「お替わりはいかが? 〜1575〜」 1999.10.26 (Tue) ========================== □ 乾燥肌 別に自慢するものではないのだが、私はどちらかといえば乾燥肌である。胴 体や腕はさほどでもないが、昔から冬場になる額やら頬の口寄りの部分に白い 粉がふいたようにかさかさになることが多かったし、下肢のほうも結構かさか さして痒くなることが多く、痒みにまかせてひっかいてしまうと軽い湿疹にな ってしまったりする。 だから、冬場になると顔には保湿クリームを塗るし、下肢にも尿素配合のク リーム(ケラチナミン)やメンソレータムADなどが欠かせないのである。梅 雨時や夏場は比較的湿度が高く、顔や下肢は汗をかいてべっとりすることはあ っても、かさかさに乾燥することはない。しかし、これが冬になると基本的に 大気が乾燥する上に、職場なども暖房で湿度が下がってしまい、たちまちにし て下肢の特に膝から下は見事に湿度を反映してかさついて痒くなり、時に赤く 軽い湿疹を呈する。 考えてみると、三十半ばを過ぎてから急速に肌のトラブルが増えてきた。そ れも下肢の特に膝から下に集中しているようだ。大人になってから結構派手な 湿疹ができたのも膝から下が最初だったし、今月始めに蕁麻疹が最初に出たの も膝から下だった。 別に好んでハイソックスをはいているとかいうわけでもなく、涼しくなった からといってカジュアルパンツを冬物に替えるわけでもない――これは言いか えればカジュアルパンツやジーンズに関しては短パンを除き年中同じ素材のも のを着用していることになる――から、そういう原因ではなさそうだ。こころ あたりらしい物があるとすれば、若い頃から入浴時はナイロンタオルを好んで 使っていたことだ。胴体や腕はさほど力は入らない物だが、足、特に膝から下 を洗うときというのは、上半身の体重の一部が腕にかかることもあって、思わ ず知らずナイロンタオルで強くこすってしまうのだ。 日本にはこのナイロンタオルというものが恐ろしく普及しており、どこのス ーパーでも浴室用品売り場があれば、必ずこれを売っている。それどころかコ ンビニの限られた商品点数にも常時仲間入りしているくらいのものだ。確かに これで強くこすると気持ち良く感じることがあり、つい癖になってしまいなれ るとますます強くこすらないと気が済まなくなる。これがいけない、ナイロン タオルは肌の大敵だ。乾燥肌にナイロンタオルだと肌に何がおこってもおかし くはないくらいだ。湿疹、黒ずみなど当然ということらしい。肌を洗うのは柔 らかなタオルか、とくに乾燥しているところは手のひらに低刺激性のボディソ ープをつけるかつけないか程度で洗うのがよいらしい。 ともあれ、私の下肢には厳しい季節がやってきた。