第2日目

はじめてのニュージーランドの朝

5:25Hotelの目覚ましで起床。

(編集者注:「フィヨルドランド・トラベル」のミルフォード・サウンド・コーチ&クルーズツアーに参加の日の朝は、私(あいちゃん)も朝5時半に起きました。)

さすがに眠い。夕べ遅く嵐の様に雨が降ってたけど天気はどうかなあ。

昨日コンビニDay&NightsでNZD2.50で買ったFantastic foodのChicken&Mushroom味カップヌードルで朝食。例によって粉末スープは半分にして。なかなかイケマスなあ。すくなくとも日清カップヌードルと同程度。

雨はあがったけど、風が強い。天気になるといいなあ。

フィヨルドランド・トラベル

Pick upのタクシーは10分遅れで到着。どうも同じ宿からツアーに参加する人がトラブっている様子。どでかい荷物をタクシーに詰め込んでいる。なんじゃあ?話を聞いてみると、今日は移動日なのでツアーからそのまま移動するとか。ホテルの予約が1泊よけいに入っていたのでキャンセルしたら料金が帰ってこなかったとか、ブツブツ言ってる。旅程表をみてるところをのぞき込むと、ツアー会社手配の個人旅行らしい。あとで判ったのだが1日勘違いした様子。

Fiordland travelのオフィスでチケットをもらい、バスに乗り込む。Coachはほぼ満席、でも一番前の席に座れるLucky!

ところがガイドさんに、くだんのブツブツ言っているおじさんと隣り合わせに座る様言われる(げげげ)。

おじさん寝てて、よりかかって来るのと、足元が狭いのとで、最初の休憩で後ろに移動。周りの人たちに声をかけて空いてる席を教えてもらい無事確保。関西人の熟年夫婦と新婚さんのまっただなか。でも、みんないい人で本当にLucky。

ミルフォード・サウンドへの道

・椰子の木状の木:New Zealand原産のCabbage Tree。庭木として好まれている。なんとユリ科!葉っぱの付け根がキャベツ味だそうだ。初期の移民の野菜不足を補ってくれたとのこと。

・Kingston:人口150人の別荘地。クリスマスには数倍になる

時々道に動物の死骸がある。テアナへの分岐点までで3体見た。最初に見たのはどうやらキウイだったみたい。後でアナウンスがありオーストラリアから持ち込まれて繁殖しヒツジよりたくさんになってしまったポッサムだとのこと。どうりで放ったらかしなわけだ。

(筆者注:今ではキウイは絶滅の危機に瀕している種 "Endangered Species" として、保護対象になっており普通に観光に行って自然の状態で見ることはほとんど無いそうです)

途中、New Zealandで1番小さい郵便局有り。小学校・郵便局・教会が揃うと町と認められ地図に記載されるとか。まあ、どうでもいいけれどね。

・黒いヒツジは昔は不吉とされて全て殺されたが、今は群の数を数えるのに重宝しているとか。

・Californiaから持ち込まれた松科の木はNew Zealandでは2〜3倍の早さでのび、25〜30年で出荷できるので老後対策としてこのんで植林される。

・道路脇には、かぶ畑が広がっている。妙に雑な植え方だと思ったら、ヒツジの飼料だそうだ。

・鹿は、Hunting用に放したのが増えすぎてしまったもので、60年代から始めた駆除が鹿肉産業化したそうな。肉・バックスキン・角(ロクジョウ:として東南アジア、中国に高値で売れる)が高く売れ2年で8-16万円になるので牧畜家に大人気なんだとか。一方ヒツジは2ー3万円にしかならない。何か変な話。

・Scottish Broom :柵代わりに植えたらどんど増えてえらい目に合っている、牧草を枯らすは、切ってもすぐはえてくるわ。

・Red tussock: New Zealand原産イネ科植物茶色い束状、栄養0(ゼロ)牧草の敵。岩山の上まで生えている。コケじゃあなかったんですね。

とまあ、盛んに説明してくれるのですが、ガイドさん、淡淡としてますね、みなさん爆睡。ガイドさんの日本語もちょっとおかしい翻訳調です(笑)。以下、相変わらず淡々と解説が続く。

