「お替わりはいかが? 〜1362〜」

1999.03.27 (Sat) ==========================

□ COMポート不足

 私が所有しているPDAはHP100LX、HP200LX、CASSIOPEIA A-60、CASSIOPEIA 
E-55、IBM WorkPadであるが、PDAとして現役なのはA-60とE-55とWorkPadであ
る。旅行などでは文章を書くこともでき電子メールやNIFTYのフォーラム巡回
にも問題なく対応できるA-60を、日常的には信頼性は低いが小型で反応が速い
WorkPadを、荷物になってはこまるがデータが飛んでもこまるような状況では
コンパクトフラッシュにE-55単体でバックアップとリカバリができるE-55を、
と使い分けている。いずれもPIMデータの中心はMicrosoft Outlook98であり、
WindowsCEサービスや、HotSyncマネージャ+IntelliSyncを使ってこれらさん
機種とデータシンクロができるので、PIMデータのやりとりには苦労は全くな
いのである。

 メインマシンのノートPC (Windows95 OSR2.5) との接続はCASSIOPEIAは両機
種ともIrDAを使って115.2Kで接続しておりワイヤード接続と同じ速度が確保で
きている。しかしこれにくらべてWorkPadのIrDAは38.4Kとウルトラ・ヘボなた
めしびれ切れるし、電池も切れる。そこで少しでもはやいシリアル接続を簡単
にできればよいとばかりアクトンテクノロジからでているUSB接続のシリアル
ポート「USB Serial 202」を購入した。

 シリアルポート関係では普段はPCカードモデムのXJ3288J-Pが常時装着、日
に何度かPHSの321SがダイレクトにPCカードスロットに刺さって通信、そして
CE機とはIrDAで通信、WorkPadともときおりIrDAで通信。つまり、
- COM1: 内蔵シリアルポート
- COM2: 内蔵赤外線
- COM3: XJ3288J-8
- COM4: 赤外線のバーチャルポート
- COM5: PHS
なのである。問題はUSB SerialがCOM1〜COM4には入る余地がないことだ。
WindowsCEサービスはCOM5でもCOM6でも対応できるのだが、HotSyncマネージャ
はCOM1〜COM4だけなのである。つまりなんとかUSB SerialをCOM1〜COM4にしな
くてはならない。

 そこでCOM1をBIOSで殺してみると、PHSを刺す前はCOM1にXJ3288J-Pがきて、
USB Serialを刺すとそれは無事COM3にきた。しかしUSB Serialを外して、XJを
つけたままPHSをさす(私の普通の使い方)とPHSがCOM3にきた。そこでPHSを
外してUSB Serialを入れても空いているはずのCOM3にはこずに、COM5になった。
コントロールパネルのモデムで確認すると、刺さっていないPHSであるが、
COM3をつかんで離さないのである。これを開放させるにはPHSを削除するしか
なかった。つまり私の使い方(IrDAは殺したくない、XJ3288J-Pは常時装着、
ときにPHSも追加装着)ではCOM1〜COM4にUSB Serialをもってこれないのだ。
これでは当初の目的のWorkPadでUSB Serialを使うことができないではないか。

 Windows95で安定しているのでWindows98に変えるという選択肢は今のところ
私にはない。無償アップグレードのメディアは持っているが開封すらしていな
いのである。はて、さて困ったものだ。これではWindowsというOSは玩具以下
ではないか。