「お替わりはいかが? 〜1406〜」 1999.05.10 (Mon) ========================== □ 日本人は甘く見ろ? 〜2〜 困るのは、そういう人が多いとしたら日本人ツーリスト全体が甘くみられて なめられかねないことだ。被害にあった方は自分だけが悲劇の主人公のように 思うかもしれないが、実際は日本人全体を軽視させるの片棒を自分たちが担い でいるのだ。もちろん確固たる抗議とはいっても国次第であり、治安が極めて 悪い途上国ではそんなこと以前に、日本人の単独行動は厳禁で住まいは高い塀 と機関銃を下げた警備員にガードされた敷地内で、外出時は屈強なガードマン と運転手付きの車で外出しないと命が危ないなんてところが現実に存在するか ら、こういうところは素直におとなしくしていなくてはならない。しかし、事 米国とりわけ日本人の多いグアム・ハワイではやはりガンとした態度を取るべ きだろう。 overchargeのターゲットにされた人は、確かに被害者に違いないが、視点を 変えれば、そこで断固たる行動にでなかったが故に加害者の一端になっている いっても過言ではないのではないか。ホテルの部屋の電気がつかないとかエア コンが壊れているという類は、自分が不自由なだけだからだまっていてもまあ よいが、会計の不正は抗議すべきだ。日本国内でなら、女性がそばについてお 酒をついでくれるような店や暴力バーならともなく、回転寿司で家族四人が普 通に食事をして二万円を請求されて黙って支払うとはとても思えない。必ずや 文句を言うであろう。日本では文句を言えるのになぜ海外では文句をいえない のか。別に英語がしゃべれないとしても卑屈になる必要はない。フェアではな い会計に対しては「原則として」全身・全霊をもって断固抗議すべきだろう。 回転寿司家族四名分で約二百ドルというのは極端な例かもしれない。ぼられ るとまではゆかなくても、明らかに日本人ツーリストだからということで金を ふんだくろうとしている例があるのは明らかだ。まず悪意があるという意味で は、メニューの二重価格というものである。 ろくに言葉もわからないのに海外へゆき、入ったレストランで母国語のメニ ューが出てくれば、それは楽に決まっている。たとえその国の言葉がわかって も、母国語である日本語のほうが楽に決まっている。そういう気持ちを逆手に とって、英語メニューと日本語メニューでは価格が違っているという店が存在 する。だから私は日本語メニューが出てきた場合は、必ず英語のローカルメニ ューも同時に要求する。妻は日本語メニューを見て、私は英語メニューを見て、 まずざーっと眺めてメニュー構成や価格を比較する。そこで同じならばそこは 普通の店であるが、価格が違うようなら要注意である。 (続く)