第7日目

帰国の朝

とうとう最終日。

最後の宿The Best Western Airport Travelair Motor Inn )が大外れだったけれども、まあこれも逆さ柱と思えば何のことは無い。ところで5時にお願いしたモーニングコールがこない。おじさん、ちゃんと起きているんだろうなあ、6時の送迎大丈夫かしらん。あと、帰りの便の混み具合いが気になるなぁ。なにしろ来るときはがらがらだった国内便が昨日は満席だったからねぇ。

今回の旅行はあいちゃんの旅行計画を参考にさせていただいたので(というより、トレースに近い、笑)、完全な個人手配旅行とは言いにくいけれど、これまでに何度か一人で海外出張していることもあり、さほど緊張することは無かった様に思う。

クイーンズタウン周辺のアクティビティーや観光名所(笑)も、スピードボートやらバンジージャンプみたいに始めっからパスのもの以外は、ほぼ完全制覇でき大満足。特に乗馬があれほど快適なものとは思いもしなかった。でもねぇ、日本で乗馬となると、遊園地のお遊びか、お上品なやつかの両極端しか無いだろうね。北海道の田舎に住んでいれば別だろうけど、生活に必要な訳じゃないからしょうがないけどさ。

さすが早朝、約10分で空港到着。チェックインも待ち時間無しで、無事いい席を確保。非常口の所の通路側。おいおい、これって来る時のフライトで座ってたら追い出された席じゃん(笑)。それはいいとして、出国税のことをコロッと忘れてました。支払い窓口の所で思わずNZ$の残金を確認。NZ$22支払ったらNZ$3.25しか残ってない(爆)。

あいちゃんに頼まれたクッキーはパスポートコントロール内外の店をあらかた回ってみたが、どうも見つけることができない。殆ど同じデザインの栗入りのは売ってるのに、マカデミアナッツ入りのはどこにも見あたらない。季節商品ってわけは無いだろうにねぇ。あいちゃんには申し訳ないけれど買うのは断念。

Moonlight Stable Hurse Trekkingで一緒になった2人連れの女の子と搭乗口で再会する。彼女達の話だと我々が行ったトレッキングが一番内容がいいとのことで、他のツアーは馬の調教が今一だったりするらしい。となると、次の日の予約が雨でキャンセルになったのは暁光だったのかもしれない。

それにしても本当に満席!非常口の所の席さえ満席とは。早めにチェックインして正解でした。

折り返し便の到着が遅れたせいで出発が約30分遅れるが、まあこれくらいはかわいい物、でも機内食がひでえなぁ。久々に食べようと思ったら配り初めて1時間もかかってるし。何と焼きうどんしか残っていない。おまけに係員はいいかげんで、チキンだとぬかす。ぐちゃぐちゃしてて食えたもんじゃない。隣の夫婦連れには、わざわざ最後のオムレツを取っておいたりビジネス席の残り物を運んできたりと差別がひどい。あきれてしまう。日本時間10時ころ。隣のおっさんが食べてるのを見てサンドイッチを頼むと、これまた品切れ。ああついてないなぁ。

でもフットレストも付いてるし前も空いてるので、思いっきり足を伸ばせるので本当に快適。2回目の食事は美味しかったし。

成田へ

成田空港到着16:50、入国審査まではスイスイだけれど、荷物がなかなか出てこない。結局30分以上またされる。17:37発の京成特急に飛び乗る。なんとか座れる。まだ明るい!

おお暑い。雪や雹(ひょう)に見舞われて震えていたのが嘘みたい。

旅を終えて

毎回の事だけれど、日本に帰ってくるたびに感じる事は同じ。まるでスラムの様にちまちました住環境のお粗末さと、若者の華奢な体付きと無気力な顔付き。1週間もたつと、あっと言う間に自分自身が同化してしまい何も感じなくなってしまうけれど、毎回感じると言う事は、やはり真実なのだと思う。こういう感覚をすこしでも維持する為だけでも少なくとも年に1回は国外に出る必要があると思う。このところ少なくとも家族旅行は年一回出かけているのだけれど、リゾート地にしか行かない訳なので娘にはこういう感覚がどれほど、感じてもらえているのか。まあ、少なくともツアー旅行で連れて行っている訳では無いので少しは役に立っていることだろう。

(「かずちゃん、ニュージーランド一人旅」完)
(この稿の原著者:かずちゃん、編集者:あいちゃん)


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