「お替わりはいかが? 〜1391〜」 1999.04.25 (Sun) ========================== □ 旅行情報 〜5〜 こうした情報も「馬鹿な奴だ」とにまにま笑っているとか、「なんて怖いと ころなんでしょう、このホテルに泊まるのはやめましょう」とか思うだけの材 料にしてはいけない。ガイドブックを開いてみると、その地域ではタクシーに 要注意なんてことが書かれていて、声をかけてくるタクシーには乗らないよう に、ホテルではタクシーは呼んでもらって来たタクシーに乗るように、なんて ことが書かれていることがわかるであろう。 そのような土地柄だとするなら、客引きが出没してもおかしくないはずだと いう想像が働く。あるいはそれができなくても、このホテルは世界的にも一流 のちゃんとしたホテルなのだから、それは従業員ではなく一流ホテルに宿泊す る金持ち客を狙う客引きだろう、くらいの想像ができなくてはいけない(大体 日本人は実際の資産や収入とは不釣合いなくらい高級ホテルに泊まりかつブラ ンドを漁るからいけない、そんなのは狙われて当たり前だ)。したがって「そ うか、ここはそういうところでも客引きが出没するのだな、となると街中でも 用心したほうがよいだろう」くらいのことは容易に考えることができなくては いけない。またこの手の悪い情報はそういう風に使うべきだ。 しかし中には本気で注意したほうがよい悪い情報もある。Webやパソコン通 信では悪い情報のほうが、良い情報よりもはるかに流通速度も速く流通量も多 いことはあらかじめ心にとめておくべきことである。まさに「悪事千里を行く (悪事千里を走る)」のである。しかし火の無いところに煙は立たないのも事 実であり要注意情報であることにかわりはないから、そういう意味では役に立 てるべきだ。 たとえば格安チケットやツアーで有名なあるエージェントであるが、いろい ろな話を読んでいると担当者あたりはずれがものすごく多くて、あたりが悪い と担当者のスキルが低のか常識が欠落しているのか「確認して電話をさしあげ ます」といわれたのに電話がまったくこないとかは当たり前で、キャンセルし たはずなのにキャンセルできておらず、その上担当者はいなくなっていて他の 誰もわからないとかいったことがさして珍しくないらしい。話半分だとしても ずいぶんひどい話であり、話どおりだとするとエージェント失格だといえなく も無い。 (続く)