「お替わりはいかが? 〜1538〜」 1999.09.19 (Sun) ========================== □ M32の後は... ひさしぶりにパソコンの話題である。私が日常持ち歩いているのは、本稿を 読んで下さっている方はすでに御存知のとおり、Panasonic の CF-M32J5、つ まり Let's note mini である。A5サイズで1kgちょっとというサイズ・重量は 持ち運びにもさしたる苦労はなく、ショルダーやバックパック(リュック)に も簡単に入るうえに、画面サイズはドットピッチが小さすぎない大きさの800 ×600で目にも優しい。 バッテリー駆動時間は私のバッテリー駆動時の使い方(CPUクロック1/2、バ ックライトは最も暗く、通信はほとんどなく、エディタでの文書入力、ニフテ ィのログ処理、OutlookExpress5によるメールニュース読みなど)で連続二時 間半から三時間程度と、決して長くはないが、重要なのはカタログスペックで はなく実駆動でこれだけ持つということだ。大体ノートPCでバッテリー駆動最 大二時間とか書いてあったら、話半分の一時間くらいが実情だとおもってまず 間違いないが、その点 CF-M32J5 は優秀であるといえる。 昔はバッテリーの持続時間の長さとカタログスペックとの落差の小ささでは、 東芝が非常に優秀だったのだが近頃の東芝ノートはそれもなくなり、デザイン 的にも他社と同じレベルでなおかつ特徴の無い魅力の無い製品に成り下がって しまったのは東芝ノートを使いつづけてきた私には残念である。 さて、このA5ファイルサイズというのは、私自身は常時持ち運ぶにはこれが 限界の大きさで、これより大きくなると電車の中の長椅子に座って使うときに、 やってみるとわかうが肘が張ってしまいとなりに迷惑をかける。また持ち運ぶ にしても、いくら薄くても底面積が大きいと収納にこまる場合が多い。スーツ 姿でアタッシュやソフトアタッシュを常時持ち歩いている方はそれでよいだろ うが、私のように普段はバッグ・服ともにカジュアルな場合は困る場合もある のだ。 しかしA5ファイルサイズ以下のPCになると今はろくな物がない。Panasonic ですら、Let's note commを最後にこのシリーズの後は作っていないし、東芝 に至っては意地でもA5ファイルサイズはつくらずに、挙句の果てに妙てけれん なLibrettoつくって一人悦にいっている始末だ。東芝ノートはコンシューマで はなく企業ユーザの評価が高いのだから、それを忘れてもらっては困る。これ で東芝はLibrettoの企業ユーザを失ってしまった。 またノートPCはある程度メジャーでないと、一年もすると消耗品であるバッ テリーの入手にも困ることになりかねないから、弱小メーカーやマイナーメー カーは最初から論外である。 どうにもこうにもA5ファイルサイズ以下のPC愛好者には受難の時代だ。