全て見せます! 2019年SFC修行総決算と今後修行する人へのアドバイス

全て見せます! 2019年SFC修行総決算と今後修行する人へのアドバイス

4月20日のこのブログの記事に以下のようなものを書きました。

この内容と一部重複しますが、総決算として費用などをオープンにします。そして今後SFC修行をする(ANAのプラチナ会員資格を取る)方へのアドバイスなどができればと思いこの記事を書きます。

修行のために飛んだ行程

まずは行程と費用の詳細です。

1回目:正月明け翌週で2泊(夫婦旅行)、西鉄リゾートイン那覇に宿泊
2回目:1月下旬、日帰り
3回目:1月末~2月1日での1泊、ダイワロイネットホテル那覇おもろまち宿泊
4回目:2月中旬、コンフォートホテル那覇県庁前宿泊
5回目:3月上旬、ホテルレオパレス博多に前泊、シンガポールではQuincy Hotelに宿泊
6回目:4月中旬、シンガポールではRendezvous Hotel Singaporeに宿泊

燃油サーチャージ等含めた航空運賃とそれに対するPP単価は上述のとおりです。

5回目のシンガポールは、シンガポール航空が福岡に787-10を就航させたのを記念して3月末までの期間限定で特別価格でビジネスクラス(ANAのPP積算レートは125%)を発売したのを利用したものです。

6回目のシンガポールは、ANAを使ったいわゆるOKA-SINですが、以下のYouTube動画で説明している方法でシンガポール往復と那覇日帰りの間で自宅宿泊できるようにしていますので、非常に楽でした。この方法はJAL・ANAともにシンガポールでは使えますが、JAL運行便/ANA運行便に限定すれば時刻の関係でクアラルンプールでは使えません。クアラルンプールはシンガポールほど便数は多くありませんので、修行であればシンガポール一択だと思います。

現在のプレミアムエコノミーは値上がりしてしまいましたが、このときは予約クラス(エコノミーシートとかプレミアムエコノミーシートといったキャビンクラスとは違います、料金グレードを表すクラスです)EでPP積算率100%の料金でした。今はほぼ同じ料金であれば予約クラスNでPP積算率70%となり、なおかつアップグレード不可ですからかなり不利です。

この予約クラスEのプレミアムエコノミーはマイルでのアップグレードOKの料金なので、手持ちのANAマイルを使って往復のアップグレードを申し込みまして、往復36,000マイルでビジネスクラスにアップグレードできました。このアップグレードをしていなければ今頃手持ちのマイルは10万以上になっていたのですが…。

これらの行程のポリシーは以下の通りです。

  • コストにはある程度目をつぶり1回のPPを増やし回数を減らす
  • 1回のPPを増やすため、できるだけ上級シートを使う。国内線ならプレミアムクラス、国際線ならプレミアムエコノミーかビジネスクラス。
  • 国内線は効率がいい那覇線一択。
  • ANAの場合、成田からも那覇へ飛んでいるので、料金も安い成田-那覇も有効に使う。実績をご覧いただくとわかりますがプレミアムクラスだと片道1万円ほど違うので往復で2万円違います。宿代を払っても羽田より安い。ただし1日余計に費やします。
  • 高評価のシンガポール航空を一度は利用したい。

費用総決算

航空運賃は冒頭の表の通りです。

表には記載しておりませんが、航空運賃以外がそれなりにかかっています。先に書いたシンガポールのホテル代と那覇のホテル代(一人旅行分のみ)があります。しかし地上交通費は意外に安くて、ゆいレールも含めて1万3千円ほど。あとは土産代が多少かかったりしています(笑)。ほかに海外旅行保険とかね。カード付帯のものは死亡時はいいのですが疾病・けが治療の治療費が非常に貧弱なのでその部分だけを別途盛っています。

航空運賃以外の宿代とかそのあたりは、本人次第である程度節約は可能かと思いますが、シンガポールを修行対象に選んだときは、シンガポールの宿はあまり安くはない(安宿はろくなことがないのは万国共通の一般論)のと、やはり普通に滞在して楽しみたいという気持ちもありましたので、3泊のほうはRendezvous Hotel Singapore by Far East Hospitality (ランデブーホテル・シンガポール)のクラブフロアの部屋を予約しました。これは大正解でしてクラブフロアでは大変快適な滞在でした。

よかったこと

  1. 修行された方共通だと思いますが、那覇という場所への心理的な距離が激的に縮まった。以前は、グアムやサイパンについで遠い場所でしたが、今は「日帰りで沖縄そばを食べに行ける」場所になりました。良し悪しはあるでしょうが、私の場合、よかったことに入れています。また、それに関連して琉球の歴史に興味が湧いてきました。
  2. 1月正月明けからすぐに那覇へ行くようにしたので、希望の時刻のフライトが容易に取れ宿泊の際も宿代が割安だった。前述のように1月〜2月は沖縄はシーズンオフなのでフライトも取りやすく宿も安いのです。これは大正解でした。
  3. OKA-SINで、シンガポール往復とその前後の那覇往復の間を自宅でゆっくり寝たこと。これは特にシンガポール帰国後が大きくて、OKA-SIN実行者の多くが、シンガポールから帰って疲れた体で那覇往復は辛かったといっているところです。私場合は、シンガポール帰国翌日の那覇では、半日観光を楽しむことができました。
  4. 国内線ではプレミアムクラス、国際線ではビジネスクラスやプレミアムエコノミークラス(実際はマイルでジビネスクラスにアップグレード)を使ったので、少ない回数・短い期間でプラチナの条件を達成できた。初回登場から達成まで3ヶ月でした。


