金沢旅行情報:どこに宿をとるか?

金沢旅行情報:どこに宿をとるか?

金沢に到着するのは、飛行機にせよ新幹線にせよ在来線にせよ、はたまた高速バスにせよ到着するのは基本的には金沢駅です。飛行機は小松空港に到着しますが、普通にリムジンバスに乗れば到着するのは金沢駅です。

金沢駅東口を出ると、旅人に傘を優しくさしかけるように広がるのがもてなしドーム。そして印象的な形状の鼓門(つづみもん)。

でも宿は?

宿が集まるのは、金沢駅周辺と、香林坊周辺、近江町周辺、あとはバラバラと。経験的にそれぞれのメリットやディメリットをあげてみますので、判断の足しにしていただければ幸いです。

金沢駅周辺

金沢百番街(飲食・ファッション・お土産・スーパーマーケットと一通り揃う)、金沢フォーラス、そして比較的安いホテルからホテル日航金沢のようなハイクラスホテルまで揃っています。とりあえず、一通り揃うのはメリットですが、裏を返せばそれしかないのです。狭い範囲に一通り揃っているので便利さを感じますが、駅周辺にしか諸施設が無く観光ポイントからも離れているのが最大のディメリットです。

でも、最後の日は便利です。金沢駅には多くのコインロッカーがありますが、すべからく埋まっていてなかなか空きが見つかりません。結局バッグを抱えてお土産を買うことになったりしますが、駅そばのホテルだとチェックアウトあとも荷物を預かってくれますので、ゆっくりお土産調達もできます。(駅付近のコインロッカーについては別の記事にします)

近江町周辺

個人的には一番オススメです。ただし、近江町市場内の飲食店は一部を除いて結構高いのであまりおすすめしません。一見すると、近江町市場とかかなざわはこまち、エムザといったショッピング施設があるだけのように思いますが、ホテルのスタッフに聞けば、地元民ご愛用のお店も教えてもらえるでしょう。そういう店が散らばっているのも近江町付近の面白いところです。

何より近江町付近は観光基地としては最適なのです。金沢城公園まで徒歩すぐ(黒門口)ですし、黒門口から金沢城公園を抜けて石川門に出ればそこはもう兼六園の桂坂口です。尾張町のあたりへ脚を伸ばし、久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう、通称「久保市さん」)の脇を入り暗がり坂を抜けると、主計町(かずえまち)茶屋街、そこから浅野川大橋を渡ると有名なひがし茶屋街。

バス停武蔵ヶ辻・近江町市場から南行のバスは全て香林坊に止まりまして、この区間に限り北鉄バスは100円です。歩いて尾山神社を経て香林坊に出るもよし。近江町市場から南東に金沢城公園の南に出ていもり堀に出るとそこは広坂。21世紀美術館があります。

このように主要な観光ポイントは全て徒歩圏内にあります(冬場と真夏の酷暑の日、荒天の日は除く)。徒歩でなくても、武蔵ヶ辻・近江町市場からは各方面に向かう北鉄バスには不自由しません。

ただ、金沢駅周辺ほど大きな宿が沢山あるわけではないので、宿探しはちょっと大変かもしれません。



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香林坊周辺

香林坊の交差点から片町にかけてはホテルが沢山あります。ホテルトラスティ金沢香林坊は私も泊まったことがありますが、まあまあのポジションです。といってもひがし茶屋街・主計町茶屋街あたりは長方形の対角線関係なので、結構距離がありますし、ひがし茶屋街最寄りバス停である橋場町を通るバスはあまり多くありません。

しかし、香林坊交差点から広坂までは石川四高記念館やしいのき迎賓館をみながら歩くとすぐです。広坂には21世紀美術館があり、広坂交差点からは兼六園の真弓坂口もすぐです。特に、兼六園ライトアップ(無料)のときの入り口は、真弓坂口か蓮池門口(れんちもんぐち)あるいは小立野口からしか入れませんので、香林坊に宿があると便利は便利です。

東急スクェアの裏側からせせらぎ通り沿いに歩くと長町武家屋敷があります。ここも香林坊からすぐです。

夜、飲みに行くになら片町とか竪町(たてまち)も近いですし、懐かしい風情の柿木畠(かきのきばたけ)商店街も近いです。

ナイトライフも楽しみたいなら、香林坊あたりの宿でしょう。

まとめ

個人的なオススメの順番はこんな感じです。

  1. 宿は多くないけど、観光基地として好適なのが近江町周辺。
  2. 宿の数も多く、飲食には困らず、ナイトライフの片町も近い、21世紀美術館や兼六園にも近いけれど、ひがし茶屋街にはちょっと距離があるのが香林坊周辺。
  3. 大きなホテルが多くたち、土産物から飲食、ファッションまで狭い範囲で全部揃うし、到着時や帰るときに非常に便利だが、どの観光ポイントからも離れており、駅周辺にしか主だったお店がないのが金沢駅周辺。

いかがでしょうか?参考になりますか?



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