シンガポール航空 787-10のビジネスクラス

シンガポール航空 787-10のビジネスクラス

シンガポールへは先に書いた通り、シンガポール航空787-10のビジネスクラスを使いました。

機内では写真とかほとんど撮っていませんが、マスメディアのほうにはたくさん上がっていますのでそちらをご覧ください。

結論からいうと「素晴らしい経験ができた」の一言です。往路は昼便、復路は夜便なので昼夜両方の過ごし方を経験できました。あくまで「素晴らしい経験ができた」ということであり、このシートが超素晴らしいと言っているわけではありません。

このビジネスシートのいいところ

  1. スタッガード配列なので、座席の左側もしくは右側に個人収納スペースがあり、パスポートを入れたトラベルオーガナイザーなどをしまっておける。備え付けのBOSEノイズキャンセリングヘッドホンが最初には収納されている。8インチタブレットなどなら収納可能な大きさ。
  2. 個人収納スペースの手前に引き出し式のミラーがある。夜便で寝ているときなどには意外に毛が跳ねていたりするので要注意(笑)。
  3. 引き出し式テーブルは二つ折りで広い。ノートPCなどよほど重量級でない限り無問題。食事時はパネルを閉じて横にある個人収納スペースのところに置ける。
  4. USB充電ポートは2口ある。容量は多分せいぜい1Ah程度だと推測できるので、タブレットの充電などは時間がかかるか充電しきれない恐れあり。
  5. ユニバーサルAC電源が一口ある。ユニバーサルなので普通に日本のAC100Vプラグがしっかり刺さり、よくあるユニバーサル電源のように抜け落ちたりしない。USB充電ポートの容量が小さいので、Ankerの小型大容量充電器とか持参を強く推奨。私はこれをいつも持っています。
  6. 欠点もあるけれど、やはりフルフラットになるのは素晴らしい。
  7. 両側の肘掛けは簡単に上下できる。起きているときはあげておき、寝る時に下げるとその分眠るスペースが広がる。
  8. 18インチの個人モニターも非常にみやすいし、手が届きづらい分全ての操作はリモコンでできる。
  9. 利用できるBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンの効果は素晴らしい(音質はBOSEよりSONYのほうが好みですが….)。
  10. キルティングのブランケットは暖かくて心地よい。


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このビジネスシートで残念なところや注意点

  1. この個人収納スペースは離着陸時は扉を閉めることを要求される。充電ケーブルやACアダプタを挿したままでは扉は閉まらないので抜く必要がある。大した問題ではないとは思うけど。
  2. フルフラットになるのは良いが、膝から下が入る部分(前の席の個人収納部の下側にあたる)が狭いため、寝ているときにあまり足を動かせないので窮屈さは否めない。私などは片足を曲げて寝る癖があるため(笑)どうにも足のやり場がない。まあ、フルフラットになるだけマシですが。
  3. すぐ横の窓は、コンパートメントの壁が大きくはみ出ていて離着陸時の景色を見づらい
  4. 注意:前方席のポケットは通常のように伸縮式ではなくプラで大きさが決まっている。すでに機内誌などがぎっしり入っているので、機内で貰った新聞を突っ込むのがやっと。あまりものを入れることは期待しないほうが良い。
  5. 注意:足を入れるソフトクッションのある部分は、物入れではないと注意書きがある。軽くてソフトなもの(マフラーとか)ならいいけれど、バッグなどを入れてはいけない。

やはりこのシートは素晴らしい

多少のマイナーな問題はあるにせよ、全体的にはこのコクーンタイプのシートというか個人スペースは、少なくとも昼間飛行では素晴らしい。プライバシーが確保できるし、フルフラットになって横になり居眠りできるのもよい。しかし、真剣に夜を寝て過ごそうとすると恐ろしく窮屈さを感じるのも事実です。

なんだかんだいいつつ、こういうのを味わってしまうと、エコノミークラスとか乗りたくなくなるし、たとえプレミアムエコノミーでも所詮はエコノミーでしかないと思うわけで、贅沢病にかかってしまいます。エコノミーでの旅行2回をビジネスクラスの旅行1回にしてもビジネスクラスで行きたいと思いますねぇ。






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