「お替わりはいかが? 〜1463〜」 1999.07.06 (Tue) ========================== □ 無法自転車には厳罰を 公道を道路交通法やマナーを無視して我が物に走り回る無法な自転車につい ては過去何度か話題にしたことがある。私ごときが雑文で話題にしたところで 無法自転車が減る道理はないのだが、それでも言わずにはおられない。 一番危険なのは歩道を走る自転車だ。歩道は読んで字のごとく歩行者のため の道路である。一方自転車は道路交通法上は車両(軽車両)に分類され通行に あたっては、車道と歩道が分かれている道路では車道を通行をするか、自転車 から降りて歩道上を自転車を押して通行しなくてはならないのが原則だ。しか し、都市部では今や車道には車があふれている上に、違法駐停車がはびこり車 道の左端を自転車が安全に走るのは甚だ困難であり、法律を厳格に適用すると 自転車利用者の安全が確保できない。だから現実には自転車通行可の標識がな くても自転車の歩道通行が黙認されている。 しかし、実際ははそれを当たり前のように、さらには自転車専用道路のごと く思っている馬鹿がいかに多いことだろう。 (1) 歩道を歩いている歩行者をベルを鳴らして、そこをどけと要求する。 (2) 夜間でも黒っぽい服装でその上無灯火である。 (3) 結構早い速度で歩行者とぶつかるぎりぎりのところをすりぬける。 (4) 速い速度で歩道の建物側・店の出入り口側を走りぬける。 どれをとっても、歩行者と自転車の衝突事故が起こっても不思議ではない。 交通事故で相手に怪我を負わせたり死に至らしめた場合は業務上過失傷害と か業務上過失致死が一般的だが、上記のように当然の払っていれば避けられる ような事故は、過失ではなく通常の傷害罪や殺人罪として厳しくさばかれるべ きだ。 事故の前に事故を予防するという観点からは、警察は自転車に対してはもっ と厳格に法を適用して取り締まるべきであり、自転車の免許精度だって検討し てもよい。その結果自転車業界が大打撃をこうむってもやむを得ない。いくら マナーを訴えても改善されないなら、法律を強化し厳格に取り締まるのも仕方 ない。無法な自転車は歩行者にとって危険なのはもとより、車にとっても危険 な存在である。一旦停止を無視して道路に飛び出す自転車にひやりとしたドラ イバーは少なくなかろう。それで事故にあっても自転車の自業自得、むしろ被 害者は車であり加害者は自転車だから、自転車側が車に損害賠償をすべきとこ ろだ。危険を承知で無茶をして怪我をしたり死んだりしてもそれを車側が責任 を負う必要は毛頭ない。 そんな窮屈なことにならないよう自転車乗りのマナーを切に願う。