「お替わりはいかが? 〜1284〜」

1999.01.08 (Fri) ==========================

□ ハワイ島紀行 〜6〜

 ホテルへ戻って、まず夕食のレストランを電話で予約する。基本的にディナ
ーで待たずに良い席を取ろうとおもえば、予約するのは最低限の常識である。
予約無しで行って良い席をなんとか都合してもらおうとおもったら、チップを
弾まなくてはいけなくなる。まずは夕食前に洗濯をしてしまいランドリーで洗
濯を終わったのが七時すぎで丁度レストランの予約時間だ。先に予約したのは
カイルア・コナのホテルそばのキング・カメハメハ・モール内の海上鮮酒家と
いう店だが、ここは安い。春巻、海老のあげもの、海鮮焼きそば、特製チャー
ハンといった庶民メニューにしたが、けっこう安くてうまい。しかし、量はア
メリカンサイズでまたもや超満腹状態となる。

3. 現地第三日目

(7) 溶岩に消えた町

 今日は朝が早いので、昨夜KTAストアで仕入れたアップルパイとタコのポキ
(ポキとは魚介類をつかった惣菜の一種)を食べる。このアップルパイ、でか
いリンゴがたくさん入っていてこれはかなりの美味である。やはりアメリカで
外れが少ないの食品の一つはパイであろう。タコのポキもうまいのだが、朝っ
ぱらからタコをたくさん食べる気にもならなかった。やはりマグロ(ハワイ語
ではアヒという)を使ったアヒ・ポキのほうが数段うまい。

 食事をしている合間に、フロントで小銭に両替して昨夜妻が手で洗濯した下
着をランドリーのドライヤーで乾かしにゆく。すると米国人のおじさんが洗剤
自動販売機の前で困った顔をしているので、どうかしたのか?と声をかけると
50セントをいれて洗剤パックは出てきたのだが、途中でパックがひっかかって
出てこないという。貴方の手は小さそうなので取れないか、というから試して
してみたら楽に取れた。毎回来る度に思うことだが、自動販売機に関する限り
は治安が良くニーズも多い日本のそれのほうがはるかに進んでいる。

 さて、今日は朝八時にホテルを出て1ヒロの方に向かい、さらにそのさきの道
路が溶岩でふさがれている場所まで行く予定だ。予定所要ドライブ時間は途中
の寄り道を含めて片道三時間ちょっとだ。

 カイルア・コナを出て190号線を走ること三十分少々でパーカー牧場という
大きな牧場の中を道路が抜けて行くが、この牧場を抜けるのに時速55マイルの
速度で一時間もかかる。ところどころで牛がのんびりと草を食べているが、そ
の草もこのあたりでは雨が少なく、まだ茶色っぽいものが多い。この道路はほ
とんど制限速度55マイルなのだが、道幅がおそろしく狭い。片道一車線で車線
幅も広くないから、結構恐いものがある。

(続く)