「お替わりはいかが? 〜1539〜」 1999.09.20 (Mon) ========================== □ M32のHDD交換 私の Let's note mini/M32 は、辞書・辞典・地図ソフト必携の私にとって は、ハードドライブが全然足りなくて最初は4GBに換装し、それでも足りなく て6.4GBにさらに換装して、ようやく1.6GBほどの余裕ができるようになって心 地よく使っていた。 この6.4GBのハードドライブとは、IBM の DADA-26480 という、12.7mm厚の モデルである。最初のうちは実に静かで心地よく使っていたのだが、いつから かディスクの甲高い「キーン」という回転音がするようになった。経験的にデ ィスクが壊れる直前によくこの手の音がするので、重要なデータはバックアッ プをとりながら戦々恐々としていたのだが、どうも動作は健全で危ないふしは 感じられない。いろいろ聞いたりしているうちに、IBM DADA-26480 は使って いるうちに、こういう音を発すようになるものがあるらしいが、すぐにディス クの危機ではないという確信を得た。 とはいうものの、現実問題この音はかなり耳障りな音で、騒音レベルの高い 地下鉄の中だとほとんど感じないが、静かに心地よく走りなおかつ空いている 私鉄の中だとか、喫茶店の中などではかなり不快であった。これはその総音源 が自分のすぐ目の前にある私だけがそのように感じ、ちょっと離れた場所に居 る人には苦にならないのかもしれないが、どうもそうは思えないほどの音なの である。自宅の中やコンピュータが多くあるオフィスの中ならまだしも、静か な車内や出先や喫茶店などでつかえないのはちょっと困る。 そうなるとディスクを再度交換するしかない。M32 の BIOS には8.4GBの壁 があるから、これをこえるのはちと面倒だ。超えない範囲の最大容量は8.1GB のものが IBM から出ているが、どうもこの一件以来 IBM の2.5インチドライ ブが信用できなくなっているし、8.1GBと6.4GBは容量差以上に価格差がおおき く、8.1GBは6.4GBに比べてコストパフォーマンスが悪い。結局、今のところ、 秋葉原で比較的安価で潤沢に入手できるとなると、東芝の MK-6412MAT という、 8.5mmタイプの薄型だ。12.7mmより分厚くなるのは問題だが、とりつけ構造か らして薄くなるのは問題無い。 結局、先日秋葉原に行って、MK-6412MATをT-ZONE本店(旧T-ZONEミナミ)に て税込み価格27,279円で購入し、その日のうちに換装した。環境再構築には手 間と時間がかかるのはいつもの話だが、ごみ掃除もできて丁度良い。 さて新しく静かになったハードドライブを搭載した Let's note mini/M32に は、まだ当面活躍してもらわねばならない。何故なら、期待する後継機が各社 から出る気配がないからだ。