「お替わりはいかが? 〜1348〜」 1999.03.13 (Sat) ========================== □ PDAの比較? 〜6〜 E-55が標準的に対象としているPC側のPIMソフトウェアはOutlook97/98(あ るいはSchedule+)であり、WorkPadはPalmDesktopである。ではそれ以外の PIMソフトウェアである、Organizer97などを使っている人はどうするか。それ にはサードパーティ製のソフトウェアを使えばよい。 WindowsCE用、WorkPad用それぞれにプーマテクノロジー(Puma Technology) 社から「IntelliSync」という同期補助ソフトウェアが販売されている。 WorkPad付属のソフトウェア(HotSyncマネージャ)ではPalmDesktopとしか同期 してくれないが、これを使うとOutlook97/98, Organizer97, Notes4.5/4.6な どともデータ同期ができるようになる(ただしNotesとNotesPersonalに関して はWorkPadの付録として、LotusEasySync2.0の正規品が添付されており、これ をつかうことでも同期が可能になる)。 私はOutloo98とWorkPadを「IntelliSync 3.1J for IBM WorkPad」を使って 同期させて使っており、CASSIOPEIA E-55の場合はそのままWindowsCEサービス でOutlook98と同期させて使っていた。PCのPIMをOutlookに限定するならば、 相性問題ではE-55の圧勝であるのは疑いがないところだ。とにかく項目の過不 足を心配することなく、同期も確実に新しいデータが古いデータのほうに反映 される。同期の安全性と無難さを選ぶなら絶対にE-55(WindowsCE)とOutlookの 組み合わせであろう。 PIMソフトそのものはかなり良くできているのだが、日本語版ではどこの PDAとも同期をとることができないという悲しい運命なのが、Sidekick系と EccoProである。どちらもPIMソフトとして個人ベースで使う限りはかなり良く できているし、画面構成にも無駄がなく640×480のLibrettoでもかなり良いの だが、いかんせん日本市場では両者は非常にマイナーであるから、どこのPDA や日本語完全対応同期ソフトでもこれらには対応していないのが残念である。 このように考えると、メジャーなPIMとの連携のスムーズさ、自分が普段使 っているあるいは好みのPIMソフトとの連携のスムーズさというものを、PC連 携では軽視してはいけないことがわかる。ここがお粗末だったり手間がかかる ようだと、いずれその連携は使わなくなり、連携を使わなくなったE-55や WorkPadはメインエンジンを失ったロケットのようなものだ。 (続き)