「お替わりはいかが? 〜1637〜」

1999.12.27 (Mon) ==========================

□ 1999年12月31日で終了しますか...

 最初にこの雑文を書いたのは1995年7月7日、四年半ほど前のことだ。
いらい性懲りも無く一千数百回にわたりつづけてきたが、書いているほうがぼ
ちぼち飽きてきた。飽きっぽい私が四年半も同じ事を続けられたということが
そもそも我が家の七大不思議(そんなのあるのか?)の一つである。

 そもそも毎日書いているとネタだってなくなってくるし、何よりこのように
回数が続いているとやめるにやめられなくなってくる。千回とか二千回とか霧
の良いところできっぱりやめるか、さもなければ一万回を目指して、齢{よわ
い}七十近くになるまで続けるかのいずれかになる。別に出版社と契約してい
るわけではないから、やめても誰に経済的な打撃を与えるとか、どこかから契
約違反で訴えられるということもないから、好きなときにやめればよいのだが、
どうも性格的に中途半端で放り出せない性質{たち}なのである。さりとて桐
が良いとなると、1000回が遠く過ぎ去った今、気持ちとしては五千回とか
一万回しかないが、それまで続けるのはやっかいだ。

 だが、ここに一つチャンスがあることに気がついた。世間様のミレニアムブ
ームに便乗し、もうすぐ過去のミレニアムになろうとしている1900年代で
やめる、つまり12月31日をもってやめてしまうということだ。回数的には
1642回となり中途半端だが、1999年12月31日をもって終了という
のは悪くは無い。このチャンスを逃すと次にはそれこそ最低でも2000回目
まで回ってこないことになる。

 四年半にわたり下らぬ文章を書きつづけてきたのだが、これは三日坊主の私
にとっては奇跡にも近い出来事である。こんな奇跡は一生のうちに二度あるか
無いかというくらいのものであるが、おかげでこうした雑文を書くのは苦にな
らなくなってしまった。これをもって収入を得ようとするとなかなか難しいと
は思うが、そこは趣味の雑文書き、好きなようにやっていればよいから楽賃で
ある。

 さて、今回を除くと残すところあと四回である。このままきっぱりやめてし
まうのは惜しいので、来年からは形を変えて毎日ではなく気まぐれにかいてみ
ようかしらん、とも思ったりするが、結局毎日書いてしまいそうな予感もして
いる。いずれにせよ「お替りはいかが?」は幕の引き時であろう。