海外街歩きの時のバッグ(サブバッグ)

海外街歩きの時のバッグ(サブバッグ)

前回の続きっぽいのですが、海外街歩きのときのバッグ(男性限定)の話です。女性のバッグの話はよくわかりませんので、とりあえず男性の場合です。

海外街歩きバッグの条件

基本的には以下のような条件を満たす必要があると思っています。

  • ブランド品は論外中の論外
  • クラッチバッグとかも論外で、あれは大きな財布(purse)以外の何物でも無い
  • 手提げのビジネスバッグは、手から離す機会が多く強奪されやすいので却下
  • 片掛けのショルダーバッグはどうぞ盗んでくれといっているようなもの

こうやってNOを掲げると、街歩き用として残った選択肢は限られます

  • 体にぴったりとしたショルダーバッグの斜めがけ(尻より下のぶらぶらしているのはダメです)
  • ボディバッグ
  • リュック

他に何かあるか?ってーと、男性の場合はせいぜいこんなものでしょうか。頭にくくりつけるとか?(笑)

安全を高めるバッグ自身の機能

安全度を高める工夫としては、

  1. 防刃機能(バッグ本体および肩掛けベルト)
  2. 対RFIDスキミング防御
  3. 柱などの固定物に安全にくくりつけておける機能

があれば必要かと思います。

防刃は、カッターナイフで切り裂いて中身を奪うスリ対策。

対RFIDスキミング防御はパスポートやカード類をバッグの外側から読み取る(スキミング)ことへの対策です。

くくりつけ機能は、椅子やテーブルの脚、柱などにリュックやバッグをくくりつけておき置き引きにあわないようするためのもの。普通にくくりつけるだけだと簡単に外せますし、ストラップを切って持って行かれたら終わるので、ストラップもカッターナイフでは簡単に切れないワイヤー入り(a)や防刃繊維である必要があり、リュックのストラップをとある工夫で簡単に外れないようにし、柱などにぐるぐる巻きにしてある工夫でリュックに止めるというもの。

余談:TSAロックは要りません

他にもTSAロックとか考えらえますがこれは不要だと思います。TSAロックには001から011までの11種類のマスターキーがあるそうですが、空港のTSA職員がこのマスタキー全てを所持しているとは限らないとのこと。なので、TSAロック施錠済みなのにロックやスーツケースそのものを破壊して検査された例も少なからずあるそう、航空各社は米国への荷物はいかなるロックもしないことを推奨しているところが多いそうです。TSA職員の重要なミッションは、旅客の荷物保護ではなく、米国をテロから守ること。なので、不審物検査のためには、ためらわずにバッグのロックを破壊します。で閉じなくなったらテープでぐるぐる巻きにしてコンベアに流す。これ、やられると悲惨ですよねぇ。

アメリカ発着の飛行機では、スーツケースは絶対ロックしないこと。これが逆にスーツケースを公権力による破壊から守る唯一の手段です。

壊された例はググればいくらでも例は出てきます。

この写真がスーツケース(ACEのProtecA)のTSAロック(No.002)です。青い位置にマークがある(あるいは鍵穴が縦になっている)状態が解錠されている状態です。普通は自分の手から離れるときに、ファスナーの持ち手をロックに差し込んで、鍵を入れて鍵穴を横にすることでロックされます。解錠できるのはこの鍵をもっているか、TSA002のマスターキーを持っているTSA職員だけです。もっともプロの錠前屋さんなら正規の仕事としてピッキングであけることは難しくないそうです。鍵としては確かに単純なので….。

スーツケースのファスナーはTSAロックの必要はないと思います。むしろ、二つのファスナーの持ち手の穴にビニタイ(コードなどがねじねじされてとめられているやつ)を通してねじねじしておくことで、何かの拍子にファスナーが開いてしまうことを避けられます。中身を盗む奴は鍵を壊して盗む・切り裂いて盗むのでTSAロックなんかあっても意味ないしむしろ下手すればスーツケースを破壊されるので飛行機の預け荷物としてはロックはしないのがベストだと思います。

XD DESIGN BOBBY

私がもっている前述の防刃対応のリュックです。すり対策として背負った時にファスナーはどこからも見えない位置にあります。

詳しくはこちらのサイトをどうぞ。

USBケーブルが便利?ではないです、実際には要りません。スリムタイプのモバイルバッテリーと10〜15cmの短いケーブルを持って入れば充電中はスマホと重ねて持ち歩けますし、バッテリーの状態もわかるのでそのほうが便利です。かえってリュックないのケーブルがうっとおしいので引きちぎりたくなります。

バッグ本体にはRFIDスキミング対策はありません。別途RFIDスキミング防御対応のポーチとかを持つ必要があります。



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Trust Bag

リュックというより小型のずた袋ですね。

本体、紐、ベルトは簡単にはナイフでは切り裂けないという代物。これも本体にはRFIDスキミング防御対策はありません。付属品としてRFIDプロテクション対応という紙製の袋がついています。ただ、経験的に、紙製のペラペラなものはスキミング対策としては弱いようです。通販で10枚で何百円なんてのも効果には疑問が残ります。多少高くてもちゃんとしたスキミング防御ポーチを使った方がよいです。

なんといっても、バッグ本体が超軽いです。小さめなのであまり沢山のものは入りませんが、逆に街歩きだとこれくらいでいいでしょうし、なにより普通にただの袋なので、予備としてスーツケースに入れておくと役立ちます、多分。一つもっているといいかも。

Pacsafeのシリーズ

まだ買っていないのですが、有力候補がこれ。

Pacsafeの防犯機能を簡単に説明した動画が下のもの。

ビデオの最初に出てくるのはLS100だと思われます。

Korin Design Click Pack Pro

他のものより少々高めですが機能的には二重丸っぽい感じ。

ただ、何箇所かのレビューで「ベルトの長さ固定がゆるゆるですぐに最長になってしまい、リュックがお尻にきてしまう」というなんともありえない感想が….

余談ですが、私の場合、レビューの類で五つ星とか四つ星のものは全く読まないか信用しません。読むべきは星一つとか星二つのネガティブレビューで使わないとわからないようなポイントを指摘しているものです。結構重要な指摘が多いから驚きます。

Metodo(ミトド)

クラウドファンディングでオープンになった防犯リュック。

よさげなんですよ。楽天やヨドバシなんかでも売っているようです。

が、しかしですねぇ、レビューがどこにもない。買って使ってみた!という声がない。いやぁ、不安ですよ、流石に。実物、どこかにないですかねぇ。これだけ沢山製品の販売がひっかかってくるのに、ブログや販売サイトにレビューがない。つまり全然売れて居ない?

と、こんなところがいい感じのチョイスかと。防犯リュックって多そうだけどまともっぽいのは意外にすくない。


 

 



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