「お替わりはいかが? 〜1552〜」

1999.10.03 (Sun) ==========================

□ 蕁麻疹日記 「三日目」

 昨日の夜は、処方された抗アレルギー剤の錠剤「ジルミテック錠10」を服用
して眠る。昨夜は手足がかなりでこぼこになっていたのだが、今朝は昨日の朝
に比べると大分マシになっている。昨日の朝は、体の前後ろがでこぼここそな
いけれど、赤いまだらの Gateway になっており結構なものだったが、今朝は
体には全くでていない。腰のあたりに出ていたのも引っ込んでいて他にでる気
配は今のところ(朝八時半)ない。

 手のほうはすっかりひっこんだが――昨夜あれだけでこぼこだったのが、跡
形も無く引っ込むのが蕁麻疹の不思議なところだ――足のほうは、全般的に昨
日よりはマシにはなっているが、まだまだデコボコが出ているし、相変わらず
世界地図になっている。痒みもまだ強いのだが、薬が効いているからか治って
きているのか昨日よりはマシである。

 蕁麻疹だけではさすがに話題がもたないので他の話題も混ぜるとしよう。今
日は娘の小学校生活最後の運動会。私に似てウルトラ運動オンチの娘はあまり
気が乗らない様子だが、その気持ちはよく理解できる。ともあれ、娘を送り出
し、妻はお弁当のつめこみに余念がない。子供にとって弁当は楽しみの一つだ
が、作るほうにしてみればこんなに面倒なものはない。

 妻の依頼により、ビデオ撮影をしてくれということなので、昨日のうちに足
の痒みと戦いながら、液晶ビューカム(Hi8)を取り出してバッテリーの充電を
し、ためし撮りをしておいた。今はデジタルカムコーダーが小さく軽量になっ
たので、それが欲しいところだが、滅多に使わない物に二十万円を超える投資
はもったいないし、今年は冷蔵庫を買い換えたり、書棚というかリビングラッ
クを買い換えたり、いろいろ出費が立てこんだので今年は無理である。

 閑話休題。私が通っている医院は医薬分業形で、処方箋をかいてくれるだけ
で、処方はその隣の薬局でしてもらう。これのよいことは、薬についての説明
というのは医者は面倒がって金にもならないためかいやがりがちだが、調剤薬
局の薬剤師はそれを説明するのも重要な業務なので、こちらの質問に対しても
きちんと答えてくれ、なっとくゆくまで説明してくれる。また、現在飲んでい
る薬などがあれば、それを登録しておくことで、併用薬チェックなどもしても
らうことができる。これこそが薬剤師のよいところだ。ここで問題があれば、
処方医師と薬剤師の間で、連絡をとって相談してくれる。

 良し悪しはあるにせよ、保険点数稼ぎの薬漬け医療は保険制度の見直しを含
めて改善が検討されるべきだし、医薬分業による医師と製薬会社との妙な関係
を少しでも改善に近づけることができればなおよい。また、薬の説明を面倒が
る医師に薬の説明をさせるより、医薬分業で丁寧な薬剤師から説明を聞くほう
がよい。

 肝心の蕁麻疹だが、足のデコボコは引っ込んできて痒みもかなりおさまって
きた。首筋と腕が痛痒いのだが、これは蕁麻疹ではなくて運動会での日焼けに
よるものだ。秋の日差しというのは意外と強いものなのでヒリヒリしている。
蕁麻疹のほうは、足には今のところで無くなったようで、腕の一部に小さなも
のがでたが、まもなく引っ込んでしまった。

(治るまで続く)