「お替わりはいかが? 〜1312〜」 1999.02.05 (Fri) ========================== □ オフィスのコーヒー 〜1〜 オフィスワーカー(office worker)であれば、仕事の合間にコーヒーを飲む 人が少なくないと思う。オフィスのコーヒーではどのようなものがあるのだろ う。缶コーヒーは別にして、自動販売機(カップ)、自前もしくはオフィスそ なえ付けのインスタントコーヒー、オフィス向けコーヒーサービス(豆を買う ことを前提にほとんど無料で器具を貸し出ししてくれるサービス)、喫茶店の 出前、そして1人分をドリップで自分でいれるなどだ。 まずは、自動販売機。最近はコインをいれるとインスタントをお湯で溶いて いれるものだけではなく、中で豆から抽出するものもある。オフィス内の自動 販売機は一般に町中のそれよりは安いことが多く、ワンコイン(100円)以内で こういったコーヒーが簡単に飲める。簡単で洗ったり片づけたりする手間がな いのはよいけれど、コストパフォーマンスが悪い。一日二杯として一日あたり 200円、月20日として4000円、一年で48000円とこれは馬鹿にならない。コスト だけでいえば、一日タバコを一箱吸う人と大差ないことになる。 次にインスタントコーヒー。これはコストパフォーマンスは一番良いが、所 詮インスタントコーヒーであり、最高級のインスタントコーヒーでも並のレギ ュラーコーヒーには太刀打ちできない。好みはいろいろあるだろうが、粉っぽ さが残るようでいまいちである。他に選択肢がなくなおかつ経済的に済ませた い時の手段である。 そしてオフィス向けコーヒーサービス。これは会社から費用が出ることもあ れば、社員同士がお金を出し合うこともあるが、とにかくそういうコーヒー器 具サービスの会社があり、そこから豆を継続的に買うと器具を格安もしくは無 料で貸し出してくれる。かかる費用は実質的豆代だけであり、一杯につき50円 程度で済むのでこれはコストパフォーマンスはよい。だが、いれたてなら香り もよく味も悪くない(豆によるが)のだが、保温トレイの上で段々煮詰まって きて香りがとんでまずくなるのが最大の欠点だ。これはせいぜいいれて三十分 以内程度で飲むべき物だが、なかなかそうもゆかなくて、今日いれたのは確か だが今日のいつごろいれたのか怪しいなどというケースもあってあまり美味し くない。煮詰まったコーヒーならいれたてのインスタントコーヒーのほうが何 倍もマシである。 (続く)