「お替わりはいかが? 〜1540〜」

1999.09.21 (Tue) ==========================

□ とりあえずWindowsCE

 電子小物好きの私はいままでPDAと呼ばれる物を何種類か自分で購入し自分
で使い倒してきた。ざっと掲げてみると、
     - HP    HP100LX    (MS-DOS)
     - HP    HP200LX    (MS-DOS)
     - SHARP WiZ        (SHARP独自)
     - IBM   WorkPad    (PalmOS)
     - CASIO A-60       (WindowsCE)
     - CASIO E-55       (WindowsCE)
     - HP    JORNADA680 (WindowsCE)
といった具合で、これ以外にもPDAではないが、IBMのChipCardなんてのもあっ
た。メジャーなところで私が使わなかったのはZAURUSくらいのものかもしれな
い。

 PDAに求める物は人それぞれ百人百様なので、各自のニーズを漏れなく満た
すためにはこの場合百種類のPDAが必要になる。しかし現実にそんなことは不
可能だから、限られた市販製品の中で自分で妥協できる点と妥協できない点を
明確にしてゆき、その結果行き着いた市販品を使うことになる。当然不満が残
っているわけだから、そこを一部でも満たすような製品がでれば、それが欲し
くなるわけだ。

 いろいろ使ってみて思ったのは、私にはキーボードは絶対必要である、とい
うことがまず第一。私の場合、PDAは単なるPDAではなく、どこでも文章入力マ
シンとしてつかえることが必要なのである。それはひとえにこの雑文に原因が
あるのだが、今はそれだけではなく、予定など軽い物でもやはりキーボードが
ないとどうにも我慢ならないことが、WorkPadやE-55を使ってよくわかった。

 次に重要なのが何かというと、PIMデータのホストPCとの完全連動である。
つまりPDAは単にPCのブラウザであってはゆけない。予定やアドレスなどPCと
PDAのどちらでも同じように入力できて、それが他方に確実に反映されなくて
はならない。この点で現在のWindows系主力PDAとの完全同期が不可能である
HP100LXやHP200LXは落第、おまけ程度のデータ転送のWiZも落第、データ構造
や制約がPCの高機能PIMとは異なるWorkPadも落第であった。

 結局残ったのは、キーボード付きハーフVGAサイズのWindowsCE機だった。私
は確かにHPファンで680は良いマシンだとは思うが、最初から好んでこれを使
ったわけではない。左記の通り妥協できる点とできない点を考えて消去法で残
ったのがWindowsCE搭載の680だったのである。とりあえず、とりあえず、今の
ところはこれしかない。