「お替わりはいかが? 〜1537〜」 1999.09.18 (Sat) ========================== □ 寝貯め・食い貯め たまに「私は寝貯めができる」とか「私は食い貯め」ができるなど言う人が いるというが、本当にそういう人がいるのだろうか。程度問題だとは思うが、 私はそれに近い人を知っている。その人は「一昨日はたっぷり寝たから、昨日 は夜遅くまでパソコンと格闘して、気づいたら朝になっていたので、ちょっと 早いけどそのまま会社に来た」と言い、その日一日元気に仕事をしている。あ るいは、ランチタイムになって「そうえば最後に飯を食ったのは昨日の昼だ」 とか平気で言う人である。若さ故の体力によるものなのかと思うかもしれない が、実はそれなりに歳を召した中年の方なのである。 どうにもこうにも凡人とは程遠い生活をしている人で、私のような凡人には 二度も食事を抜いて平気とか、徹夜の後元気に仕事をできるなどというのが信 じられないのである。 私は平日は夜十二時前に床につき、朝は六時前におきている。つまり睡眠時 間は約六時間だが、これが私にとっては健康を維持できる最低限の睡眠時間で ある。一昨日などはちょっとした内輪の送別会に参加して自宅へ帰ったのが午 前零時前、床についたのは午前一時前後だったから、睡眠時間は五時間程度し かとれなかったが、その翌日は眠くて仕方なかった。これでも寝具上下を柔ら かな羽毛にし、ダウンピローにしてから眠りが深くなったほうで、以前は六時 間ですら眠くて仕方なかったのである。しかし、くだんのご仁に言わせると睡 眠不足は、そう思うから眠いのであり限度はあるにせよ、気持ち次第で平気な ものだとか。とてもではないが信じがたい話しだ。 食事にしても朝から何も食べないで会社に来るというのは私にはかなり辛い ことだ。最近の若い人は朝は何も食べない人が多いらしいが、これは絶対よろ しくない。朝きちんとおきて、きちんと食事をすることで体が目覚め、ご全中 の仕事や勉強の能率が上がるのである。また、食事回数を減らすと、体は自己 防衛のため、少ない食事回数で得たエネルギーを、次回の補給がいつになるか わからないから出来るだけ蓄えようとするのだという。短的に言えば、回数の 少ない不規則な食事は肥満の原因であるということらしい。ちなみに彼の場合 は運動を欠かさないということもあって、今のところ比較的スリムな体型を保 っているようだ。 人間には寝貯めと食い貯めというのは出来ない技なのだが、もしこれが普通 に出来るようになればこれは実に都合が良い。暇な時に寝貯めと食い貯めをし ておき、仕事やプライベートで多忙なときには、寝ない・食わない生活をする のである。そうすれば忙しいときに丸々二十四時間使えるわけだ。 そんな下らぬことを考えていたら、腹が減ってきたし、何故かひどく眠くな ってきた。やはり人間には規則正しい食事と睡眠が不可欠なのだ...。