「お替わりはいかが? 〜1305〜」 1999.01.29 (Fri) ========================== □ CASSIOPEIA E-55 「お替わりはいかが? 〜1220〜」(1998.11.05)の中で、WindowsCE2.0搭載 の "CASSIOPEIA A-60" というPDAを購入したことを書いた。私はこの "A-60" を購入以来、日頃の通勤では "Let's note mini/M32" とともに持ち歩いてい たのだが、どうも "M32" と "A-60" では重なる部分も多くなる。逆にちょっ とした旅行などで "M32" を持って行くほどでもない場合には、"A-60" は "L X" 同様、単体でインターネットメールやニフティへのアクセスをこなしてく れ、さらにWebアクセスまで出来てしまうから重宝する。パワーやストレージ の容量からして、私の場合は "A-60" がメイン環境にはなりえないのだが、こ うした短期の旅行などでは、文章書きやスケジュール、アドレスはもとより通 信に至るまでこなしてくれる頼もしいやつである。 だが、しかし、普段の通勤で毎日 "M32" と一緒に持ち歩くには、やはりち ょっと大きくてかさばるし重いのである。"M32" がなければどうということは ないのだが一緒はちと辛い。そこで思い出したのが "CASIOPEIA E-55" である。 十二月十五日に発売されたWindowsCE搭載のパームサイズ(手のひらサイズ) PCで、大きさは83×128×15.5ミリ、重量は乾電池込みでおよそ185グラムとい うもので、大きさは3Comの "Palm3" によく似ている。"A-60" 同様WindowsPC とシリアルか赤外線で接続することで、Outlook97/98のスケジュールやアドレ ス、ToDoなどのPIMデータやファイル、メールなどと同期するのは "A-60" と 同じである。他にもPCカードTYPE2スロットがないこと、CPUがSHからMIPSにな っていることなどがある。 店頭でじっくり触ってみると、気づくのはその速度である。お世辞にも速い とは言えない。Palm3や最近のザウルスにあるようなサクサク感とは遠い。だ がPalm3やザウルスには無い点としては、Outlook98と完璧に連携することであ る。過去に何度も触れているとおり私は非常に多くのPIMソフトを試したり使 ってきた。その経験から言うとOutlook98は決して優秀ではないが、ヘボでも なく中の上か上の下というところで、画面に派手さはないがわりと使えるほう だ。このPIMと完璧連携できるのは非常に嬉しい。そしてその連携がクレード ルに差し込むだけでデータ連携できるのだ。さらにそれらを "A-60" や "M32" とも共有というか同期できる。これは大したものだ。 さらに、PDD(パブリックドメインドキュメント:没後五十年たって著作権 が消滅した作家の作品を有志がテキストとして入力して公開している)や市販 の電子テキスト化された文学作品などが、片手操作(アクションコントロール ダイヤルで片手で持ったままスクロールができる)で電車の中で読めるのであ る。これは想像以上に便利である。 というわけで、日常の通勤ではバッグには "M32" が、ポケットには "E-55" が入っている。