「お替わりはいかが? 〜1320〜」

1999.02.13 (Sat) ==========================

□ M32トラブル 〜1〜

 私が常用しているPCは、A5サイズのLet's note mini/M32 (CF-M32J5 ...以
下単にM32という)である。当然の事ながらメモリは増設して96MBにしてあり、
ハードドライブは出荷時の2.1GBから4.3GBに換装して、携速CDという仮想CD実
現ソフトを使っていくつかの辞書や地図、辞典などを入れて持ち歩いて勤務先
や出先で、あるいは自宅のメインPCとして、そしてWindowsCE機の CASSIOPEIA
 E-55 や CASSIOPEIA A-60 の母艦として非常に重宝している。

 このM32は昨年7月に購入してすぐに内蔵ハードドライブを標準の2.1GBから
4.3GBに入れ替えた。その4.3GBのハードドライブは同年2月に購入した物であ
り、Let's note mini (AL-N4T512) で使用していたのを抜き出した。つまりこ
のドライブは使い始めてから丁度一年ほどたったことになるが、残りが600MB
程度になりこれ以上は携速CD用のCDイメージは入らない状態になってきていた。

 さて、先週の木曜日のこと、東京には珍しく雪が降った。東京は近年暖冬続
きであり、十年前の冬場の寒さというのがあまり感じられなくなったような気
がする。やはりこれも都会特有のヒートアイランド現象のなせる技なのだろう
か。寒いのは嫌いであるが、やはり冬場はある程度寒くないと景気にも良くな
いのである。ともあれ、その翌日の金曜日、いつものようにM32をバッグにい
れて家を出た。電車の中ではいつもの通り、朝起きてすぐにアクセスしたニフ
ティサーブのフォーラムの会議室やパティオのログを読んだり書いたりである。
毎朝空いた電車で始発駅から池袋まで座れるようになってからというもの、通
常出勤の時の日課というか習慣になってしまった。

 ここまでは平和だったのだが、午前中のある時、突然ハードドライブが鳴き
はじめた。キュイーンというような甲高い音である。コリコリというようなア
クセス音ならこれは発して当然であり、別段何の不思議もないのだが、これが
突然甲高い音を立て始めた。経験的にはこれは危険な予兆でもある。もちろん
音を立てるから直ちに危険に直結しているわけではないだろうが、あまり良い
兆しでないのは確かだろう。これは、いかん、と、このとき素早く交換用のハ
ードドライブの価格を、それも容量50%増しにした6.4GBのベアドライブの価格
をWebで調べ始めたのは言うまでもない。

(続く)