもう一度入ろうという気にはならない。ちなみに私たちが使ったツアーは
「LOOK JTB」だが、JAL系のツアー「AVA」だと何故かもっと早くにチェックイ
ン可能であるようだ。なぜそんなことを知っているかというと、今回共に旅を
する知人が使ったのがAVAだからだ。

(続く)