JGC修行を考えてみる(1)

JGC修行を考えてみる(1)

はじめに

記事本文の最初にお断りしておきますが、筆者はJGC修行初心者どころか、これからやってみようかという赤ん坊(歳は相当食っていますが)でありますので、非常に初歩的な事ばかり書いておりますがご容赦ください。というかJGC達人の方は本記事などは、鼻で笑って無視してください。ただし、いつの時代にも初心者はいますので、そう言う方のお役に立てばということで、一緒に悩んで?苦労していきましょう。

JGC修行とは?

知らない人は、なんか新手の宗教の修行か?とか思われるかもしれませんが、そうではありません。JAL GLOBAL CLUBというFrequent Flyer Program、略してJGCのステイタスを、凡人が得るために搭乗そのものを目的として飛行機に乗りまくることを世間では「修行というそうでありまして、無事ステイタスを獲得できると「解脱」というそうな(笑)。なんだかなぁ。

言葉はともかくとしても、仕事で月に何度もJALを使った出張があるとか、年に何度もJALでの海外出張があるようなエクゼクティブ、社畜な方はほぼ自動的にステイタスの条件をクリアできると思います。こうやってステイタスを得るのが王道中の王道です。しかし一般ピープルにはほとんど関係ないですね。しかしステイタスを得たい、だから「修行」が必要なのです。

修行してまで取るってなんのメリットがあるの?と思われるのはごもっとも。こちらのサイトに詳しく書かれていますのでご参考までに紹介しておきます。

JGCのグレード

今更私が書くまでもないですが、JGCには4つのグレードがあります。受けられる特典に様々な細かな違いはありますが、非常にざっくりと目立つところだけを記載してみます。詳細はJALのホームページで確認してください。

比較のために国内線ファーストクラスの場合(JGC関係なし)も載せておきます。国際線ファーストクラスに自腹で乗るなんてことはほとんどの一般ピープルには終生あり得ない(マイル消費は別です)ことですが、国内線は若干の費用追加で空きがあればのることができます。受けられる特典はサファイアより高くダイヤモンドとほぼ同等のサービスを受けられますので、これでよろしければわざわざ苦労して修行する必要はありません。ただし、JALのファーストクラスは路線と便が非常に限定されていますけど。

グレード国内線ファーストクラスダイヤモンドプレミアサファイアクリスタル
専用カウンターでのチェックイン×
無料となる受託手荷物許容量優待合計45kg国内線:+20kg
国際線:+1個
国内線:+20kg
国際線:+1個
国内線:+20kg
国際線:+1個
国内線:+20kg
国際線:+1個
国内線チェックインファーストクラスカウンター、JGCカウンターファーストクラスカウンター、JGCカウンターファーストクラスカウンター、JGCカウンターJGCカウンターJGCカウンター(クラスJ利用時のみ)
国際線チェックイン –ファーストクラスカウンターファーストクラスカウンターファーストクラスカウンタービジネスクラスカウンター
保安検査ダイヤモンド・JGCプレミア専用検査場ダイヤモンド・JGCプレミア専用検査場ダイヤモンド・JGCプレミア専用検査場JGCエントランスJGCエントランス
ラウンジダイヤモンド・プレミアラウンジ、サクララウンジ、その他ラウンジファーストクラスラウンジ、ダイヤモンド・プレミアラウンジ、サクララウンジ、その他ラウンジファーストクラスラウンジ、ダイヤモンド・プレミアラウンジ、サクララウンジ、その他ラウンジサクララウンジ、その他ラウンジ×
優先搭乗
ボーナスマイル50%130%105%105%55%
マイル有効期限廃止(資格有効期間内)×××

狙うべきクラス

先の表を見ていただくとわかりますし、空港での時間の過ごし方を考えると誰でもわかる違いが、ラウンジです。ゴールドカードを持っていると使えるラウンジもありますが、羽田以外は全て制限区域外の一般エリアにあります。なので、ぎりぎりまでラウンジでゆったりというわけにはいきません。羽田のパワーラウンジはセキュリティチェックの後の制限区域内にありますが、ちょっとしたソフトドリンクがあるだけです。食事提供などはありません。改装されて綺麗になってからほぼ全ての席に、充電用のUSBポートとコンセントがありますので、充電のための電気は自由に利用できます。

また、ピーク時の荷物預けカウンターとか長蛇の列になりますね。ここで30分とか楽にロスがあります。そんなときにJGCというマークのついた人の少ないカウンターがあります。それを見て「羨ましいけど自分には関係ない!」と思う人がほとんどだと思います。しかし、ステイタスがあれば、長蛇の列を尻目にスイスイですよね。

そうやって考えると、最低でもサファイアが狙いどころです。というのも、サファイアのグレードを獲得しJALカード CLUB-AまたはCLUB-Aゴールドを所持し続ける(=年カード会費を払い続ける)限りは、JGC会員としてサファイアと同レベルの特典を受けることができます。

なので、サファイア狙いです。クリスタルはだめです。ただ、サファイア修行の途中で必ずクリスタルには到達しますので、その時点から優先搭乗が可能になります。クラスJならJGCカウンターを使えるだけでも助かりますね。



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各グレードの達成条件(暦年の1年間の間に)

グレードダイヤモンドプレミアサファイアクリスタル
FOPのみ100,00080,00050,00030,000
対象運賃での搭乗回数120回 かつ 35,000FOP80回 かつ
25,000FOP
50回 かつ
15,000FOP
30回 かつ
10,000FOP

FOPというのはFLY ON POINTの略です。搭乗して得られるフライトマイル(搭乗区間と搭乗クラス・運賃等から決まるマイル)に換算率(国内線は2倍、日本発着 中国・香港・アジア・ オセアニア線は1.5倍、その他の国際線は1倍)を掛けて、運賃に応じて決まるボーナスポイントを加算します。

このサイトで区間と料金に応じたフライトマイルとFOPを調べることができます。

FOP単価

航空券はいかなる種類でも特典航空券以外は全て運賃が必要です。そしてその運賃で搭乗することで得られるFOPがあります。いかに低い運賃で高いFOPを得るか、単純に「運賃÷FOP」でFOP1ポイントあたりの運賃がでます。これをFOP単価と言います。

湯水のごとくお金をかければFOPはすぐにでもたまりますがそうはいきません。

いろいろ調べてみると、国内線だと8円を切った7円代になれば上出来。海外も同様ですが、海外で数円とかにするためには、海外発券にしないと無理です。ただし、日本発の海外発券というのはNGですので、国内で例えばマレーシア往復を発券し、マレーシア発券でどこかへの往復を買うと、2往復分が日本発券よりはFOP単価は下がります。

いずれにせよ海外のほうがFOPは少ないフライトでたまります。ただし、もう10年くらい海外にいかないとめんどくさいとか、なんだかんだいいつつ準備が大変というのもあるでしょう。慣れればなんてことないですけど。その点国内だと最悪でも最低限の着替え(宿泊する場合)と財布とJALカードだけあればなんとかなります。海外だとそうはいきませんからね。

どちらを選ぶのかは個人の自由です。

FOPか回数か

サファイアに達するにはフライト回数50回が必要です。沖縄方面の離島の方だと近隣の島往復なんてのは普通にあるでしょうからすぐに50回くらいはいけると思いますが、羽田からだと結構難しいかも。最安で便数が多いのが羽田・伊丹ですが往復で1万8千円ほど。これを25回ですから45万円ほど。

これならもっと安くかつ快適にあげる方法があります。

今日のところはここまで。続きは次回に。

次回



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