「お替わりはいかが? 〜1629〜」 1999.12.19 (Sun) ========================== □ 英語の学習 〜3〜 さらにセルフラーニングというのはかなりの自己制御能力と根性を必要とす る。NHKの語学講座のテキストの売れ行きが四月だけダントツなのがそれを 物語っている。一度はNHKの語学講座の四月号テキストを買ったけど、結局 続かなかったという経験を持つ人は多いだろう。一ヶ月何百円かのテキスト代 だけという投資の安さも逆に災いしてすぐにあきらめてしまうという側面もあ るかもしれない。私も過去何度と無く四月号や五月号を買ったことがあるが、 半年とか一年とかの講座の期間ずっと継続できたためしがない。一度飛ばして しまうと次が面倒になるのだ。そして二度・三度飛ばしたが最後、もう二度と 復活しないのだ。 そんなこともあって、私の場合、英会話を本格的に習うならやはりネイティ ブから直に習うことができる英会話教室しかないと判断した。 英会話教室には大きく分けて自由時間(予約必要)制度のシステムをとるス クールと、普通の学校のように決まった曜日の決まった時間の固定時間制度を とるスクールがある。どちらも一長一短で、片方のシステムが抜群に良いとい うことはない。 サラリーマン、特に残業などがある会社づとめの人間にとっては、自由時間 制度というのは一見ありがたいように思えるし、そのシステムをとるスクール は好きな時間に授業が受けられることを売り文句にしている。ここに大きな落 とし穴が二つある。まず、多くのサラリーマンにとって都合がよい時間帯とい うのは重なることが多い。その上場所的に便利なターミナル駅近くのスクール でサラリーマンに都合がよい平日夜などは、いつも満員で思ったように予約を 入れることはかなり難しいという。つまり選択肢としては確かに自由時間だが、 現実の予約状況を見ると望む時間の授業を受けるのは難しい場合が多いという ことだ。 もう一つの落とし穴は人間の弱さである。英会話を確実に上達させるのは日 ごろの地道な継続になる。自由な時間を選ぶということは、自身の強い意思を もって自分を制御して継続する必要があるということだ。ラジオやテレビの語 学講座を継続できない私のような根性無しの場合、自由時間制度ではやはりだ んだん行かなくなってしまう可能性が高い。 鉄のような強い意思を持って継続できる人で、かつスクールの空いている時 間に予約を入れることができるような人でなくては自由時間制度のスクールは 継続しない。最初のうちははっきり言って週に一度では少なすぎる。最低でも 週に二度は行かないと効果がでないといえるから、そのあたりも考える必要が ある。 (続く)