「お替わりはいかが? 〜1594〜」 1999.11.14 (Sun) ========================== □ おじさんマウイ一人旅 〜第一日目(4)〜 そして税関を抜けて(といっても係員の横を "Hello" といって通りすぎる だけ)、すぐ正面にあるインターアイランド(隣島)乗り換え用荷物預け場所 に行くと...なんとなんと、コンベアが壊れているので自分でもっていってく れとのこと。しかたなくホノルル国際空港国際線到着口のEXIT2(多くの人が 向かうEXIT1は団体(ツアー)出口、人が少ないEXIT2が個人出口)へトランク を転がしながら向かって行く。その時成田で付けてもらったカフルイ空港まで のタグがついているのを、出口付近の係官がみて「カフルイならその荷物はそ こで預ければよにのに」というので「そうしたいのだが、コンベアが壊れてい るのでだめなんだ、自分で運んでくれって」と説明すると知らなかったらしく て驚いていた。その係官に税関申告書を手渡して無事国際線ターミナルビルか ら脱出完了だ。オアフ島に滞在するなら、ここからシャトルやらタクシーに乗 れば良いのだが私はマウイ島滞在なので、そのままインターアイランドターミ ナルに向かう。インターアイランドターミナルは国際線ターミナルの個人出口 を出て左に向かってまっすぐだ。ここはすでに何度も来ているのである程度勝 手がわかっているのでスーツケースとともに左側へ直進。途中左手にツアー客 が人数を集まるのをまったりしているが、こちらはそんなのを横目にすいすい とネイバーのターミナルに向かう。なんといってもこれが個人の旅行の良さの ひとつだ。 インターアイランドターミナルのエスカレーターを上がると手前がアロハ航 空なので、そこのエコノミークラスカウンターでチェックインの列に並ぶ。列 といっても二人ほどが先に並んでいるフォーク並びだ。客が非常に少ないので 「今日はやけに空いているじゃないの」と案内係りの女性に声をかけると「午 前中はこんなものなのよ」だそうだ。私の番が来てカウンターに進み、チェッ クイン処理はすぐに終わり、ついでに帰りのリコンファームも行きのときにお わっていることを確認しておいた。こちらに来るときにインターアイランドの 飛行機は遅れてもとにかく来ることさえできればよいが、帰りは国際線のJAL に乗り継ぎだから予約便に乗れないと困る。こうした予約の確認はやらないよ りやりすぎるほうがまだましというものだ。 さて日本航空72便の機体のドアを出てからここまでなんとたったの三十分。 いつもなら一時間以上はかかっているのになんと早いことだろうか。これが素 早く自分だけで行動できる一人旅+他人を待たなくて良い個人旅行のメリット であろう。アロハ航空はツアーで乗るとかなり日本人がいることが多いのだが、 今回は時期外れということもあって日本人は数名いるかいないかだ。日本人に みえたけど言葉は英語だったという人が意外に多い。ホノルルまでのJALの乗 客は日本人ばかりだが、そこから分かれて隣島に向かうと日本人はほとんど見 かけないのが不思議といえば不思議だ。ハワイというとワイキキしか頭に浮か ばないのかしら。あるいはツアーの過半数、格安ツアーの大半がワイキキに集 中しているからであろうか。 インターアイランドのアロハ航空やハワイアン航空の座席は指定ではなく先 着順の自由席でありなおかつオーバーブッキングが当たり前だから、三十分前 にはゲートに行って列に並んだほうがよい。しかし、今回は乗り継ぎ時間に余 裕を十分とってある上に、JAL72便から出て国際線ターミナル出口から出るま でに異常に早かったので時間があまってしまった。何か食べようかと思ったが インターアイランドのターミナル内には大したものがないし、何より食事をし たいと真剣に思うほど空腹ではなかった。結局ターミナル内のニューススタン ドで手ごろなガイドブックがないか探してみたり、ちょっと珍しいものがない か漁っているうちにゲートへ向かったほうがよい時間になった。ゲートについ てしばし待ったあと、アナウンスがあり米国人乗客が搭乗ゲートに並び始めた ので私も列の先頭に加わった。 (続く)