・マオリ語:ポリネシア語属なんでしょう。

・Bob Pine:100年で38cmしか伸びない氷河時代の生き残りの樹木。

・牧場で育った鹿の肉:サフィーナと改名中

テアナウ出発 9:55

1番前の席は足元がせまくて膝が痛くなっちゃたので、後ろに移動させてもらいました。天井のすどうしガラスのおかげでこちらも解放感抜群。テアナウから乗ってきたのは美しい奥さん(前にいっちゃった)。

・木のなだれ:岩山・コケ・木、根こそぎはがれる100〜150年で再生。

等、ガイドさん全部暗記してまっせ。植物も即座に見分けてますね。さすがプロ。

ホーバートンネル手前の雄大いな景色を背にガイドさんと記念撮影、おいおい雪ふぉってるぜ。寒くて死にそう、冗談抜きに体調最悪。

トンネルでたらMilfold Soundまで16kmの1枚板のU字谷とのアナウンス。でも、くねくね道で完全にダウン(乗り物酔い、笑)。結局船着き場につくまで意識不明(もったいないなぁ)。

最後のバスフトップ、滝の見学。15分ほど歩く。途中で雨が強くなりさんざんだけど、外の空気を吸ってリフレッシュ。

ミルフォード・サウンド

13:00 Milford Monarch号(あいちゃんの乗ったのと同じ船)に乗り込む。おいおいみんなずら〜っと並んでるぜ。なんでも、予約が少なくてバイキングは隣の船だけだとか。バーでPicnic Boxを受け取って2階に上がると、殆ど日本人!みんなもうお弁当を広げてる。食事はそこそこに速攻で2階デッキへ。

MILFORD MONARCH号 Milford Soundのつかの間の晴れ間 Milford Soundではほとんど雨!

雨〜っ。でもめげずに陣取る。ちょうど傾斜した壁にときおり隠れて雨宿り。波自体は穏やかでタスマン海まで出ばった、このあたりで晴れ間がのぞく。でも、こんどは雹(ひょう)が。あれ〜っ。またまた壁の下に屈み込んで避難。

船中で知り合ったJTBのツアーできているお姉さん(と呼ぶのはかなりつらい、笑。30代の独身女性)と写真を取る。彼女はゴアテックスのジャケットを着ているけれどフードがないので傘を持ち出す。しばし相合い傘(笑)。でも、さすがに風に飛ばされそう。さっさと撤収。彼女結構根性あるなあ、それでも吹きさらしでがんばってる!

彼女のツアー仲間はいつになっても上がってこないのでしばしデート状態(笑)。

戻って来る時の方が天気は好転したけど滝壺に近づくあたりから激しく雨。滝を満喫したところでデッキからは退散することに。さすがにデッキにはもう数人しかいない。

クィーンズタウンへ

帰りのバスは爆睡、テアナウで目が覚めトイレ&みやげ買い(NZD11.30)。帰りの遊覧飛行を予約してた人は18人もいたけれど、結局飛ばず。JTBツアーの人はここのFiordland travelで払い戻し。例のブツブツおじさんも。おいおい。もし飛んだらどうするつもりだったんだろう。特大のソフトスーツケース&カートなんか持ち歩いて....乗れたのかなぁ?

A-LINE HOTEの目の前でバスをとめてくれたので周りの席の人に挨拶をしてツアーと別れる。勿論ガイドさんとドライバーにもお礼を言って。ガイドさんとは仲良しになっていたので、「あれっ、町中で降りるんじゃ無かったんですかぁ?」と声をかけられる。こういうのはとっても爽やかないい感じですね。
そうそう、スカイライン・ゴンドラのカフェは夜見ると幻想的!真っ暗な空中遙か高くに、くっきり浮かび上がってまるでUFOの様。

かなり疲労してるので、夕飯はカップヌードルだけにして、お風呂に入って寝ることに。静かだし清潔かつ簡素でとても良い宿です。あいちゃんに感謝

ああ、とっても良い1日でした。
満足。満足。大満足。
おやすみなさい。

(第2日目終了)
(この稿の原著者:かずちゃん、編集者:あいちゃん)


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