「お替わりはいかが? 〜1574〜」 1999.10.25 (Mon) ========================== □ 週休二日 週休二日制度というのは、いまどき珍しくない言葉だが、一口に週休二日と いっても二通りがある。まずは、完全に週に二日しか休みがない場合だ。例え ば週の半ばに祝祭日が入ると、その週の土曜日は稼働日になるというやつで、 メーカーの工場や開発系事業所に多く、文字通り週休二日だ。もうひとつは祝 祭日がどうあろうと、祝祭日と土曜・日曜(あるいは他の二日)は必ず休業に なるというものだ。私の前職の会社は(私が居た頃は)ほぼ前者で、今の会社 は後者である。どちらが楽かと言うと当然後者に決まっている。 完全土日休日の生活をしてもう十年以上になる。私自身のポリシーとして休 日出勤や深夜業は極力しない主義だから、この十年で深夜業はほぼ皆無だし、 休日出勤もほんの数えるほどしかしていない。仕事をしている以上やむを得な いときはあるのだが、自身恵まれた環境であることも手伝って幸いなるかなほ とんど休日出勤をしたことはない。 しかしこの土曜日は久々に仕事をした。それもオフィスでの作業が遅れてい るとかそういう問題ではなく、現場エンジニアとの客先同行だからやむを得な い。自身の能力・技能に依存するスケジュール遅れのとりもどしなどではない からどうにもならないのである。 普段、確実に土日を休んでいてたまに土曜日に仕事をすると、どうもひどく リズムがみだれるような気がする。体のほうが連続五日間を超える労働を拒否 するような感じだし、さらに日曜日も妻のフリーマーケット出店手伝いで半日 過ごしたりして、精神的には確実にリフレッシュしているが、肉体的にはあま り休めていないからかもしれない。 学生時代は土日で遊びに行くことは全然気にならなかったが、サラリーマン 稼業を始めてからは、貴重な土日を潰して遊びに行くのが億劫になり、できれ ば金曜・土曜と遊びに行って日曜日はゆっくり過ごしたいと思うようになった。 実際問題そうでないと体の疲れがたまってしまうのである。私はひ弱ではない が、さりとて頑丈この上なく頑強その物というわけでもない、どちらかといえ ば華奢なほうだから、日常生活での自分のほどよい疲れの限界というものがわ かっており、自分の体を甘やかすのは嫌だが無理もしたくないのである。 それでも前職では隔週土曜休日だったりしたし、普段は土日休日があるのだ から、贅沢を言えばきりがないというものだ。とはいっても、一日しかないと 自分の時間も少なくなってこれは別の意味で厳しいものがあるのは確かだ。世 の中には会社大好きで何かあると出勤したがる人がいるらしいが、私には到底 信じがたいことだ。休みはきちんと休んでこそ意味がある。