京風白味噌雑煮

京風白味噌雑煮

正月も終わったというのに、今更のお雑煮の話題。

我が家は私が京都、妻が関東なので、基本はすまし仕立てのお雑煮です。では京風雑煮はどうかというと、一般的には白味噌雑煮でして、子供の頃の記憶をたどればやはり白味噌雑煮でした。

ただ、子供の頃、私は雑煮が好きではなかったので、正直なところ味の記憶があまりありません。

しかし、今、おっさん後期・老年突入の歳になってたまに食べたくなることがあり、妻も作って欲しいというのでこの正月は二度ほど作りました。作り方などはクックパッドとか参照していただければいいかと思いますが、私の場合の材料は「かつおと昆布でとった出汁」「大根(いちょう切り)」「人参(いちょう切り)」「糸削り」「餅(本来は丸餅)」です。普通は「小芋」も輪切りにして入れるようですが私は入れません。

現代流には、いちょう切りにした大根と人参は予め茹でて柔らかくしておきます。もちろん出汁で煮てもOK。これを出汁に入れて柔らかくなったら、白味噌(関東だと極めて限られた種類の白味噌しか無い)を入れますが、これ、かなり沢山入れます。味をみながら加減して入れて、お椀の底に餅がつかないように大根・人参を少々お椀に入れて、茹でた餅を乗せ、あとは残りの大根・人参・白味噌汁をかけて、上から糸削りをたっぷりのせてOK。湯気で糸削りが踊り、いい香りが漂います。

食べたことがないと、多分白味噌の量の加減が全くわからないと思います。

食べログで「白味噌雑煮」で検索すると意外とあるようですね。私の記憶は小さい頃に祖母が作っていた雑煮を記憶の断片をつなぎ合わせたものなので、天国で祖母が見て「そんなんちゃう!」と怒っている気がしますが….。



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