「お替わりはいかが? 〜1504〜」 1999.08.16 (Mon) ========================== □ Jornada 680 〜1〜 HEWLETT PACKARD社の新しいWindowsCE3.0搭載PDAである「Jornada 680(以 下単に680と書く)」を購入してから二週間近くたったので、ちょっとその使 い勝手や私の使い方について触れてみよう。 680は大きさ的にはHP200LXより大きく、初代シリーズのLibrettoより小さい。 重量的にもまさにその両者を足して二で割ったような重さで、CASSIOPEIA A-6 0(以下単にA-60と書く)より100gほど重い。ノートパソコンはサブノートか らフルスペックノートに商品の中心が移り、WindowsCEもPalmsizeかさもなけ ればA5サイズをメーカーは前面に打ち出しているような感じで、もっと小さく 手軽で入力しやすいキーボードを持ったものは皆無であった。そういう意味で は680は他には無いマシンであると断言できる。 まずカラー液晶だが、STN液晶の割には反応が速く視野角も大きい。中央と 周囲では若干明るさがことなり周囲のほうが明るさにムラがあるのはご愛嬌と いう程度で、STNでここまで出れば上等だ。ただ、反射型ではないことの欠点 は明白で、曇天であっても屋外では液晶はほとんど見えない。ちゃんと日陰に 入らないと使い物にならない。この点においては反射型モノクロ液晶を使って いるA-60絶対に有利である。 次にキーボードだ。PDAとして使うだけならキーボードの入力のしやすさと いうのは大して重要なファクターではない。だが、私の場合はどうせならこう して雑文を書くのに使いたいのである。旅行の時私はめったにPCは持ってゆか ない。もってゆくのは国内ならPDAの類、海外ならそれに加えてまともな内容 の電子辞書(シャープのPW-5000)である。このときに旅行記などを書くのだ が、これがA-60のキーボードではつらくて長文を書くといらいらしてきた。A- 60のキーボードはPDAとして使う分には何ら問題はないが、大量の文章入力に はA向いていない。680のキーボードは、サイズ的には初代Librettoとほぼ同じ であり、私の細くて長い指だとほとんど問題なくタッチタイプができるし、キ ーそのもののタッチも私の好みにあっていてなかなか心地よいから、快適に 「お替りはいかが?」が書けるのだ。 (続く)