「あいちゃんの散歩道」

第2回 PDAの優劣


 「お替りはいかが?」に書いたネタの中で、読んでいただいた方に好評だったのがPDAの話題、PCの話題、旅行の話題だった。どれも私の生活と密着した道具だったり、趣味そのものだったりして、私自身が特段の意識をせずともおそらくは私なりの話題の展開ができるものだ。考えてみれば、趣味とはいえ雑文を書く以上は、他の人が誰でも思いつくことや他の人と同じ考えをあらためて述べてみても芸が無いわけで、芸が無いものに他人が共感したりするわけもない。

 よた話はともかく今回は「PDA」である。PDAが何かという人はWebで調べるなり何なりして頂くとして、雑誌などをみるとPDAはどれが良いとか云々とか言った記事をたまに見かけることがある。どれどれ、と思ってこれらの記事をみると、デスクトップPCを評価するのと同じ論調で、カタログスペックベースでの比較が中心だったりして、自分と自分をとりまく環境にフィットしたPDAを捜し求めてあれこれさまよい多額の投資をしてきた私から見ると、ちょっと違うのではないかという気がする。

 さらに言わせて頂ければ月間雑誌の特集記事を書くのにいくつものPDAを徹底的に使い倒したうえで記事を書くことなんか出来ないはずで、さらにメーカーから借りたPDAを使って短期で記事を書いたりすることも多いからどうしても底の浅い記事になりがちだし、悪口だって書けないのはやむを得まい。これを是認する気はないが、さりとて頭から否定しても仕方ない。これも一つの情報であることにちがいはなく、情報というのは情報そのものの質が重要なのは言うまでも無いが、情報の使い方・受け取り方も大変重要になる。こうした記事から何を読み取るかは読者の経験と能力にゆだねられるわけで、盲信もせずさりとて読まずして批判もせずというさじ加減が大切だろう。

 PDAというやつはPCよりはるかに身近にあるべきものだと思う。身近にある以上、その必要条件や十分条件は個人の個性とその環境を反映して千差万別なものとなる。だからあるPDAがAさんにとっては100点満点であっても、Bさんにとっては0点でゴミ箱直行というほど価値の無いものであってもなんら不思議は無い。個人の生活スタイルや性格、個人をとりまく環境が十人十色なのだから当たり前の話しだ。それが故に万人受けするPDAというのは存在しえないと断言しても良く、逆に言えば自分が100%満足するPDAというのも夢物語に近いといえる。こういう状況なのだから、一概にどのPDAが優れているとかいった話しができるわけがないのである。シチュエーションを限定し評価範囲を限定した場合にのみどれが優れているという見方はできても、全体として優れているとか劣っているとかいうことは簡単には論じられないものだ。

 私が今後この雑文の中でPDAを取り上げることは多いと思うが、それはあくまで私の性格や生活スタイル、私をとりまく環境の中で生まれてきた評価なり結論であって、それが絶対のものであると受け取られるべきものではない。私なりに、私の使い方などを交えながらPDAの話題をとりあげてゆこうと思う。


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