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反省点

あまり反省点ってないのですが…。

  1. 良かった事との裏腹で、プレミアムクラスとかビジネスとかを使っているので、燃油サーチャージを含めたPP単価は10円を切ることができなかった。ですが、その分、余裕のよっちゃん旅行の連続ですので、個々のフライトの満足度は非常に高かったですが。
  2. 普通の人は関係ないですが、一人で動画と静止画の両方を撮ろうとしていたので、どちらも中途半端。ブログにするときに、静止画が少なくて困りました。どちらかをメインで決めた方が良いです。普通の人は静止画メインで行くべきですね。

これから修行される方へ

ANAの場合はJALと違って回数修行は存在しないのでPP獲得一択です。

費用と時間(修行期間/回数)は両立しない

PPを稼ぐためには、安い普通席で回数を乗るか、一回のPPが多いけど高くなるプレミアムクラスやプレミアムエコノミー・ビジネスクラスを使うかになります。このあたりは修行する人がどちらを重視するかによりますが、一般論として時間(回数)をかければPP単価の安い普通席で回数乗るほうが安くなるでしょう。

しかし、回数が増えると付帯費用(地上交通費や飲食代など)も増えることを忘れてはなりません。また、かける時間もコストである(ビジネスでかける工数=コストという原則と同じ)ことも忘れてはいけません。

どちらが良いという一般論はないので、自分の都合で試算して考えるのが重要です。

那覇修行は1月~2月に集中すべし

那覇は本土の人間からみたらリゾート地で、シーズンオフは1月~2月だそうです。3月に入ると春休みや卒業旅行があり、5月は半ばあたりから梅雨入り、そのあとすぐに台風シーズンとなり落ち着くのは10月中旬以降になります。そうなると修行には2ヶ月ちょっとしか残りません。

フライトキャンセルなどのリスクをさけるために、那覇修行は1月の正月明けからすぐに行うべきです。1月~2月のオフのときは飛行機の予約も撮りやすいし、天候が荒れることも少ないですし、泊まるにしても宿代は割安になります。さらにできるだけ月~木曜日を噛ませればさらに安くなります。

来年修行しようという方は、那覇往復をとにかく1月と2月に集中させたほうが良いです。できれば1月~2月の那覇往復で、30,000PPのブロンズ達成をめざすくらいのほうがいいかもしれません。そこまではいかなくても半分の25,000PPくらいまでは目指したほうがいいですね。そうすれば、あとは海外発券のシンガポール2往復、内容によっては1往復くらいでいけちゃいます。

人によりどのシーズンが休みを取りやすいかによりますが、修行に徹するのであれば閑散期を狙う・閑散曜日(火曜・水曜・木曜)を狙うこと必要になり、どれだけ有給休暇をとれるかにかかっていますね。そういう意味では仕事の週休日が土日ではなく、火曜日・水曜日・木曜日にあたっているとかいうと那覇日帰りに有利です。

成田へも交通の便で選択肢があるならば、成田-那覇というのもプレミアムクラスだと片道で1万円ほど安いので大いに検討の余地があります。ただ、時刻の関係で那覇のホテルに着くのは22時半ごろになりますし、朝は朝食こそホテルで食べられますが、一泊の割には観光する余裕はありません。しかし、一泊しますからかなり楽です。

まとめ

プラチナ会員(SFC会員)は、あくまで旅を楽に楽しむための手段です。目的ではありません。世の中にありがちなのが手段の目的化ですね。海外へ行く予定ゼロとかであれば修行はほとんど無駄なのでやめたほうがいいです。

たまの国内旅行であれば、JALなら路線は限られますがファーストクラス、ANAならプレミアムクラスを取ればいいです。どちらも上記会員同様にラウンジ(JALなどは平サファイア会員では使えないダイヤモンド・プレミアラウンジが使えますし、ANAでもANAラウンジが使えます。優先カウンターも使えますし、優先的な預け入れ荷物の扱いもあり、優先搭乗もあります。一回の搭乗に限定していえば、搭乗から降機・荷物ピックアップまではほとんど上級会員と差がありません。差が出るとしたら予約時座席指定できる範囲が上級会員のほうが広い程度です。

とはいえ、一度とっておけばJGCあるいはSFC所有であれば、那覇空港や新千歳空港の長蛇のチェックイン列に並ばなくて済みます。実のところ、昨年の夏の札幌夫婦旅行でチェックインのときにウルトラ長蛇の列で一時間近く並んだのがSFC修行の直接のきっかけではあります。持っていれば、普通席でも優先扱いなのでうれしいのは間違いないです。

飛行機に乗るのが大好きな人であり、趣味費用として割り切れるのであれば取る価値はあります。

Enjoy Your Flight.



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