「お替わりはいかが? 〜1551〜」 1999.10.02 (Sat) ========================== □ 蕁麻疹日記 「二日目」 昨日(一日目)の朝から昼間はかゆみもほとんどなかったのだが、夜になっ て四肢の立体世界地図がひどくなったころには、痒くてたまらなくなってきた。 人間、痛いのもめちゃくちゃつらいが、痒いのもかなりつらいものだ。かゆみ に襲われたことが無い人はまずいないとは思うけれど、今回蕁麻疹というやつ をはじめて体験して、いや、絶え間無い痒みがこれほど辛いとは想像もしなか った。ただでさえ短気な私は、痛いときもそうだが痒いときも怒りっぽくなっ てしまう。 インターネットの検索サイト――私が愛用するのは富士通が運営しているサ イトで、INFONAVI (http://infonavi.infoweb.ne.jp/)だ――で、蕁麻疹で検 索すると思いっきり沢山釣れてしまう。専門家向けの情報もあるが個人の日記 サイトも沢山あるのには驚いてしまった。私もこの雑文に蕁麻疹と書いたから、 いずれ検索サイトで「蕁麻疹」を引いてみると、私のサイトが連れる日もこよ う。 さて、夜が明けたら肌は何事もなかったかのように綺麗に治ってはいないだ ろうかという一縷の望みを抱いて目が覚めたが、実際に自分の足をみて愕然と した。昨夜の状況はまだ軽いほうで、両腕はきれいにひいているが、両足と着 たら瀬戸内海超拡大立体地図になってしまっており、この世の物とは思えない ありさまになっている。自分の蕁麻疹で伝染性ではないとわかっていても、正 直なところ不気味である。 さすがに痒くてたまらないので、自宅の側にある内科医(私はかかったこと がないが、妻が一度かかっている)に保険証と財布をもってかけこんだ。 「どうも蕁麻疹らしいけれど」と医師に告げて足を見せると、「なるほど、 ふむ、確かに蕁麻疹だ」ととぼけたことをいうので、「食べ物・行動・衣服な どとくに普段とは変わらない」といちおうこちらの状況を告げる。医師がいう には、食べ物などですぐに原因が特定できるようなものはむしろ希であり、ほ とんどの蕁麻疹は原因が特定できないことが多い。これが一年に一度とか半年 に一度くらいなるだけなら、その時に薬を飲めばよいが、一ヶ月になんどもく りかえすようなら継続的に薬を飲む必要がある、とのことだ。どうなるかわか らないが、できれば一週間程度で永遠におさらばしたいものだ。 結局、医院で抗アレルギー剤の注射をうってもらい、カユミ止めの抗ヒスタ ミン剤と夜寝る前に服用する抗アレルギー剤の錠剤を貰ってかえってきた。 夜になるとまた世界地図が激しく復活してきてカユミがひどいが、それでも 昨夜よりは若干マシになっているように思う、というか、そう思いたい。どう でもいいけど、顔にはでないでくれよぉ〜、カユミだけははやくとれてくれよ う。初日より今日のほうが腫れは気持ち少ないが、カユミは今日のほうがあき らかに強い。うう、かなわんなぁ、まったく。 (治るまで続く)