「お替わりはいかが? 〜1285〜」

1999.01.09 (Sat) ==========================

□ ハワイ島紀行 〜7〜

 牧場を抜けてすぐのワイメアでトイレ休憩だ。標高約750メートルほどの街。
そしてまた延々走りつづけようやくヒロの街へたどりつく。ここをさらに抜け、
1990年のキラウェア火山の噴火の溶岩に埋もれて消滅したカラパナの跡へゆく。
ここは島の南東部にあたる。島の西側は乾燥した気候であるが、東側は雨も多
く木がおい茂っている。一つの島なのに東と西、北と南ではぜんぜん風景が違
うし気候も違うのがビッグアイランドの特徴だ。

 この道路(130号線、137号線)は途中で溶岩流により道路が無くなっていて、
通行禁止となっており、その道路がとぎれた場所には駐車場と土産物屋、そし
て軽い飲食ができる店がつくってある。日本人向けツアーバスがとまっていた
ので、やたら日本人だらけになるが、そのバスが出ると日本人は我々だけにな
り、代わりに米国人観光客がポツリポツリとやってくる。

 車を降りて南のほうにゆくと、今は冷えた溶岩の黒々とした岩の上を歩いて
海岸まででることができる。その海岸も溶岩が砕けたものらしく黒い砂なので
ある。いわゆる黒砂海岸だ。この溶岩の光景は日本で言えば伊豆大島の三原山
山麓に近いといってよい。あそこもかなり広大な風景だがここもかなりすごい。

 かたまった溶岩見学のあと、マウナロア・マカダミア・ナッツの農園&工場
に立ち寄る。このビジターセンターはたいしたものが無いというか土産物屋し
かないといってもよい。しかし新製品のマウイ・オニオン・ガーリック・フレ
ーバーのマカダミア・ナッツを試食したら結構美味いので、一ダースの箱入り
で購入した。これがなかなかよくて思わずビールが欲しくなる。日本ではブル
ーの缶の塩味のものしか見かけないから土産物としては良いだろう。

 このあとヒロ市内へ戻り昼食をとる。昨日昼食をとったカフェ・ペストのヒ
ロの店だがメニューは若干異なった物がある。私と娘はハワイ名物サイミンを
おいしくいただき、妻はプレーンオムレツとハッシュドポテトとパンケーキの
セットだ。サイミンはどこで食べてもそんな膨大な量ではないことを私は知っ
ているので良いのだが、妻のほうは例によって例の量だ。日本だと残すのはよ
くないが、ここでは残すことも覚えなくてはならぬ。

 昼食をすませて、ビッグ・アイランド・キャンディーズというところで土産
の菓子を購入。世界広しといえど、ここの店でしか売っていないというものが
多く、それを土産に購入した。聞くところでは、オアフ勤務のJTB職員の人が、
同僚がハワイ島のヒロへ行くと聞きつけると、購入を頼むという代物らしい。
試食すると確かにクッキーもチョコもかなりの美味なのである。英会話学校の
先生への土産もここで調達した。米国本土(U.S.MAINLAND)でも店舗では買えな
い代物なのである。

(続く)