「お替わりはいかが? 〜1442〜」 1999.06.15 (Tue) ========================== □ 気持ちの良い梅雨 東京は梅雨も真っ只中……のはずなのだが、どういうわけかからりと晴れ上 がった真夏のような天気、それも比較的湿度が低い気持ちの良い暑さが続いて いる。湿度が低いため日の出ている間は日差しもかなり強く暑いのだが、木陰 に入ったりすると結構涼しいし、朝晩は窓を開けているだけでさわやかな涼し い風が室内に入り込み結構気持ち良い。 東京では三日に梅雨入りしてからというもの、平年を下回る最高気温の日が 続き、八日には六月としては観測史上最小タイ記録となる最小湿度20%を記 録した。他の日も体感どおりで、もわーっと蒸し暑いと感じることは少なく、 暑いことは暑いけれどカラリとした暑さの日中が続いている。これではまるで 雨がふっていないかのようだが、気象庁のよれば、数字の上では平年よりは少 ないがそれなりに雨は降っているそうだ(朝日新聞の報道による)。 さらに同紙のほうどうによれば、今年は梅雨前線もはっきりとしており活動 は活発で南西諸島などでは局地的に強い雨が降っているという。しかし梅雨前 線の北側では大陸からの移動性高気圧に覆われやすく、上空には寒気が入り込 んでところにより雷雲が発生したりしているのだそうだ。わかったようでわか らない説明なのだが、とにかく結果的には雨は降れどもすぐにやんで日差しが 戻るような天気が多い。丁度南方の島々でいうシャワーとかスコールのような 感じに近い状況かもしれない。 暮らしているほうにしてみれば、仮に同じ降水量であればじめじめ・しとし とと連日降り続くよりは、数日置きにそれなりに強い雨が降ったかと思えば、 そのあとはからりと晴れ上がるような天気が良い。主夫・主婦にとってみれば なおさらで、じめじめと降り続くと洗濯物も乾かないし家中なんとなくじっと りとしてくるが、数日に一度がーっとふるだけなら、洪水の心配さえなければ そのほうが晴れている日が多いから有りがたい。 通勤しているサラリーマンにとっても事情は同じで、雨が降り続くと靴やら スラックスが間に合わなくなってくる。雨の日にはいた靴はてきめん傷みが早 いし、ローテンションしょうにも連日雨ではどの靴も雨にあうことになる。こ れはスーツも同じだろう。何より雨の日の通勤ほど嫌なものはないのである。 今週末には天気が崩れるというがその崩れた天気もほどなく回復するのであ ろう。さて、このカラリとしたメリハリのある梅雨、いつまで続くのか。