「お替わりはいかが? 〜1620〜」 1999.12.10 (Fri) ========================== □ 旅の計画 〜3〜 こうしたレストランやショップばかりを訪れるのも悪いとは言わないが、そ れをもって「ハワイへ入ってハワイを知った」と思うのは大きな誤りである。 それは浅草寺や仲見世へ行って、私は日本を見たと思うのと同じ位大きな勘違 いだ。では、日本人を主要な顧客として営業するショップやレストラン以外の ところを探すのに、情報はどこに求めればよいのか。 日本の書店店頭で日本語の情報だけを求めるから、そうした偏った情報にし か出会えないのである。とりあえず日本語情報としてガイドブックなどの商売 ベース以外の情報に手を延ばして見よう。いわゆる口コミである。口コミとい っても個人の付き合いの範囲なんてたかがしているし、サンプル数が少ないか ら情報の偏りもそれだけ大きい。昔は本当に個人同士の接触による口コミだけ だけだったが、今はオンラインコミュニケーションがある。 オンラインコミュニケーションといえば、現在ではインターネットの掲示板 やチャットを真っ先に思い浮かべる人のほうが多いかもしれない。コミュニケ ーションとはちょっと違うけれど、情報発信という意味では通常のWebサイト もある。これらは非常に多くの数がネット上に点在しているが、ある目的をも って情報を駆り集めるのはかなりの手間がかかる。たとえばハワイへ行ったこ とがある人のいろいろな経験談を知りたいという場合は、個人の旅行記などを 片っ端から検索して読むことになるが、これにはかなりの時間と手間と通信費 が必要になる。 内容を絞り込んで日本語で情報を集める方法として私のお勧めはニフティサ ーブのフォーラムだ。フォーラムはいろいろなテーマ毎に数多く存在し、たと えばハワイ旅行なら「FPACIFICフォーラム」の四番会議室がオアフ島関連だし、 五番会議室はネイバーアイランドだ。こういうところを有効に活用し積極参加 してゆくことで、点在する情報を駆り集めるだけではなく、自ら名乗り出て情 報の種類を明示し求めることもできる。もちろん他の参加者の求めに応じて自 分が情報提供者になることもできる。基本的にGIVE&TAKEで成り立っているテ ーマを絞り込んだコミュニティで、文字通り口コミの塊である。 他に似たような存在としてインターネットのメーリングリストがある。こち らも同じ用意にGIVE&TAKEで成り立つコミュニティだが、コミュニティそのも のを探すのがやはりなかなか難しい。 (続く)